「結婚式で値引き交渉って出来るの?」
「もう少し見積もりを低くしたい…」
そんなお悩みをお持ちの方へ。
結婚式の値引きの相場は約40万円!
この記事を読めば、どなたでも見積もり交渉は可能です。
婚礼業界で10年間、過去500組以上の結婚式を担当してきた私が、失敗しない交渉方法をご紹介します!
今回の記事を読んでわかること
- 値引きの相場や鉄則
- 失敗しない7つの交渉テクニック
- 成功率をアップさせる交渉準備
- そのまま使える交渉トーク例
- 交渉なしでも費用を抑える方法
これを読めば結婚式の交渉術が分かり、賢く費用を節約することができます。
見積もり交渉の悩みを解消し、希望の式場で安心して結婚式当日を迎えるための参考にしてください。
目次
1. 値引きは恥ずかしくない!だれでもできる値引き交渉
値引き交渉で安くできる平均金額は「40万円」と言われています。
過去には100万円も費用を抑えることができた事例もあります。
値引きした結果、ご祝儀の範囲内におさめて自己負担0円にすることや、ドレスや料理のランクアップに費用を充てることも可能になります。
「でも、結婚式で値引きってどうなの…?」
と思われる方もご安心ください。
確かに結婚式というお祝い事において、どうしても値引きをすることに抵抗感があると思います。
ですが、値引きは恥ずかしいことではありません!
実は、ウェディング業界では値引きをすることが通例となっているということです。
プランナー側からしても、お客様が値引きを相談してくることは想定しています。
値引きをしない方針の式場もありますが、結婚式の値引きはやって損することはないので、必ずプランナーに相談してみましょう!
注意点としては値引き金額はカップルによって大きく変わるということです。
ゲスト人数も違えば、料理や衣装のプランが異なるために総費用が違い、それだけ値引ける額も変わってきます。
あくまで目安ですが、値引いてもらった金額が「40万円」よりも少ない場合は「もう少しどうにかならないか?」をプランナーに相談するようにしましょう。
2. はじめてでも失敗しない!値引き交渉7つのテクニック
結婚式は、値引き交渉が当たり前のようにおこなわれるイベントです。
「話が上手くないから、交渉は苦手…」
「今まで交渉の経験がない…」
そんな方でも次の7つのテクニックを使えば、成功率はグッと上がります。
はじめてでも失敗しない!値引き交渉7つのテクニック
- プランナーを味方につける
- 値引きの目標額を明確に伝える
- 「今日、契約します」と伝える
- 他式場の見積もりと比較する
- 半年以内の開催を検討する
- 人気のない挙式枠を利用する
- オプション追加を条件にする
1. プランナーを味方につける
一番大切なことは、プロデューサーに気持ちよく対応してもらえるように謙虚な気持ちで丁寧に交渉すること。
値引き交渉は通例とはいえ、あくまでも式場側が提示した金額に対して値下げをお願いしている立場です。
お客さんだからといって横柄に接するのではなく、あくまでも低姿勢でお願いすることを忘れないようにしましょう。
具体的には以下のような言葉づかいを意識していくことをおすすめします。
プランナーを動かす重要ワード
この式場を気に入っていて、ぜひとも契約したいんです!
結婚式当日まで●●さんにお願いしたいと思っていて…
ふたりでも削れる項目は最大限頑張ってみたんです…
●●さんには本音でお話させていただくと…
ぜひ●●さんのお力を貸していただけませんか…?
