「いざ結婚式準備を始めると大変なことばかりで、もうやめたいな。」
「準備を始めた当初は楽しかったのに、いつの間にかストレスになってる。」
結婚式の準備を始めてみると、あまりの大変さに結婚式そのものに対して苦しさを感じている方がいると思います。その結果、「結婚式をもうやめたい」と思うようになっているのではないでしょうか?
これは今この記事を読んでいるあなただけに当てはまることではありません。
結婚式はお金の工面、ゲストの選定、演出内容の構成、親族とのやり取りなどあらゆる準備を積み重ねていった結果、無事結婚式当日を迎えることができます。
これだけ準備に費やす時間や労力がかかるために、なに一つ揉めることなく結婚式準備が進む新郎新婦はそう多くありません。ほとんどのカップルがどこかの段階で、問題点にぶつかり、その度に丁寧に話し合い準備を進めていくのです。
この記事では、多くの人に当てはまる結婚式をやめたいと思う理由とそれに対する対処法を6つ紹介しています。
結婚式準備でつまづく原因は多くのカップルに共通していることが多いため、お二人が抱える原因に近いものがあるはずです。それに対する対処法を解説しているので、ぜひ参考にしてお二人が抱える問題を解決してみてください。
さらに結婚式をやめたいと思った時にとるべき行動を5つ紹介しています。
結婚式をやめたいと思う感情は、様々なストレスが積み重なった末に強く表れてくるものだと思います。決して容易に解消できることではありませんが、その一時の感情に流されて結婚式をやめることを即決することは非常にもったいないです。一度冷静になるためにも、ここで紹介していることを取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事では「結婚式は絶対挙げるべきだ」と強く押し通すつもりはまったくありません。
ただ結婚式をやめることをよぎったら、一度冷静になって結婚式を挙げる意味を改めて考え直してほしいと思います。
その先どういう結果を選択するかはお二人次第ではありますが、一度考えるきっかけとなるのがこの記事となっています。お二人が後悔しない選択をできることを祈っています。
目次
1章 結婚式をやめたいと思う具体的な理由とその対処法6選
結婚式の準備を進めると何かしら問題にぶつかるもの。その上、この問題はたいていのカップルに共通していることが多いです。ここで取り上げている6つの原因に近いものを見つけ、対処法を参考にしてみてください。
1-1 結婚式費用が予算をオーバーしてしまった
結婚式をやめたいと思う大きな原因の一つが「お金」ではないでしょうか?
結婚式費用は300万円近くかかることが当たり前と言われ、かなりの金額を要する大イベントです。
さらに当初の見積もりだと予算内に収まっていたが、料理のランクを上げたり、衣装にこだわったりすると、気づいたら予算を大幅にオーバーしていたなんてことがよくあります。結果的にお金の面で不安が大きくなり、結婚式をやめたいと思うようになるのです。
【対処法】予算オーバーを解消する2ステップを実践する
①予算オーバーになりがちなアイテムを明らかにする
結婚式場と契約をする前に見積り書をいただいたら、「必要なアイテムが入っていること」と「後々ランクアップする必要があるか」を確認しておきましょう。この段階に時間をかけることで後になって大きな問題になることを防げます。
②プロデューサーにアイテムの価格交渉をする
ストレートにかつ具体的に「〇〇を〇〇円下げてほしい。」と伝えましょう。
