「50人規模の結婚式って費用はどれくらいかかるのかな…」
「少しでも費用を抑えたいけど、どうやったら節約できるかな…」
「50人規模の結婚式って若干人数も少ないし盛り上がるのかな…」
50人規模の結婚式を開催しようと決めたものの、予算面や披露宴当日のイメージが湧かなくて少し心配だったりしませんか?
大体的な披露宴はしたくないから招待するゲストはある程度絞ったものの、一般的な披露宴に比べて若干人数が少ない為「ご祝儀以外の自己負担金がどの程度になるのか」や「ゲストの人数が少なくても盛りあがるのか」など、具体的にイメージすればするほど細かなところが気になってきてしまいますよね。
この記事では、これまで5000組以上の結婚式をプロデュースしてきた私達が【50人規模の結婚式をお考えの方に役立つ情報】を色々とご紹介します。
費用面では、「50人の結婚式の費用相場」や「自分たちが用意すべき金額」、さらには「50人の結婚式におすすめな節約術」を知ることができます。
さらには 【50人の結婚式は、”本当に大切な人達” だけをゲストに迎えた結婚式】と定義した上で、「最高のおもてなしをする為の3つのポイント」までお伝えしようと思います。
大切な家族、尊敬する先輩、一生付き合っていきたい友人…。お二人の人生を彩ってくれた方々をお招きして過ごす時間は、きっと一生忘れられない時間となるはずです。
この記事を通しておふたりの結婚式をより良いものにしていく為のお手伝いできれば幸いです。
目次
1 50人の結婚式にかかる費用相場は約275万円
まずはじめに、50人の結婚式の費用相場から見ていきましょう。
地方によって多少バラツキはあるものの、50人の結婚式の費用相場は約275万円になります。
(出典:https://hana-yume.net/howto/guest-fifty/)
200万円を超える金額に驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、この金額を全額自分達だけで準備する必要はありません。
結婚式の総額は、「ご祝儀」+「自己負担金」によって成り立っています。
それでは詳しく説明していきますね。
1 50人の結婚式のご祝儀は 150万円
50人規模の結婚式では、平均約150万円のご祝儀が見込めます。
出席していただくゲストの属性によって集まるご祝儀額は異なりますが、仮に「ひとり3万円 × 50名」で計算したとしても150万円集まることになるので、ご祝儀だけで全体の約55%をまかなうことができます。
ゲストの属性毎のご祝儀に関しては、以下の表も参考にしてください。
2 50人の結婚式の自己負担金は125万円
自己負担金、つまりおふたり自身が用意していただく金額の相場は約125万円になります。
これは先ほどお伝えした「結婚式費用総額の相場(275万円)」から「ご祝儀の総額(150万円)」を引いた金額になります。
「それでも100万円以上もかかるのか…」と落ち込まれる方もいらっしゃると思いますがご安心ください。
両親からの援助を受けることで、さらに自己負担金額を少なくすることができます。
3 ご両親からの援助額平均は172万円
では、ご両親からの援助額はどの位あるのでしょう?
なんと、データでは「平均172万円」という結果が出ています(※ゼクシィ結婚トレンド調査 2020 p10-11より)。
もちろんご家庭によって金額にはバラツキがありますが、それでも約80%以上の新郎新婦が「100万円以上の支援を受けた」と回答しています。
結婚式は、おふたりだけのイベントではありません。
おふたりをここまで育ててくれたご両親にとっても結婚式は一大イベントです。
決して安くない結婚式の費用、無理に背負おうとせず 支援してもらえるところはありがたく頂戴し、感謝の気持ちが伝わる結婚式をつくっていきましょう。
4【式場スタイル別】50人の結婚式の費用相場
さて、次に「式場スタイル別」の費用相場を見ていきましょう。
もちろん、会場ごとに細かな金額は異なってきますが、相場は以下のとおりです。
■レストラン:約150~200万円
費用を抑えたいならレストランがオススメ。カジュアルな雰囲気から上質な空間まで、会場によって雰囲気はガラリと変わります。
レストランは最大収容人数が60名程度のところが多いので 大人数の結婚式には不向きですが、50人規模の結婚式であればその点も問題ありません!