プランナーを信頼しているからこそ本音を話していることや、自分たちでも削減方法を考えて努力していることを伝えることで、プランナーもお二人を応援したい気持ちになります。
結婚式は契約してから納品までの期間が非常に長い商品です。
プランナーとしても長いお付き合いになるため、「何とかこのお二人のために、全力で結婚式をつくりあげたい!」と思えるお客様に出会えると力が入るものです。
そういった意味でも、プランナーは味方につける方がいいでしょう。
横柄な態度を取らず、無茶を言い過ぎない。真摯に向き合って相談すれば「ぜひ、お二人の力になりたい!」とプランナーが上司を説得してくれます。
2. 値引きの目標額を明確に伝える
2つ目のコツは、値引きの金額を明確にプランナーへ伝えること。
どれくらい値引きすれば契約してくれるかがわかると、多少無理な金額でもプランナーは上司に相談しやすくなります。
また交渉をより成功に近づけるには、
「収入が二人で600万円くらいだから、この金額だったら支払えます」
「貯金が100万円あるから、220万円まで下げてほしい」
など、なぜその金額にしてほしいかの理由や背景も合わせて伝えましょう。
「ちょっと安くして欲しい」
「安いところで契約します」
というような曖昧な伝え方だと、プランナーはどこまで下げればいいかわからず上司の説得は困難です。
反対に、値下げ額の根拠と納得できる理由があるとプランナーも自信をもって上司にお願いしやすくなり、値引きの成功確率が上がります。
ポイントは「希望する値引き額」と「なぜその金額なのか(理由)」を明確に決めておくことです。
3. 「今日、契約する」と伝える
「●●万円まで下げてくれたら今日、決めます」という言い方をするのが有効です。
他の式場に行かれて、さらに値下げをされることは避けたいのがプロデューサーの心情。
「今日決めてくれる」という確証があると最大限の値引きをしやすくなります。
プランナーは「今日、決める」という言葉に弱いので、そこを突くのが交渉をうまく運ぶ秘訣です。
最初は少し無理があるくらいの値引きを申し入れ、そこから双方の落としどころを探っていけば、ある程度限界に近いところまでの値下げが狙えるはずです。
4. 他式場の見積もりと比較する
他式場からもらった同じ内容の見積もりを引き合いに出し「この式場より1円でも安くなれば、今日ここで契約します」と伝える方法です。
金額だけで他の式場で決定されることは避けたいのがプロデューサーの心情。
具体的な金額が出ている分、プロデューサーは上司にも交渉がしやすいです。
見積もりは同じ内容であることが大切です。違う内容であれば比較ができないため交渉にならないので注意が必要です。
5. 半年以内の開催を検討する
「契約日~挙式開催日」までの期間を「半年以内」にすることで、交渉が成功しやすくなります。
結婚式までの日数が短ければ短いほど、値引き幅は大きくなる傾向にあります。
なぜなら、直近(6カ月以内など)の日程ほど式場の予約が埋まりにくいためです。
「式場に空きがでるくらいなら、多少割引をしても結婚式を挙げてほしい…」というのが会場の本音。
7カ月以上先の開催日の場合、式場側は値引きをしなくてもある程度予約は見込めます。
ですが6ヶ月以内の場合は早めに挙式枠を埋めたいため、式場側からすると「値引きしてでも販売した方がいいだろう」という判断になります。
式場との打合せが始まるのは約4ヶ月前なので半年以内の開催でも焦る必要はありません。日取りや式場にこだわりがない場合は、半年以内での挙式を検討してみましょう。
6. 人気のない挙式枠を利用する
さらに値引き額を引き上げるコツは不人気な「日取り・季節・時間帯」を利用することです。
結婚式の予約が1件でも入れば式場にとってもプラスになるため、そこを突くことが値引き交渉を成功させる秘訣です。
具体的には次の3つの種類があります。
- 「仏滅・赤口」を利用する
- 「12~2月」や「7~8月」を利用する
- 「平日」や「夕方~夜」の時間帯を利用する
「仏滅・赤口」を利用する
六曜(お日柄)には6つの種類があり、お日柄がいい順番に「大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅」となります。
昔から「結婚式には大安がいい」と言われていることもあり、大安には人気が集中します。
逆に「仏滅」「赤口」などの縁起が悪いとされる日は人気が少なく、値引き交渉をしやすくなります。
ご両親や親族の方が気にされないのであれば、利用してみてはいかがでしょうか?