プロデューサーとしては「10万円くらい値引きしてほしい。」とざっくり要望を伝えられるより、値下げして欲しいアイテムと金額、さらに背景を細かく伝えてもらうことで、本当にうちで検討してくれていると感じ、値下げをしてくれる可能性が高くなります。
▼結婚式費用を予算に収める方法は以下の記事でさらに細かく解説しています。
1-2 新郎新婦のどちらかが協力的ではない
よくある事例は新郎があまり結婚式準備に積極的ではなくて、新婦が一人で頑張ってしまうパターンです。逆のパターンもありますが、どちらかが仕事などを理由に結婚式準備を相手に任せっきりにしてしまうのです。もちろん結婚式準備はやるべきことがたくさんあるため一人ですべての準備を進めることは無理があり、新郎新婦が二人で協力しながら進める必要があります。
【対処法】夫婦間における交渉術を知る
「私は〇〇をやるから、あなたは〇〇をやってもらっていい?」といったように相手にお願いするスタンスで協力してもらうよう頼んでみましょう。
それまであまり協力的でなかった相手に対して、一方的に感情を交えながら伝えると相手は嫌気を感じてしまうもの。これがきっかけとなり大きな喧嘩に発展することも考えられます。結婚式に限らず今後一緒に生活を送る中で、家事を分担する際も同じような問題が生じる可能性があります。
価値観や生活リズムが違う二人が一緒に暮らすからこそ、お互いが譲歩して話し合えるような関係性を築いていきましょう。
1-3 結婚式準備に親が必要以上に関わってくる
結婚式は新郎新婦のみならず、その両親にとってもかなり重要なライフイベントです。だからこそ息子や娘たちの結婚式にあれこれと要望を伝えてきたり、あるいは親が主体的に結婚式準備を進めてしまう場合があります。
適度な助言はありがたいですが、過度な助言はいつの間にストレスになっています。よっぽど結婚式に対してこだわりがなければ問題ありませんが、多くの方は自分たちの結婚式は自分たちの理想通りのものにしたいと思うのではないでしょうか?
【対処法】理想の結婚式のカタチを明確にする
お二人が実現したい結婚式のカタチをはっきりさせて、これを親に伝えましょう。
この結婚式の方針となるものが明確になっているだけで、親が過度に干渉してきたとしても「自分たちはこういう考えなんだ。」と断る際にひとつのものさしになります。
親から様々な要望があったとしてもそれに迎合することなく、お二人が理想とする結婚式を実現させていきましょう。
1-4 相手の親との関係性が上手くいかない
親族間で結婚式の考え方に違いがある場合、その間に挟まれてどうすれば良いのかわからなくなってしまいます。特にそれぞれの実家が離れている場合、土地ごとの文化や風習もあって結婚式に対する考え方が大きく違うことも考えられます。そのため相手の親御さんとの意見調整に苦労することがよくあるのです。
【対処法】二人で話し合い、相手の親に直接考えを伝える
仮にあなたが新婦で新郎の親御さんとの関係性に悩んでいるのであれば、まず新郎と二人でじっくり話し合う時間を設けてみましょう。
その際に先程1-3で紹介した「お二人が理想とする結婚式のカタチを明確にする」ことを実践してみてください。その上でお二人一緒に、直接親御さんに考えを伝えてみましょう。
相手の親との関係性に悩んでいるからといって、悩みを自分の中に溜め込むのではなく、一度伝えてみることで関係性に変化が起きるはずです。
1-5 結婚式準備が予定通りに進んでいない
結婚式準備は非常に長い期間をかけて行うため、すべてが予定通りに進むとは限りません。お仕事が忙しいためになかなか結婚式準備に時間を充てられなかったりして、気づいたら当日までもう1ヶ月になっていたなんてことも。やるべきことの多さに圧倒されて結婚式をやめたいと思うようになるではないでしょうか?
