結婚式で感謝の気持ちを表現!引き出物を持ち込む注意点を徹底解説

結婚式の準備が始まり、色んなことを決めていく中で、ゲストへのおもてなしとして重要になってくる「引き出物」。そんな中、

「引き出物を持ち込みたいけど、持ち込み料って何?絶対にかかるもの?」
「自分たちで手配する場合、何に気を付ければいいんだろう?」
「種類がありすぎて、どんなものを選べばよいか分からない…」
と悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

ただでさえ結婚式の準備で決めるべきことがたくさんある中、
「細かい部分を決めていくのが大変」
「何をどうやって準備していけばいいか分からず、手が止まってしまう」
というお声も聞きます。

今回は「引き出物」に焦点を当てて、特に気になる「持ち込む場合」についての注意事項・気を付けるポイントをお伝えしていきます。いざ、引き出物を自分たちで手配しようと思っても、途中でネックになるのが「持ち込み料」や「手配方法」。準備前に理解しておくとストレスなく準備を進められるでしょう。

さらにこの記事では、ゲスト毎にどういったポイントで引き出物を選べばよいかという判断基準や、注意事項も紹介します。引き出物に関する知識を持てば、きっとお二人にとって最高の選択ができることになるはずです。

この記事がお二人にとって、またゲストのみなさまにとって最高の結婚式にするためのお力添えになれれば幸いです。

1章 引き出物を持ち込むメリット・デメリット

引き出物は種類も多い上、どのような配慮をすればよいかが分からず、式場が用意している物を選ぶ方も多いのです。
しかし、やはり「費用を押さえたい」「自分たちの好きな物を選びたい」ということで、持ち込みを選ばれる方もいらっしゃいます。
ではそれぞれの違いは何でしょうか?
持ち込む場合と、式場用意の物を利用する場合とでは、違いが大きく分けて4つあります。


それぞれ詳しく見ていきましょう。

メリット① 費用が安い

まず、自分たちで手配をすると、費用は比較的安く抑えられます。
WEB上で検索をすると、大体正規価格から30%引きのお値段で販売されていることが多いです。
例)「PIARY」https://www.piary.jp/
  「WEBDING」https://www.webding.co.jp/bridalgift/giveinceremony/

引き出物は基本的に一世帯につき一つ用意するので、招待客が多いとそれだけ費用も増えてきます。
一つ一つは数千円ですが、それが何十名分も用意するとなると、中々軽視はできない費用になってきます。

メリット② 豊富な種類の中から選べる

メリット①で記載したように、web上で調べると、たくさんの商品が出てきます。
式場用意のものであれば、ある程度決められたカタログがありその中から選ぶ、という流れになりますので、選択肢が狭まります。

一方、お二人で手配する場合に関してはその制約がありませんので、幅広い選択肢の中からお二人にぴったり合う物を心行くまで探すことができます。

デメリット① 準備の手間がかかる

持ち込むということは、当然ながら「何を選ぶか」から自分たちで考える事になります。
式場手配のものですと、ある程度選定された中から二人に合うものを選ぶので、種類は限定される物の、選ぶのにかかる時間は少なく済みます。
選択肢が広がることで、逆に決めるのに時間がかかってしまうというデメリットがあります。

また、引き出物を準備するにあたっての必要事項や知っておくべき礼節なども自分たちで把握しておく必要があります。(用意する引き出物の額、包装のルール等)
担当のプランナーに確認すると教えてもらえるはずですが、自分達から確認をするという手間が発生することが多くなります。

デメリット② 当日のセッティングが大変

会場手配のものであれば、基本的にセッティングは会場のスタッフさんがしていただけます。
ただ、ご自身で手配されたものであれば、会場によってはセッティングをお断りされるところもあります。

また、用意した引き出物と袋のサイズが合わず、袋詰めができない…、ということが当日発覚する事態が起こる可能性もあります。
せっかく用意したのにお渡しできない、といったことが起こらないよう、事前に袋のサイズは大きめを用意するなどしておきましょう。

【引き出物を持ち込む場合のポイント】

費用を押さえる・幅広い種類の中から選びたい、ということであれば持ち込みが圧倒的におすすめです。ただ、その場合、事前準備には十分に注意を払いましょう。

「じゃあ、何に注意をすればよいのか?」という疑問に対しては4章で詳しくお伝えしております。
ぜひそちらをご覧ください。

2章 持ち込み料の相場は300円~500円!

