「自分たちの結婚式は親族だけで挙げたいな。」
「結婚式って大勢のゲストを招待しないとダメなのかな?」
結婚式をイメージしたときに、大勢のゲストに囲まれて祝福されるシーンを想像する方が多いのではないでしょうか?
どうしても結婚式と聞くと、大人数が参加するパーティーのようなイメージがあるため、結婚式は派手にやらなければならないと感じている方もいるはずです。
しかしながら、決して世間の大半の人がイメージするような結婚式をやる必要はないのです。
結婚式には、「ゲストは〇〇人招待しなければならない」や「お金をいくら掛けなければならない」といった決まりはありません。
新郎新婦の数だけ結婚式のスタイルがあり、お二人が理想とする結婚式を挙げることが結婚式のあるべき姿なのです。
今回、この記事では「親族のみの結婚式」について解説していきます。結婚式のゲストと聞くと、親族に加えて友人や恩師、会社の上司と同僚を招待することをイメージすると思います。
その一方で親族だけを招待する結婚式のスタイルもあり、最近密かに人気となっています。親族のみの結婚式のメリットや費用相場を解説しているので、あまり馴染みのない方でも親族のみの結婚式のイメージをもつことができるはずです。
さらに、親族のみの結婚式におすすめの演出例や成功させるポイントも解説しています。「親族のみだと盛り上がりに欠けるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、どなたでも効果的に使えるポイントを紹介しているので全く心配ありません。
親族のみの結婚式はあまりではないかもしれませんが、親族のみだからこその特徴があり、おすすめの結婚式スタイルです。
この記事がお二人が理想とする結婚式を挙げるための一助になれば幸いです。
目次
1章 密かにブーム到来!親族のみの結婚式
最近密かにブームを集めている親族のみの結婚式。
特にコロナ禍に入って少人数での結婚式が好まれる中、10~30人規模で行われる親族のみの結婚式を選択する新郎新婦が増えています。
ここでは親族のみの結婚式の特徴をご紹介していきます。
1-1 ゲスト一人ひとりとゆっくり話すことができる
親族のみの結婚式では、ゲスト一人ひとりとゆっくりお話をすることができます。
一般的な結婚式のゲスト数は60人前後となっています。これだけゲストがたくさんいると、新郎新婦がゲスト一人ひとりとゆっくりできる時間はなかなか取ることができません。
一方で親族のみの結婚式は10人~30人規模で行われます。本当にお付き合いしたい方だけを招待しているので、ゲスト一人ひとりとゆっくりお食事を楽しみながらお話をする時間を確保でき、感謝の気持ちを直接伝えることができます。
普段あまり会うことのない親戚の方もいらっしゃると思うので、ゆっくり話せる時間を設けることをおすすめします。
1-2 新郎新婦も食事を楽しむことができる
親族のみの結婚式では、新郎新婦も食事を楽しむことができます。
一般的な結婚式では、新郎新婦は各テーブルを回ったり、お色直しなどでゆっくり食事を楽しむ時間はなかなか確保できません。
一方で親族のみの結婚式では、演出や余興よりも歓談の時間を長めに設けることが多く、バタバタ移動することが少なく済むため新郎新婦も食事を楽しめます。
さらに親族のみのような少人数の結婚式では、高砂をなくして新郎新婦とゲストが同じテーブルで食事をすることもできます。
1-3 アットホームでリラックスできる
親族のみの結婚式はアットホームな雰囲気になり、リラックスして過ごすことができます。
一般的な結婚式は親族や友人に加え、会社の上司や同僚も招待することが一般的です。その場合、主賓のスピーチなどどうしても一般的な形式に則った結婚式の演目を行うことが求められます。これはこれで結婚式らしさがありますが、どこか緊張感を持ちながら一日を過ごすことになります。
親族のみであれば、必ずしも形式通りに結婚式を進める必要はなく、お二人の要望に合わせた演目を行うことができます。そのためアットホームな雰囲気を作りやすく、リラックスしながら結婚式の一日を過ごすことができます。
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1-4 準備の負担を少なくできる
ゲスト人数が少ないため、準備の負担が圧倒的に少なく済みます。