「12~2月」や「7~8月」を利用する
季節の中でも主に人気の時期は「春・秋」で、「夏・冬」は不人気なため値引き交渉をしやすくなります。
まず主な季節ごとのメリットやデメリットは以下の通りです。
この中でも特に人気な時期は
- 気候が良く過ごしやすい9月~11月
- 花や新緑がきれいな3月~5月
- ジューンブライドの6月
反対に不人気の時期は「冬・夏」となり、この時期を選ぶと値引き交渉ができることがあります。
- 暑さが厳しい7月、8月
- 寒さが厳しい1月、2月
神社やガーデンなど屋外の挙式施設を使う場合はあまりおすすめしませんが、屋内の挙式披露宴を利用するのであれば、そこまで天候に左右されることは少ないです。
お二人の仕事の閑散期が「12月~2月」「7月~8月」に重なるならおすすめの選択肢です。
「平日」や「夕方~夜」の時間帯を利用する
曜日や時間帯でも不人気な挙式枠はあります。
まずは曜日別のおすすめなタイプはこちらです。
一番人気の時間帯は「土曜日の午後」です。翌日も日曜日でゆっくりしやすいのが理由です。
また「日曜日の午後」は翌日が仕事の人が多く、不人気な時間帯となりますが大幅な値引きは期待できません。
なぜなら結婚式が理由なら有給も取りやすいこともあり月曜を有給で休みにしたり、また土曜日出勤のサービス業の人が結婚式を挙げたりするため、一定の挙式開催があるためです。
とはいえ、「平日」や「夕方からのナイトウェディング」は選ぶ人が少ないため料金がリーズナブルになりやすいようです。
平日は開催が少ないので値引きが期待できます。ゲストのスケジュール調整ができる場合は候補にいれてみましょう。
7. オプション追加を条件にする
オプションをつけることを条件にして値引きを引き出すのも1つの方法です。
具体的には、いずれ追加予定のアイテムを「現時点で追加」という形にすることです。
たとえば以下のようなものです。
- 料理のランクを上げるから、引き出物の持ち込み料を無料にしてもらう
- 二次会も同じ式場でやるから、挙式料を安くしてもらう
- エンドロールを追加するから、ドレスの持ち込み料を無料にしてもらう
ドレスや料理は基本プランからランクアップしたり、追加オプションなどで最初の見積もりより上がることがほとんど。
平均で「契約後から93万円アップする」のが婚礼業界です。
この「追加になるであろうアイテム」を「追加を確定」させる代わりに、他のアイテムを値引きしたり特典をつけてもらうという交渉方法です。
正確には値下げとは少し異なりますが、オプションを追加することで式場は利益が増えるため、通常は料金がかかるアイテムの値引き交渉も成功しやすくなります。
- おすすめの「値引き項目」
- ①会場料やサービス料
- 披露宴会場、新郎新婦控室、親族控室などがパックプランに含まれていなければ、値引きしてもらえる可能性があります。
挙式料も人件費以外は式場側にも負担はないため、挙式料半額までは値引きしやすい項目です。
②機材費
プロジェクター、スクリーン、カラオケ、音響・照明の機材にかかる費用は、式場側が機材の管理維持や新規購入のためにあてるものなので、式場側にとっても値引きしやすい項目です。
「そもそも、結婚式の費用相場ってどれくらいなの?」
という疑問がある方は以下の記事も参考にしてください。
3. 成功率をアップさせる!交渉前にやるべき3つの準備
交渉を成功させるポイントは事前準備です。
値引きのコツがわかったら、次の3つの準備をはじめましょう。
しっかり準備をすれば、交渉に自信がない方でも安心して交渉に臨めるようになります。
ぜひ参考にしてみてください。
1. 他式場に同条件で見積を依頼する
本命式場との交渉前に、同条件の見積書を2-3つほど用意しましょう。
具体的にはここまでに残った候補会場に連絡して、基本的な条件を揃えて見積作成をお願いします。
既に頂いた見積書をそのまま渡して「これと同じ条件で見積書をください。」と伝えるとスムーズです。
ポイントは必ず同じ内容で見積りをもらうこと。違う内容であれば比較ができず交渉にならないので要注意です。
次の基本的な条件は必ずそろえておきましょう。
【見積書の基本的な条件】
・予算総額
一番現実的な予算を正直に伝えましょう。予算を低めに伝えると後に選べたプランを選べなかったり、予算を高めに伝えると後にやりくりに苦しむことがあります。
・ゲスト数
見積作成時点で考えられるゲスト人数を細かく伝えましょう。
・挙式日と時間帯
仏滅や夜、平日などを選ぶとお得に挙げられることがあります。ゲストの都合で選択肢が限られる場合は、率直に伝えましょう。
・挙式スタイル
結婚式には教会式、神前式、仏前式、人前式の挙式形式があります。自分たちが挙げたいスタイルを決めておきましょう。
2. 予算総額を決める
他式場から見積をもらえたら、最終的な総予算を明確に決めておきましょう。
×: 300万円ぐらいかな…?
○:285万円以内ならOK!