さて、引き出物を持ち込む際に気を付けたいのが「持ち込み料」です。

引き出物に発生する持ち込み料の相場としては、一点につき約300円~500円と言われています。
また、他にも引き菓子や縁起物など、それぞれにも持ち込み料がかかります。 

そもそもなぜ、このような「持ち込み料」が発生するのでしょうか?
それは、主に会場側の問題になります。
お二人が式場提携業者の商品を買ったりレンタルすると、提携業者から結婚式場に、「紹介料」や「仲介料」として手数料が支払われます。
しかし、お二人が外部の業者から商品を購入してしまうと、結婚式場には手数料が入りません。

そうなると、引き出物の場合、必要な「人件費・作業費(事前の検品・当日のセッティングにかかる費用)」等が賄えなくなります。そのため、その分の手数料を補うために「持ち込み料」というものが発生することになります。

会場側も、今後の運営を円滑に行っていくために致し方なく設定をしていることが大半なのです。

3章 持ち込み料を回避する方法3選

そうはいっても、やはり費用はなるべく抑えたい…。そんな時はどうすればよいでしょうか?

① 交渉する

持ち込み料を設定している会場でも、交渉次第では減額・無料にしていただける場合もあります。

タイミングとしては、「契約前」がベストですが、契約後も内容次第では応じていただける可能性が高いです。契約前であれば、契約する決め手として「他の会場と悩んでいるが、持ち込み料さえなければ…」という風に交渉すると減額・無料にしてもらえる場合もあります。

契約後の場合であれば、条件を付けて交渉すると良いでしょう。
例)引菓子・縁起物は会場手配にするので、引き出物だけ持ち込みにさせてもらう

② 引き出物を郵送する

いわゆる「引き宅」と呼ばれるものです。
当日お渡しするのではなく、後日来てくれたゲストの自宅にお送りします。
この場合、会場には持ち込まないので、持ち込み料も発生しません。
一般的には引き出物は席付けされている場合が多いため、当日ゲストのみなさまに「あれ?」と思わせないためには、事前に伝えておくか、受付や席付けでメッセージカードをお渡ししておくと良いでしょう。

また、帰りに荷物が増えないというメリットもありますので、遠方から来るゲストが多い方には特におすすめです。

③ 持ち込み料が無料の所を探す

中には、持ち込み料を無料にしている結婚式場もあります。
式場を持っている会場ではなく、様々な会場を幅広く紹介するプロデュース会社はそういったことを売りにしている所も多いです。

※プロデュース会社の中でも、紹介する窓口として受付のみを行っており、契約後は式場の規約に従う流れの所もあるのでご注意ください。

4章 引き出物を持ち込む上での注意事項

1 引き出物の他に「引き菓子」「縁起物」を用意することも忘れずに!

基本的に引き出物のセット内容としては、「メインギフト(記念品)」、「引き菓子」、「縁起物」を加えた2~3品を贈ることが多いです。

それぞれの意味合いとしては、まず、ゲストからいただくお祝い(ご祝儀)のお礼として、両家から渡す記念品が「引き出物」。そして、お二人個人からの贈り物が「引き菓子」です。

そもそも引菓子は、もともと披露宴の料理の一部をお土産として持ち帰っていたことから始まったもので、結婚式に出席してくれたゲストの家族に喜んでもらうためのお土産という意味合いがあります。
さらに縁起物は、引き出物と引菓子の品数が2品だと縁起が悪いことから、3品目として用意します。縁起を祝うための役割になります。

ただ、この品数も絶対ではありません。地域によって異なったり・両家での決まりごとがあったりもしますので、お二人と両家間で話し合うのが良いでしょう。

2 式場側にも「数」「手配方法」の事前確認を!