【対処法】遠慮なく周りを頼る
残りの時間が限られた中で、すべての準備をお二人だけで進めようとすると限界があります。
ウェルカムボードは絵を書くのが得意な友人に頼んだり、リングピロー作りは裁縫が得意な母親に任せるなど周りの力を上手に借りることがカギになってきます。
さらに担当プロデューサーにお願いできることは、遠慮なく依頼しましょう。招待状や座席表、ムービーは当初は手作りする予定だったが、いざ作り始めてみるとかなり大変で間に合いそうにないことも考えられます。
自分たちでは無理と気づいた時点で、プロデューサーに率直に相談してみてください。意外とギリギリまで対応してくれるはずです。
1-6 結婚式準備でやることが多すぎる
結婚式準備はやるべきことが本当にたくさんあります。
式場決め、ゲスト選定、料理やドリンクのランク決め、引き出物準備など一言では言い切れないほどやるべきことがあります。これらに圧倒されて結婚式に対してネガティブな感情を抱く方々も少なくありません。
ただこれはいずれのカップルも突き当たる問題です。しっかりと計画を立てて準備を進めていくことで悩みは解消されるはずです。
【対処法】やるべきことのリストアップ&時間配分決め
まず結婚式準備でやるべきことをリストアップして可視化させましょう。
やるべきことを漠然と認識しておくのではなく、リストアップして明確にしておくだけで全体が見えてきて、心の負担が大きく減ることでしょう。
さらにやるべきことがはっきりわかったら、それぞれにどれだけ時間をかけるのか、いつやるべきなのかを決めていきましょう。特に女性はエステやダイエットなど長期に渡って行うべきことが考えられます。単に「〇〇に○週間かける」というよりは「〇〇は3月から5月までかける」といったようにやるべきことと時期をセットで考えていきましょう。
▼結婚式にまつわるストレスは以下の記事でさらに詳しく紹介しています
2章 結婚式をやめたいと悩んでいる方へ。プロデューサーが考える結婚式を挙げるべき理由
なぜお二人は結婚式を挙げることを決めたのですか?
「結婚式を挙げることは世間一般的に当たり前だから。」「親に挙げてほしいと言われたから。」「祖父母にウェディングドレス姿を見せたいから。」など理由はさまざまだと思います。結婚式を挙げる理由に絶対はありませんが、最近は結婚式に対する考え方が少し軽くなっている印象があります。
SNSでのいいね数、結婚式にかけた金額、派手さといった基準や価値観で結婚式を捉える風潮があり、それゆえ結婚式に対する考え方が以前より軽いものになっていると考えます。
本来、結婚式は「家族をはじめる意思表明をする場」であるべきだと私たちは考えています。
結婚は考えや価値観の違う二人が人生を共有すること、つまり家族になるということです。それは決して何もかもが順分満帆にいくものではないでしょう。結婚は婚姻届を出せば完了ですが、家族になることは書面上や表面的なことではありません。だからこそ家族をはじめる場としての結婚式が大きな意味を持ってくるのです。
さらにいちばん大切なことは、結婚式を通じてどういう家族にしていきたいかという思いを明確にすることです。この思いを家族や友人などお二人にとって大切な方々に表明することで家族をはじめる覚悟が生まれてくるでしょう。
お二人が家族になることを大切な人に意思表明する場である結婚式。
結婚式を挙げるか挙げないかは最終的にお二人が決めることではありますが、この意思表明をする場は一生に一度あるかないかです。
だからこそ、私たちは結婚式をやめずに挙げてほしいと強く想っています。
3章 結婚式をやめたいと思った時にとるべき行動5選
① 一度結婚式から離れる
まずは一度、結婚式から距離を置いて冷静な自分を取り戻しましょう。
結婚式に対して悩みを抱いていたり、ストレスが蓄積している状態では、目の前の不安や焦りのイライラする感情に囚われてしまい、冷静な状態で問題に向き合うことが出来ません。そのような精神状態では上手く行かないことを八つ当たりしてしまい、結果的に大きな喧嘩に発展することが珍しくありません。
ぜひ運動やストレッチで体を動かしたり、読書をしたり、カラオケをするなどして、モヤモヤした気分をリフレッシュできる行動をこころがけてみてください。
② やめたいと思う根本的な原因を突き詰める
結婚式をやめたいと思う根本的な原因を考えてみましょう。