親族のみの結婚式の場合、そもそも人数が少ないのでゲスト調整が楽なことに加え、親族なので連絡も取りやすいです。さらに食事がメインであったり、一般的な結婚式のような入念な準備を必要とする演出を行わないため、圧倒的に準備の負担を減らすことができるのです。
一般的な結婚式は準備に4ヶ月程度かかりますが、親族のみであれば半分の2ヶ月程度で済みます。
結婚式準備にかけられる時間が限られている方は、親族のみの結婚式を検討してみてもいいかもしれません。
1-5 感染症対策が十分にできる
十分なソーシャルディスタンスを取ることができるため、安心して結婚式を挙げることができます。
昨今のコロナウイルスの影響は大きく、大勢のゲストを招待しての結婚式は難しくなっています。
実際にコロナ禍以前の結婚式の平均ゲスト数は60人あたりでしたが、コロナ禍に入り平均ゲスト数は40人あたりに減っています。
親族のみの結婚式は少人数なので、一人ひとりの距離を十分に取ることができ、感染対策面での不安を軽減させることができます。
2章 【人数別】親族のみ結婚式の費用相場
親族のみの結婚式にかかる費用を人数別にみていきます。
いずれの人数にしても、一般的な結婚式よりは費用を抑えることが可能になっています。
2-1 【10人】50~80万円
10人規模の場合、50~80万円が相場となっています。
10人の場合、「挙式と食事会」のスタイルが一般的です。この場合、挙式費用に加えて会食費用(会場費、料理・飲料費)、ちょっとした装飾、ギフトに費用がかかってきます。
両家の親と兄弟だけであるため、司会者をつけたり、演出を用意する必要もないため、費用を抑えられるだけでなくかなり準備の負担が少なく済みます。
ごく親しい人たちだけの集まりになるため、日頃の感謝を込めたおもてなしを重視して、料理やギフトにこだわってみてはいかがでしょうか。
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2-2 【20人】80~130万円
20人規模の場合、80~130万円が相場となっています。
10人規模と同様に20人程度であれば、「挙式+食事会」のスタイルを選択する方が多いです。
基本的なゲスト構成は10人の場合と変わりませんが、人数が増えた分だけ料理やギフトの費用が追加でかかってきます。
ただしお二人の工夫次第で結婚式費用は抑えることができます。例えば、
・お得な時期、曜日、お日柄を選択する【節約金額:15万円】
・ペーパーアイテムは手作りやセット価格を利用する【節約金額:3.1万円】
・式場タイプは平均費用が低いレストランや専門式場を選ぶ【節約金額:28.4万円】
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2-3 【30人】120~180万円
30人規模の場合、120~180万円が相場となっています。
30人程度であれば「挙式+食事会」に加えて「挙式+披露宴」の選択肢も考えられます。もし披露宴を行う場合には、音響やマイクなどの基本的な施設設備の費用も一般的な披露宴に近いものが必要となる場合が多いでしょう。
最近は少人数結婚式の人気が高く、親族のみに関わらず30人規模で結婚式を挙げる方が増えています。盛大にはしたくないけど、アットホームな雰囲気でしっかりと結婚式を挙げたい方におすすめの人数です。
なるべく結婚式の費用を抑えたいという方は以下の3つのポイントを意識してみてください。
①披露宴の演出は費用をかけずに行えるものをする【節約金額:10万円】
②持ち込めるアイテムを自作する【節約金額:5万円】
③チャペルや神社挙式ではなく、宴内人前式にする【節約金額:5~15万円】
▼少人数結婚式の費用や節約ポイントを詳しく知りたい方はコチラ
3章 ゲストとの距離感が大事!親族のみ結婚式でオススメの演出3選
親族のみの結婚式ではゲストとの距離感を意識した演出が重要になってきます。
一般的な結婚式では魅せる演出が好まれますが、親族のみの場合ではゲスト全員が参加できたり、楽しめる演出を取り入れることをおすすめします。
①親族紹介
親族紹介を食事会や披露宴の中で実施してみましょう。
一般的に親族紹介は挙式の前に親族だけが集まり、名前や肩書を紹介し合う行事です。もし披露宴の中でやるとなると、親族紹介をしている時は親族以外の友人や会社の同僚は楽しみづらいですよね。