事前準備において、式場とは綿密に連携を取ることをお勧めします。
特に以下の2点については必ず確認しておきましょう。

①引出物の数
式場によっては、引き出物の総種類数を指定している所もあります。
まれに、ゲストそれぞれおに思い入れがあり、「一人一人違う物を渡したい…!」とご準備される方もいらっしゃるのですが、あまりにも種類が多すぎると、チェック漏れ・セッティング間違いが起こる可能性が高まります。
もちろん、そうならないように入念なチェックはするのですが、どうしてもミスしてしまう可能性はゼロではありません。その可能性を限りなくゼロに近づけるため、ご用意いただく段階でお二人にもご協力をお願いする場合もあります。

②納品日
基本的に引き出物類は、事前に会場に納品をしていただきます。
そうすることできちんと品物が揃っているかのチェックが行えるためです。
しかし、あまりにも早く送りすぎると、式場側としても保管する場所がありません。
そのため大体、結婚式の「1~2日前」に納品を指定されることがほとんどです。

オンラインなどで購入する場合、到着日などが指定できる場合がほとんどですので、事前に会場に納品日を確認し、その日を指定するようにしましょう。

3 当日のセッティングにも注意をしておこう!

式場側の手配であれば、チェック・セッティングも全て式場のスタッフが行います。
しかし、お二人が手配される場合、内容の確認のため、最終の確認をされることもあります。
ただ、事前に用意した引き出物のリストを共有しておくなどすれば回避することも可能です。

当日、お二人は準備で慌ただしいため、事前に式場側がどこまでやってくれるのか・事前に伝えておくことは無いかを確認しておきましょう。

また、1章でも軽く触れましたが、当日のセッティングで気を付けたいのが「袋詰め」です。基本的に、購入した商品はアイテムごとに箱詰されて届き、当日の朝に引き出物袋に入れてセッティングしていきます。そこでたまにあるハプニングが、「引き出物が袋に入らない」という事態です。

「予想していたよりも引き出物のサイズが大きかった…」
「数が多すぎて、袋に入らなかった…」
というようなことが、事前の確認不足が原因で、当日のセッティングが出来なくなってしまうこともあります。

そういった事態が起こらないように、予め「引き出物のサイズ」「いくつ袋に入れるのか」を確認した上で、大きめの引出物袋を用意するようにしましょう。

5章 引き出物を選ぶポイント

引き出物は、相場としてご祝儀の1割返しを目安にするとよいでしょう。
例)3万円のご祝儀→3,000円のお返し

1 親族に渡すなら「世代を超えて喜ばれるもの」を

親族には、幅広い年代の方が含まれるので、世代を問わず喜ばれるものがお勧めです。
特に、実用的なものや毎日の暮らしの中で使える日用品が人気です。
相場としては5,000円~10,000円程度が一般的です。

ここで迷いが生じるのが「両親にも贈るのか?」という点です。
基本的に、絶対の決まりごとはありませんので、両家間で話し合うのがお勧めですが、一般的には
・両親もホスト(主催者)として招待するであれば不要
・両親もゲストとして招待するのであれば必要
と考えておくとよいでしょう。

その他、兄弟(姉妹)には、未婚の場合は両親と同世帯とみなすので不要です。ただ、既婚の場合は、両親とは別世帯となりますので用意するのが基本です。

また、その他の親族には、基本的に一世帯につき一つ用意するとよいでしょう。
(例:叔父・叔母夫婦の二人で一つの引き出物を用意)

ただ、絶対的なルールはありませんので、まずは両家間で話し合い、その上でお二人がどうしたいかで用意してもらって構いません。「感謝の気持ちを伝える」ことがメインですので、ルールにはあまり縛られず、ぜひお二人がどうしたいかを考えてみてください。

2 友人には「一人一人に合ったもの」を

友人の場合、費用相場としては3,000円~5,000円程度を目安とすると良いでしょう。

アイテムとしては、
・自分で購入する機会が少ないもの
・好きな商品を選ぶことができるカタログギフト
といったものがお勧めです。

特に友人の場合、幅広い関係性の方が来られることもありますので、一人一人の好みに合わせるのは中々難しいことが大半です。そういった時は、友人が自分で好きな物を選択できるようなものを贈ると良いでしょう。