■専門式場:約200~300万円
費用的には高い部類に入ってきますが、コンセプトがしっかりしているので式場のオススメからセレクトしていくカタチでも高いクオリティーの結婚式を実現することができます。
最大収容人数も部屋によって異なってきますが、50人規模の結婚式であれば、比較的どの会場でも調整可能な範囲です。
■ゲストハウス:約300~350万円
会場を丸ごと貸切ることができるゲストハウスの費用相場は300万円と少し割高。
とはいえ、1日1組貸し切りの会場や、プールやガーデンなどの非日常を感じられる施設でゲストと特別な時間を過ごせるのは格別です。
20~30名程度の少人数の場合は、新郎新婦の自己負担額が大きなものになりますが、50人規模の結婚式だとご祝儀でそれなりにまかなえるので安心です。
■ホテル:約170~250万円
50名規模の結婚式の場合、遠方の親族を招待することも多いでしょう。
宿泊料金の割引特典があったり、宿泊手配が簡単なホテルは使い勝手のよい式場スタイルです。
2 賢く上手に節約したい!50人の結婚式におすすめな節約術
結婚式にかかる費用相場はイメージできたでしょうか?
自己負担金は さほどかからないイメージはもてたものの、結婚式後の結婚生活を考えた時に、なるべく費用を抑えたいという方もいらっしゃると思います。
この章ではそんなおふたりにオススメな「賢く上手に節約できる節約術」を紹介いたします。
それでは詳しく見ていきましょう。
1 【約45万円節約】直近6ヶ月の会場を選ぶ
結婚式の開催日を6ヶ月以内にすることで費用を大幅に抑えることができます。
なぜなら、式場としては 直近の日程をできるだけ稼働させたいからです。
結婚式の予定時期を1年前から抑えるカップルもたくさんいる為、直近の日程はコントロールしにくくなっています。
その為、6ヶ月を切ると割引適用になるケースも多く、節約するならココが狙い目になります。
たとえば4月に結婚式場を探し始めたなら、直近6ヶ月以内である「9月迄」に結婚式を開催することで、節約することが可能です。
中には「45万円近くの節約」に成功した先輩夫婦もいらっしゃいます!
とはいえ比較的直近の開催になるため、共働きで仕事がかなり忙しい方の場合は、注意が必要かもしれません。
2 【約50万円節約】夏・冬の時期を選ぶ
オフシーズン割という割引をご存知ですか?
1年の中でも、特に寒さが厳しい「1月~2月」と、暑くなる「7~8月」は結婚式を挙げるカップルは激減します。
そのため、式場側としては予約の入りにくいオフシーズンの予約を早い段階から埋めれるよう、これらの時期は大幅な割引をしていることが多いです。
具体的な金額でいけば、実際に「50万円近く節約」できた方もいらっしゃいます。
ちなみに、7月・8月と聞くと暑いイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、7月も2週目までであれば気温などは6月後半と大差はありません。
イメージにとらわれずに細部までみにいってみると、条件はさほど変わらずに節約できたりもしますよ!