なぜなら予算を明確にしておくことで、交渉の成功率がグッと上がるからです。
プランナーはお客様から値引きを頼まれると、上司に許可を求めることになります。
その際、値下げ希望金額が「だいたい10万円くらい」と曖昧な場合、上司もすぐに許可を出せません。
一方で
「予算総額が285万円で、予算をオーバーしている15万円分を値引きしてほしいんです」
というように、値下げ希望金額といくらなら決定できるかが明確だと、上司の許可が下りやすくなります。
総予算が曖昧だと「プランナーさんも頑張ってくれたんだから、10万円オーバーも仕方ないか…」と妥協してしまいかねません。
最初にゴールを明確に設定しておくのが、費用を大切に使うための秘訣です。
3. 直接対面で話す機会をつくる
値引き交渉はできる限り直接会って行いましょう。
プランナーも人間ですので、メールよりも直接伝えてもらう方が心が動く可能性が高いです。
最近ではオンラインでの相談も普及し、対面で会えない場合でもビデオ通話で対面時と遜色なく相談ができます。
もし直接会ったりオンラインで話し合う時間がなかったとしても、メールは最終手段。出来れば電話で直接伝えるようにしましょう。
4. そのまま話すだけでOK!値引き交渉トーク8つ
ここからは、実際に使える値下げ交渉をご紹介いたします。
値下げ交渉ではタイミングが非常に重要です。
具体的には「契約前・契約後」で注意点などが変わってきますので、それぞれのプロセスごとの値引き必殺トークをご紹介していきます。
<契約前の交渉トーク>
1. 見積もりの値引きをお願いする
2. 他社の見積もりと比較して値引きをお願いする
3. 希望の条件を変えて値引きをお願いする
4. オプション追加で値引きをお願いする
<契約後の交渉トーク>
5. 見積もりの値引きをお願いする
6. 希望の条件を変えて値引きをお願いする
7. キャンペーン特典を利用できないかお願いする
8. 持ち込み料免除のお願いする
【契約前】の交渉トーク
交渉の基本は契約前で、契約後の値引き交渉は難易度が上がります。
その理由はプランナーとの関係性にあります。
契約後もずるずると値引きを許容していると「最初からもっと安くできたのでは…?」と新郎新婦に疑念を抱かせてしまうためです。
さらに他のお客様との平等性の観点からも、契約後の値引き後は難しくなります。
それでは、成功率が高い順番に「契約前の交渉トーク」を4つご紹介します。
1. 見積もりの値引きをお願いする
どんな方でも使えるベーシックな交渉トークです。
総予算さえはっきりしていれば、誰でも使えるのでぜひ活用してみてください。
[シチュエーション]
契約直前まで交渉をしながら進めてきた。あと、▲▲円値引きして欲しいけど交渉材料がない場合
[トーク]
こちらで申し込むことを前向きに検討したいんですが、どうしても1点だけ決めきれない部分があってご連絡しました。
私たちの総予算は325万円ですが、現在の見積額が340万円で15万円オーバーしています。
実は新居への引越し費用の兼ね合いがあり、どうしても予算内に収めないといけないんです。新郎とも話し合った結果、新居を優先することになったので、予算内で難しい場合は結婚式の開催時期を遅らす予定です。
ただ、私としては結婚式の開催時期も遅らせたくはありません。●●さんにもたくさん相談に乗っていただき、立地も雰囲気もほんとに気に入っていて、ネックになっているのは金額だけなんです。
総額が325万円になればすぐにでも決定するつもりです。難しいお願いかもしれませんが、なんとかご検討いただけないでしょうか?
[ポイント]
- 前向きに申込を考えていることを伝える
- いくらなら決定できるかを伝える
- 値引き金額の根拠と背景を伝える
- プランナーや式場を気に入っていることを伝える
- 条件がクリアできれば「今日契約する」と伝える
2. 他社の見積もりと比較して値引きをお願いする
他式場の見積書を使う交渉トークです。
本命の式場も「他の式場で契約を取られてしまうかも…」と危機感がはたらくので、成功率が高くなりやすいです。
[シチュエーション]
この式場で結婚式を挙げたい意思があり、予算さえクリアになれば心おきなく契約できる場合
[トーク]
私たちはこの式場をとても気に入っていて、ぜひ結婚式当日まで●●さんにお願いしたいと思っているんです…
でも実は、他の式場(A社)では御社と同じ見積もり内容で、御社より安い見積もり額なのでどちらで契約するか悩んでいます。
もし御社がA社より安くなれば今日にも契約したいのですが、ぜひ●●さんのお力を貸していただけませんか?