逆に、「顔写真入り・名前入りのアイテム」「大きすぎてかさばるもの」は避けたほうが良いでしょう。写真や名前入りの商品は、親族であれば、記念にと喜ばれる方も多いですが、友人の場合は「使いづらい…」と感じてしまう方が大半です。

「ゲストが使いやすいもの」という基準で選ぶのがベストでしょう。

3 会社関係、恩師「特別感」「贈り物の意味」に気を付けよう

日頃お世話になっている方を招待した時は特に注意を払いたいですよね。
職場の上司へ贈る引き出物の金額相場は5,000円〜10,000円程度が一般的と言われています。

選ぶポイントとしては
・実用的なアイテム
・特別感・高級感のあるアイテム
という所に気を付けると良いでしょう。

また、会社関係(特に上司)の方であれば、部下の結婚式に招待される機会も多い場合がありますので、他の人とは違う、少し変わったものを用意すると喜ばれることでしょう。
もし、「何を選んでよいか分からない…」となってしまった場合は、来てもらったことへの感謝を伝えるということで、物ではなく「お車代」をお渡しするというのもお勧めです。

逆にタブーとされるのが「履物(靴・スリッパ・靴下)」「筆記用具(万年筆・ボールペン)」等です。足に履くものは「踏む」「足蹴にする」、筆記用具は「勤勉であれ」というような意味が含まれることがあります。目上の方への贈り物としては、あまり適したものではありませんので注意しましょう。

また、こちらは誰にでも当てはまりますが、「刃物」類も「縁が切れる」というイメージを連想させてしまうため、引き出物には向かない商品です。

6章 自分たちらしさを存分に表現できるzero wedding

ここまでお読みいただき、引き出物を持ち込むためのイメージは持てましたでしょうか?

やはり一生に一度の結婚式、来ていただくゲストには十分なおもてなしをして、楽しんでもらいたいという思いをお持ちの方も多いかと思います。大切なのは、なんといってもお二人の結婚を祝福してくれるみなさまへの「感謝の気持ち」です。

少しでもお二人の気持ちが伝わるように、お二人らしさを出すために、ということであれば、引き出物を持ち込み、お二人ならではの贈り物をするのはとても素敵な演出です。

zero weddingはそういったお客様、一人一人の理想や思いを追求し続けます。
当社は業界初、プロデュース料と原価料での結婚式をご提案します。従来の結婚式の価格構造とは異なり、アイテム販売で利益をあげる必要はないため、アイテムの選択肢に制限がありません。
よって、アイテムで利益を得ないため、もちろん持ち込み料は全てかかりません。
お二人ならではの演出でゲストに思いを伝え、素敵な一日を作り上げてみませんか?

ぜひ、理想にも予算にもあった結婚式を実現させるためにも、zero weddingも一度ご覧くださいませ。

7章 まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では以下の内容をお伝えしました。

■引き出物を持ち込むメリット・デメリット
・費用が抑えられ、豊富な種類から選べる(メリット)
・事前・当日の準備が大変(デメリット)

■持ち込み料
・相場は300円~500円
・回避するためには「事前に交渉」「引き宅で手配」「持ち込み料無料の場所を探す」

■引き出物を持ち込む上での注意事項
・引き出物以外の「引き菓子」「縁起物」も忘れずに
・式場側に「引き出物の数」や「手配方法」に条件が無いかを確認
・当日スムーズにセッティングするために会場に内容の事前共有、袋詰めするもののサイズも要チェック

■引き出物を選ぶポイント
・親族へは世代を超えて喜ばれるものがおすすめ
・友人には一人一人に合ったものが選べるものがおすすめ
・会社関係、恩師には特別感を出し、贈り物の意味に気を付けよう

ぜひ、お二人ならではの贈り物で、ゲストに思いを伝えてみてください。
その思いはきっと届き、思い出に彩りを添えることでしょう。
ぜひ素敵な一日を作り上げてください!

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