3 【約30万円節約】仏滅・赤口・平日を選ぶ
予約が埋まりやすい「大安・友引」を避けたり、あえて「平日」を選ぶことで節約することが可能です。
日本のカレンダーには「六輝(ろっき)」という暦注があります。
具体的には「大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅」の6種があり、結婚式では「大安・友引」が人気のお日柄、逆に「仏滅・赤口」は縁起の良くないお日柄としてあまり人気がありません。
ただ、これらを本当に気にされる方は 六輝ではなくもっと複雑な暦注を参考にされる方もいらっしゃいますし、最近はこれらを気にされるカップルも少なくなってきました。
とはいえ、六輝を信じるか信じないかは人それぞれですし、新郎新婦は気にしなくても親御様が気にされるケースもありますので、最終的には関係者達ときちんと話し合った上で決める必要があります。
ちなみに、平日が狙い目なのは、直近6ヶ月以内と同じ理由です。
通常のお仕事をされている方の場合は「土日祝」が休みかと思いますが、新郎新婦やゲストの方々が “美容師などのサービス業・不動産業・自営業” などの場合は平日の開催を検討してみてもいいかもしれません。
[参考資料]
【大安(たいあん)】
「大いに安し」という意味で一日何をしてもうまく行く日(終日吉)
【友引(ともびき)】
友を引き連れるという意味で、大安の次に縁起が良いとされる日(昼以外吉)
【先勝(さきがち・せんしょう)】
「先んずれば勝ち」という名の通り、急ぐことがよしとされる日(午前中が吉)
【先負(さきまけ)】
「先んずれば即ち負ける」という意味で、急ぐことはよくないとされる日(午後が吉)
【赤口(しゃっこう)】
赤口の赤が刃物や血を表すことから結婚式などのお祝い事の際には避けられることが多い日(昼以外凶)
【仏滅(ぶつめつ)】
終日が凶とされ六輝のなかでもっとも縁起の悪い日(終日凶)
4 【約10~20万円節約】「持ち込み」を活用する
最後にオススメするのは、「アイテムを持ち込む」方法です。
会場によってアイテムの持ち込みの可否は分かれますが、持ち込める場合は自己手配することで節約が可能です。
実は、結婚式でつかうアイテムの価格は「一般市場価格の2~3倍の価格設定」になっていることがほとんどです。
例えば、式場に注文した場合【1本 15,000円】かかるキャンドルも、自分でネットで手配した場合【1本 5,000円】で手に入れることが可能です(全く同じデザイン・品番のキャンドルです)。
1つ1つのアイテムを単体で見るとそこまでの金額差はないかもしれませんが、これらも積み重ねると大きな節約が可能になります。
▼誰でも簡単に手配できる手軽に持ち込みできるアイテムはこちら
・ギフト(引出物・引菓子・プチギフト)
・ペーパーアイテム(招待状・席札・席次表・メニュー表)
▼難易度が高いものの、自己手配できれば大幅に節約できるアイテムはコチラ
・装花(ブーケ・メイン装花・ゲスト装花・キャンドルなど)
・映像(当日編集エンドロール・記録用ビデオ)
但し、発注したアイテムのクオリティーは事前に調べておく事が大切です。
ネット上だけではよくわからない場合は、サンプルなどを取り寄せるなどして納得した上で選ぶようにしましょう。
3 50人の結婚式は、「本当に大切な人達」だけをゲストに迎えた結婚式
ここまで主に費用面についてお話してきましたが、この章では50人規模の結婚式の特徴について考えてみたいと思います。
数多くの結婚式を見てきた私が思うに、50人の結婚式の特徴は、【「本当に大切な人達」だけをゲストに迎えた結婚式】だと思います。
「友達・同僚で”10名しか呼べない”」となると、頭に思い浮かぶのは、「親友や同期」など本当に大切な人達の顔ではないでしょうか?
上司・恩師に関しても、本当にお世話になった人達の顔が思い出されると思いますし、親戚に関しても「おじさん・おばさん・イトコ」等、血の繋がりが濃い方になってくると思います。
そんな「本当に大切な人達」だけをゲストに迎える結婚式で大切なことは、最高のおもてなしをすることだと思います。
4 50人規模の結婚式で最高のおもてなしをする為の3つのポイント
最高のおもてなしをするにあたって、抑えるべきポイントは3つあります。
ポイント1 配席
ポイント2 料理とギフト
ポイント3 ゲストとの交流
詳しく見ていきましょう。
ポイント1 ゆったりと過ごしてもらう為の「空間」は、広さと高さで選ぶ
1つ目のポイントは「空間」です。会場を選ぶ時には「広さ」と「高さ」を抑えておきましょう。
まずは「広さ」についてですが、こちらは席と席との間隔です。