親族のみの結婚式であれば、食事会や披露宴の中で実施してもゲスト全員が楽しむことができ、さらには一般的な親族紹介よりも詳しく紹介ができるので、より互いの親族のことを知ることができます。
ちなみに親族紹介の方法としては以下の3つが挙げられます。
(1)新郎新婦が親族を紹介する
(2)司会者がテーブルを回り、ゲストが順番に自己紹介をする
(3)新郎新婦の親が親族を紹介する
親族紹介は親族のみの結婚式で必ず取り入れてもいいと断言できる演出なので、ぜひおすすめです。
②プロフィールムービー
新郎新婦の生い立ちがわかるプロフィールムービーです。
新郎新婦の幼少期、学生時代、交際期間の写真や動画を5分から8分にまとめたプロフィールムービーは、親族にとても喜んでもらえる演出となっています。
親族は新郎新婦を幼少期から知っているからこそ、昔の新郎新婦や親御さんの姿を見ることで懐かしさに感動してもらえます。事実、これまでプロフィールムービーを実施したところ、とてもウケがよかったです。
先ほどの「親族紹介」に続いて、親族のみの結婚式でおすすめの演出となっています。
③ゲスト一人ひとりに違うギフトを届ける
ゲスト一人ひとりに違うギフトを選んでみましょう。
親族のみの結婚式ではギフトや引出物を用意する人数が少ない分、予算をかけてこだわる方が多いです。少人数の結婚式ではゲストをおもてなしすることがポイントになってくるので、ゲストに関わるギフトや料理にこだわる場合が多くなっています。
一人ひとりのゲストのことを思い浮かべながら選んだギフトであれば、ゲストはとても喜ぶこと間違いありません。親族のみのような少人数結婚式でしかできないことなので、ギフトにこだわってみてはいかがでしょうか。
4章 親族のみの結婚式を成功させる5つのポイント
ここまで読んできて、親族のみの結婚式はなんとなくイメージを持っていただけたかと思います。
この章では親族のみ結婚式を成功させるポイントをご紹介します。
親族のみだからこそ抑えるべきポイントは変わってくるので、ぜひ参考にしてみてください。
4-1 ただの食事会で終わらせない
ただの食事会で終わらせず、お互いの家族の関係性をグッと深める機会にしましょう。
「楽しく食事ができればいい」という要望も多いのですが、せっかく親族が集まっているのに食事をするだけでは非常にもったいないです。結婚をして家族になるからこそ、お互いの親族をよく知ってほしいのです。
そのため食事に加えて、親族紹介やプロフィールムービーといった催し物を取り入れることをおすすめしています。
結婚式をどのような集まりの場にしたいのか目的を決めて、結婚式の内容を考えてみてください。
4-2 プロの司会者を用意する
結婚式の進行をプロの司会者に頼むことをおすすめします。
親族のみの結婚式は食事がメインになるのですが、黙々と食事に集中してしまったり、どうしても場の雰囲気が固くなる場面が出てきます。そのため話題を振ったり、間をつないで結婚式を円滑に進める人が必要になってきます。
親族の方に司会を任せる方法もありますが、プロの司会者であれば安心して任せられるので、プロに依頼してみてはいかがでしょうか。
4-3 きめ細やかなおもてなしをする
親族のみの結婚式では、よりゲストへのおもてなしを意識してみましょう。
確かに親族のみの結婚式は一般的な結婚式に比べて、準備の負担は少なく済みます。しかしながら準備を疎かにしていいというわけではありません。全体の準備量が少ない分、席札に一人ひとりメッセージを書くなどゲストに感謝を込めたきめ細やかなおもてなしをしてみてください。
ゲストが満足してくれる上に、親族同士の関係性もより深まるに違いありません。
4-4 親族のみの結婚式であることを事前に両親に伝える
親族のみの結婚式を挙げる際は、必ず事前に両家の親御さんに結婚式のプランを伝えておきましょう。
最近は少人数で結婚式を挙げるカップルも増えてきていますが、どうしても親世代や年配の方々には「結婚式=大人数」という認識があり、結婚式に対する認識のギャップが事実としてあります。もし事前に何も詳しいことを伝えておらず、結婚式当日になって親御さんと揉めるとなってしまったら雰囲気が台無しになってしまいます。