一度冷静になって結婚式をやめたいと思う原因を考えてみると、一時的なマリッジブルーによるもの問題か、結婚をやめるほど重要性が高い問題の二つに分けることが出来ます。ポイントは「その悩みや問題は、結婚後に新生活を始めてからもあなたを苦しめるような問題か否か」をひとつひとつの問題に照らし合わせてみることです。冷静になって取り組んでみると、意外と一時的な感情によるものが多かったりします。
この作業なくして本質的な解決をすることはできませんので、忘れずに行いましょう。
③ 二人でしっかり話し合う
新郎新婦お二人で話し合う時間を作り、改めて結婚式を挙げる意味を考えてみましょう。
一度「結婚式をやめたい」というネガティブな感情を抱くと、その思考から抜け出すことはなかなかできないものです。
そんな時は、お互いの考えや思っていることを躊躇せずに口に出していくことが大切になってきます。さらに初心に立ち返って、結婚式を挙げる意味をもう一度改めて考えてみましょう。なんのために、だれのために結婚式を挙げるのかを話し合ってみることで、結婚式準備を始めた当初のワクワクした気持ちを思い出せるはずです。
ぜひ悩みや問題は一人で考え込まず、まずはパートナーに打ち明けてみましょう。
④ 信頼できる人に相談
信頼できる第三者の意見を取り入れてみましょう。
もちろん多くの人にとって結婚式は初めてのことため、結婚式準備に困難はつきものです。そんな時に頼りになるのが、家族や既に結婚式をしている友人です。彼らは結婚式を挙げることの大変さを十分に理解しています。だからこそお二人の悩みを親身になって一緒に解決してくれるはずです。
お二人だけで解決しようとするのではなく、周りの人の意見もぜひ取り入れてみましょう。
⑤ 結婚式をやめたときのデメリットを考える
結婚式をやめたときのデメリットを考えると、わざわざやめる必要はないなと思い直せるかもしれません。
結婚式をやめたときのデメリットは以下のことが挙げられます。
・結婚した実感が得られない
・思い出を残せない
・結婚式を楽しみにしていた人たちの期待に沿えない
・個別に結婚の報告をする必要がある
・キャンセル手続きをしなければならない
これらのデメリットがあるから結婚式を挙げてほしいというわけではありませんが、とはいえ結婚式をやめることによるデメリットは少なからず後の新婚生活に影響を及ぼす可能性もあります。
もし一時の気持ちで結婚式をやめたいと考えているのであれば、これらのデメリットと天秤にかけてみるのもいいかもしれません。
4章 「家族をはじめる場」をつくるzerokon
zerokonでは家族のコンセプトを決めることから結婚式準備が始まります。
なんのために、だれのために結婚式を挙げるのか。お二人の生い立ちから価値観までお伺いし、お二人が思い描く理想の結婚式から逆算して家族コンセプトをご提案します。
人生のあり方や家族のかたちが多様になった今日において、結婚式のスタイルも移り変わってきました。その変わり続ける時代と価値観の中にあっても、結婚式が「家族をはじめる場」であることは普遍的だと考えています。
だからこそ、お二人が真剣に向き合い結婚式の意義を考えるプロセスを大切にしています。
5章 まとめ
この記事では結婚式をやめたいと考えている方に向けて色々お話をしてきました。
ポイントをまとめると、
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■結婚式をやめたいと思う理由
・結婚式費用が予算をオーバーしてしまった
・新郎新婦のどちらかが協力的ではない
・結婚式準備に親が必要以上に関わってくる
・相手の親との関係性が上手くいかない
・結婚式準備が予定通りに進んでいない
・結婚式準備でやることが多すぎる
■結婚式をやめたいと思った時にとるべき行動
・一度結婚式から離れる
・やめたいと思う根本的な原因を突き詰める
・二人でしっかり話し合う
・信頼できる人に相談
・結婚式をやめたときのデメリットを考える
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この記事を読んでいただいた方が、改めて結婚式に向き合うきっかけになれたら幸いです。
お二人が幸せな結婚生活を送れることを祈っています。
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