席をずらして立ち上がろうとした時に、後ろの席のゲストとイスがぶつかってしまうようでは 気をつかわせてしまうし ゆったりと快適に過ごしてもらえませんよね。
式場の種類ごとに1テーブルにかけられる人数は違います。以下の表を参考にしてください。
次に「高さ」です。
最大収容人数ギリギリの会場を選んでしまうと、若干窮屈な印象を与えてしまいます。
しかしそんな時は、高さのある会場を選ぶことで印象をガラリと変えることができます。
特にレストランの場合は、席と席との間の広さを十分にとることができない場合も多いので、高さがあるところを探してみるといいでしょう。
ポイント2 費用をかけるべきアイテムは「料理」と「ギフト」
2つ目のおもてなしのポイントは「費用をかけるべきアイテム」です。
おふたりの幸せな姿の次にゲストが楽しみにしているのが「料理」です。
約2時間半の披露宴のほとんどを料理と共に過ごしていただくわけですから、折角なら美味しい料理で笑顔になってもらいたいですよね。
最近は料理を演出にされるような方も増えてきました。ここは多少お金をかけてでも満足してもらえる内容のものを選ぶようにしましょう。
もう1つ費用をかけるべきアイテムは「ギフト」です。
大切なゲストだからこそ、お返しの品物は心を込めて選びたいもの。最近はゲストによって「送り分け」をされる方も多いです。ひとりひとりの喜ぶ顔を想像しながらギフトを選ぶのもオススメです。
ポイント3 演出は、むやみにお金をかけるより「ゲストとの交流」を重視する
3つ目のポイントは「演出」です。
演出と聞くと何か出し物をするイメージがあるかもしれませんが、50人の規模だからこそ、むやみにお金をかけるより「ゲストとの交流」の時間を重視するのがオススメです。
と、いうのも50人規模の結婚式は、ゲストの数が多すぎず少なすぎない「ちょうどいい人数」です。一部の人達だけが盛り上がるのではなく、全体がひとつになれるような演出を企画することもできます。
以下に演出例を挙げておきますので、参考にしてみてください。
■新郎新婦がゲスト紹介
お世話になったゲストひとりひとりを、新郎新婦が会場内を歩き回って紹介していきます。
紹介する際に写真が映っているスライドを用意したり、特に親交が深い方にエピソードを貰いながら行うと より盛り上がりますよ。
5 結婚式の価値と価格にこだわるならzero wedding
1 結婚式の本質的な意味にこだわるプランニング
結婚式を挙げる意味。
それは新郎新婦のおふたりが準備段階から「家族をはじめる」ということを考え、結婚式当日に今までお世話になった人達の前で決意表明をする迄のプロセス全てにあると考えています。
zero weddingでは、結婚式をする意味を問い、必要ならばおふたりの生い立ちや価値観にまで踏み込んでヒアリングを行い、結婚式をつくりあげていきます。
ただ見た目が豪華な結婚式を目指すのではなく、本質的な結婚式を追求することを大切にしています。
2 「プロデュース料+原価」は、品質にとことん向き合える料金システム
zero weddingの料金システムは「プロデュース料+原価」というスタイルをとっています。
この料金システムは、婚礼業界において前代未聞のシステムですが、価値と価格に嘘偽りないサービスを作ろうとした場合、この料金システムこそが、その信念を実証できると確信しています。
アイテムを原価で販売することで、婚礼業界における不透明な価格設定を行うことができなくなります。
これは言いかえると、お客様は「本当に必要なもの」「価値のあるもの」に費用をかけることができるようになるということです。
また、プロデュース料を頂戴することで、プロデューサーは自身に価値をつけることから逃げられなくなります。アイテムの購入にお金を頂戴するのではなく、婚礼のプロとしての知識や提案に価値を感じていただく為に、zero weddingでは こちらの料金システムを採用しています。
▼結婚式の原価についてはこちらでくわしくご説明しています。
まとめ
この記事では、50人規模の結婚式における「費用相場」・「節約方法」、そして「大切なゲストに最高のおもてなしをする為の3つのポイント」を紹介させていただきました。
結婚式はおふたりの力だけで開催するものではありません、おふたりの人生を彩った皆さんがいてこそ、本当にいい結婚式を迎えることができるんだと思います。
そんなゲストの方々の前で、これからおふたりが家族というコミュニティをつくっていく「決意表明」を、感謝の気持ちと共に伝えていただけますと幸いです。
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