[ポイント]
- 前向きに申込を考えていることを伝える
- いくらなら決定できるかを伝える
- 値引き金額の根拠と背景を伝える
- プランナーや式場を気に入っていることを伝える
- 条件がクリアできれば「今日契約する」と伝える
また他式場の見積もりは第一希望の式場と同じ内容でもらいましょう。違う内容であれば比較ができず交渉にならないので要注意です。
3. 希望の条件を変えて値引きをお願いする
不人気な挙式の日時や時間帯を使う交渉トークです。
結婚式の予約が一件でも入れば式場にとってもプラスになるため、そこを突くことが値引き交渉を成功させる秘訣。
日取りに強いこだわりがない方にはおすすめです。
[シチュエーション]
値引き対応をしていない式場や、これ以上項目を削ったりクオリティを落としたくない場合
[トーク]
見積もり金額が予算オーバーしているため、ふたりで削れる項目も検討しましたがそれでもオーバーしてしまいます。
ご相談なのですが、開催を5月15日12時(大安の土曜)で相談していましたが、7月12日(仏滅の日曜)に変更すれば、▲▲円までお値引きいただくことは可能でしょうか?
私たちはこの式場をとても気に入っていて、結婚式当日まで●●さんにお願いしたいと思っています。
▲▲円で可能ならば今日にも契約したいので、ぜひ●●さんのお力を貸していただけませんか?
[ポイント]
- 前向きに申込を考えていることを伝える
- いくらなら決定できるかを伝える
- プランナーや式場を気に入っていることを伝える
- 条件がクリアできれば「今日契約する」と伝える
4. オプション追加で値引きをお願いする
交換条件を提示して値引きを引き出します。
ムービーを注文する代わりに、それを流す映像機材を無料にしてもらうなど、式場にもプラスになるよう交渉することでプランナーもOKしやすくなります。
[シチュエーション]
契約後に追加が出る可能性が高く、後からの大幅な予算アップを防ぎたい場合。
(最低限度の項目しか見積もりに含まれていない場合は、後から大幅な予算アップする可能性があります)
[トーク]
御社が第一希望なんですが、実はこの費用では難しくて悩んでいます…。
料理はランクアップして乾杯酒を追加をするので、挙式料と持ち込み料を無料にしていただくことは可能でしょうか?
ここがクリアになれば今日にも契約したいので、ぜひ●●さんのお力を貸していただけませんか?
[ポイント]
- 前向きに申込を考えていることを伝える
- どの条件がクリアできれば決定できるかを伝える
- プランナーや式場を気に入っていることを伝える
- 条件がクリアできれば「今日契約する」と伝える
【契約後】の交渉トーク
交渉の基本は契約前ですが、契約後でも値引き交渉は可能です。
契約してから打合せが始まると、想定してなかったランクアップや追加アイテムが出てきて料金アップが起こりがち。
「このままだと予算オーバーしてしまう…」
そんな方におすすめな「契約後の交渉トーク」を4つご紹介します。
5. 見積もりの値引きをお願いする
どんな場面でも使えるベーシックな交渉トーク。
総予算さえはっきりしていれば、誰でも使えるのでぜひ活用してみてください。
[シチュエーション]
予想以上に追加料金が発生し、予算オーバーした場合。
[トーク]
予算のことで●●さんのお力を貸していただいて契約しましたが、予想以上に追加料金が発生しすでに▲▲円が予算オーバーになっています。
このままではお支払いが難しいので、何とか▲▲円削減できないかと思っています。
見積もりが▲▲円になるように●●さんのお力を貸していただけませんか?
[ポイント]
- 値引きしてほしい金額を明確に伝える
- プランナーを信頼していることを伝える
6. 希望の条件を変えて値引きをお願いする
不人気な挙式の日時や時間帯を使う交渉トーク。
夏や冬、仏滅などの閑散期の開催にすることで、式場側もメリットを感じてもらえるように伝えることがポイントです。
注意点は「日程変更の手数料」です。
契約前とは違い、契約後の日程変更の場合は「変更手数料」が発生することがあります。
交渉する際は手数料が発生するかどうかも確認しておきましょう。
[シチュエーション]
これ以上項目を削ったりクオリティを落としたくない場合
[トーク]
見積もり金額が予算オーバーしているため、ふたりで削れる項目も検討しましたが、それでも▲▲円オーバーしてしまいます。
ご相談なのですが、開催を5月15日12時(大安の土曜)で契約しましたが、7月12日(仏滅の日曜)に変更すれば、▲▲円までお値引きいただくことは可能でしょうか?
日程変更の手数料も含め、●●さんのお力を貸していただけませんか?