親族のみの結婚式を挙げることが決まったら、自分たちの結婚式の規模感やどういった流れで進むのかというプランを必ず親御さんに伝えましょう。
4-5 担当プロデューサーに同行してもらう
結婚式当日は担当のプロデューサーにアテンドしてもらうようにしましょう。
親族のみの結婚式の場合、食事会であることが多いために当日は担当プロデューサーが同行しないことがあります。しかし食事会とはいえ、ご祝儀の受付、ムービーの投影、マイク準備などやるべきことが沢山あります。もし担当プロデューサーがいなければ、最悪新郎新婦が自分たちでやらなければなりません。
結婚式当日は時間を自分たちのことに最大限使うために、担当プロデューサーにアテンドしてもらいましょう。
5章 お二人のことをよく知ってもらえた親族のみ結婚式
【挙式日】
2022年1月
【人数】
13名
【結婚式スタイル】
神社挙式、料亭で食事会
【親族のみの結婚式にした理由】
新婦様が祖母のために結婚式を挙げたかったため。
【新郎新婦がこだわったポイント】
会食のみだが盛り上がりに欠けることなく、かつ堅苦しい雰囲気にはせずアットホームにしたかったです。
【演出】
新郎新婦様の紹介をパワーポイントで実施。
【参加者の感想】
コロナが再流行していた時期ではありましたが、親族だけでも集まり結婚式を開催できてよかったです。(新婦父様より)
【担当プロデューサーが心がけたポイント】
ゲストの方と会食中に交流できるよう、以下の2つを提案しました。
①ゲストから新郎新婦への質問タイム
②新郎新婦が自分たちのことをプレゼンする
さらにアットホームな雰囲気にしたいという要望があったので、進行はカッチリ決めるのではなく「当日の状況をみて柔軟に対応する」ことを心がけました。
【担当プロデューサーからの感想】
ゲストの方がお二人をよく知ることができる結婚式になりました。
お二人のプロフィールをプレゼンする演出は、よくある自己紹介よりも楽しみながらお二人のことを知ることができて、とても素敵な時間でした。
お手伝いさせていただきありがとうございました。
6章 安心して親族のみの結婚式を挙げられる【ゼロ婚】
ゼロ婚では準備や当日の進行に対する不安を抱くことなく、安心して結婚式を挙げていただけます。
結婚式は準備することがたくさんあるため、準備のための時間をたっぷり用意しなければならないと心配になるかもしれません。とはいえ仕事もあるし、なかなか多くの時間を確保することは難しいものです。
ゼロ婚では限られた準備期間でもお二人が理想とする結婚式を挙げられるよう、専任のプロデューサーをはじめ、ドレスや介添など各分野のスペシャリストと一緒にサポートさせていただきます。
ドレスやコース料理の選定演出、ムービーの作成など各種アイテムの決定や打ち合わせ等、当日に向けての準備をトータルコーディネートしていきます。
挙式披露宴当日も専任のプロデューサーがご一緒させていただき、万全のフォローをさせていただきます。テーブルセッティングやBGMといった会場設営の準備、引出物の確認など結婚式当日のあらゆる準備を責任を持ってサポートしていきます。
ゲストへのおもてなしはプロデューサーに任せていただき、お二人はゲストとの時間を存分にお楽しみいただけます。
7章 まとめ
ここまで「親族のみの結婚式」について解説してきました。
ポイントをまとめると、
■親族のみの結婚式の特徴
・ゲスト一人ひとりとゆっくり話すことができる
・新郎新婦も食事を楽しむことができる
・準備の負担を少なくできる
・費用を抑えることができる
・感染症対策が十分にできる
■【人数別】親族のみ結婚式の費用相場
・【10人】50~80万円
・【20人】80~130万円
・【30人】120~180万円
■親族のみ結婚式でオススメの演出3選
①親族紹介
②プロフィールムービー
③ゲスト一人ひとりに違うギフトを届ける
■親族のみの結婚式を成功させる5つのポイント
・ただの食事会で終わらせない
・プロの司会者を用意する
・きめ細やかなおもてなしをする
・親族のみの結婚式であることを事前に両親に伝える
・担当プランナーに同行してもらう
この記事でご紹介したことを参考に、親族のみの結婚式を挙げてみてはいかがでしょうか?
お二人の末永い幸せを願っています。
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