[ポイント]
- 値引きしてほしい金額を明確に伝える
- プランナーを信頼していることを伝える
- 日程変更の手数料のことも伝える
7. キャンペーン特典を利用できないかお願いする
式場ではさまざまなキャンペーンを開催していることが多く、それを活用して値引きをお願いする方法です。
ただしキャンペーンは「契約前の方限定」「6ヶ月以内の開催限定」などの利用条件がありますので、そこも注意して利用するようにしましょう。
[シチュエーション]
これ以上項目を削ったりクオリティを落としたくない場合
[トーク]
見積もり金額が予算オーバーしているため、ふたりで削れる項目も検討しましたが、それでも▲▲円オーバーしてしまいます。
ご相談なのですが、ホームページで掲載されているケーキ無料特典を利用させてもらえれば予算内に収まります。
新規のお客様対象の特典だとは理解していますが、なんとか●●さんのお力を貸していただけませんか?
[ポイント]
- 値引きしてほしい金額を明確に伝える
- 一般に公開されている特典を交渉材料にする
- プランナーを信頼していることを伝える
8. 持ち込み料免除のお願いする
ネットで探すとリーズナブルで個性的なアイテムを見つけることができます。
ですが結婚式場では持ち込みを許可していなかったり、持ち込み料金がかかる場合もあります。
式場にとってもプラスになるように伝えることで、交渉しやすくなります。
[シチュエーション]
これ以上項目を削ったりクオリティを落としたくない場合
[トーク]
見積もり金額が予算オーバーしているため、ふたりで削れる項目も検討しましたが、それでも▲▲円オーバーしてしまいます。
外部から衣装の持ち込みを検討していますが、持ち込み料を免除していただくことは可能でしょうか?
例えば当日の衣装は1着こちらでレンタルするので、その他衣装の持ち込み料は免除していただきたいです。
なんとか●●さんのお力を貸していただけませんか?
[ポイント]
- 値引きしてほしい金額を明確に伝える
- プランナーを信頼していることを伝える
ネットで探すとリーズナブルで個性的なアイテムを見つけることができますが持ち込み料金がかかる場合もあります。
またドレス以外のアイテムに関しては次のような内容がおすすめです。
■スタッフを派遣するもの
美容師、ビデオ撮影、司会者など
「外注するスタッフの料飲代をお出しするので、持ち込み料を免除してもらえないでしょうか?」
■外部アイテムの手配
装花、引出物など
「メイン卓、ゲスト卓の装花はこちらで注文するので、ブーケなど他のアイテムは持ち込みを免除してもらえないでしょうか?」
「引出物はこちらで注文するので、他のアイテムは持ち込みを免除してもらえないでしょうか?」
5. 値引き交渉をしなくても、自己負担0円で結婚式を叶える方法
ここまで値引き交渉の方法やトークなどを紹介してきました。
ですが、実は交渉をしなくても予算内で結婚式を行うことは可能です。
実際にご祝儀内で自己負担0円で叶えた挙式事例はこちら。
私たちがご祝儀内で結婚式を叶えるサービス「ゼロ婚」を創業して12年。
5000組以上の結婚式をお手伝いする中でたどり着いた、「適正価格のリーズナブルウェディング」の具体的なノウハウを1冊にまとめた「ゼロ婚の教科書」を無料プレゼントしております!
無理な節約や妥協、値引き交渉をしなくても、ご祝儀の範囲内でおさめて自己負担0円で叶えられる方法や成功事例を109ページにわたって解説しています。
後悔しない結婚式を叶えたい方は、ぜひご覧ください。
まとめ:正しい知識を身につけて、自信をもって交渉にのぞもう!
結婚式の見積もり交渉のご不安は解消できましたでしょうか?
今回お伝えした交渉のコツをまとめると…
- 値引き交渉7つのコツ
1. プランナーを味方につける
2. 値引きの目標額を明確にし、予算の問題を伝える
3. 「今日、契約します」と伝える
4. 他式場の見積もりと比較する
5. 半年以内の開催を検討する
6. 人気のない「日取り・季節・時間帯」を利用する
7. オプション追加を条件に他商品を値引きする
結婚式の値引きは難しく思うかもしれませんが、「正しい知識」を身につけ「正しい手順」を守ればどなたでも行うことが可能です。
値引きは恥ずかしいことではありません。
結婚式で後悔しないためにも、勇気をもって値引き交渉に臨んでみてください。
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