「結婚式の費用について恋人ともめてしまった…」
「私の両親は援助金を出してくれるのに、相手のご両親は出してくれない…」
「招待人数が大幅に違う場合も費用は折半になるのかな…」
結婚式の準備を始めていくと、お互いのこだわるポイントが違ったり、貯金額や招待人数の差で結婚式の費用について もめてしまうこともあると思います。
この記事では、これまでに5000組以上の結婚式をプロデュースしてきた私達が「結婚式の費用でもめる3つのパターン」と「その対処法」を解説します。
現時点ではもめていないという方や、今後もめないかどうか不安…という方にも、事前対策として「費用に関する話し合いのベストなタイミング」までお伝えしていきます。
結婚式費用の最適な分担方法や、もめてしまった時の解決策が分かれば、スッキリとした気持ちで結婚式を迎えられるでしょう。
結婚式の費用は決して安くはありません。
お悩みや不安もたくさんあるかとは思いますが、この記事を読んでお二人の大切な結婚式を素敵な思い出にしていきましょう。
目次
1 結婚式の費用でもめる「3つのパターン」
結婚式の費用でもめるパターンを「誰ともめるか」を基点に3つに分類しました。
まずは一覧で見てみましょう。
早速、それぞれの原因と対策を見ていきます。
① 「新郎新婦間」でもめる場合
3つのパターンの内、1番多いのは「新郎新婦間」でもめてしまうパターンです。
やはり当人同士が1番もめやすく、その原因の大半は「費用の分担方法」についてです。
ここからは、新郎新婦間で実際にもめる「原因」と「対処法」を紹介していきます。
「こだわりの差」による費用分担でもめる
基本的に費用は折半で…と考える新郎新婦が多いですが、ドレスや料理などこだわりたい部分の違いから意見が分かれてしまうことがあります。
こだわりたい部分のクオリティを上げることで費用は大きく変わる為、「こだわりの差」がもめる原因になってしまいます。
[当てはまるのは こんなケース]
・新婦は衣装にこだわりがあり、お色直しは絶対にしたいし、ランクアップも検討している場合
・新郎は費用より料理でのおもてなしに重点を置いている場合
・”ブライダルエステ”など、女性にしか発生しない費用が高額である場合
・どちらかが当日編集エンドロールなど必須ではないアイテムもプラスしたいと考えている場合
[対処法]
・自分がなぜこのアイテムにこだわりたいのかを伝え話し合う。
・話し合いで決まらない場合は「こだわりたいアイテム」のみ こだわりたい側が負担する。
結婚式の準備はお互いの価値観をより理解するためのプロセスです。まずは話し合いからスタートしましょう。
「個人の譲れないこだわり」なのか「お二人の将来を考えた上で必要なもの」なのか、感情的にならないように話し合いましょう。
「収入や貯金の差」による費用負担でもめる
結婚を機に専業主婦になった新婦と変わらずバリバリ働いている新郎。
そんなお二人では収入や貯金の差があって当たり前ですよね。
持ち出し費用が平均約100万円と言われている結婚式では、収入や貯金額の差でお互いの負担額についてもめてしまうことが多いです。
[当てはまるのは こんなケース]
・新婦が専業主婦で収入がない場合
・新婦は貯金100万、新郎貯金0円と差がある場合
[対処法]
・持ち出し金額を正しく把握して、話し合う。
・二人の共通口座がある場合はそこから支払う。
お二人の共通口座を式に向けて作る場合は「お互いのお給料から〇万円(〇%)は結婚式の貯金に充てる」などルールを作っておくと良いでしょう。
「ゲストの人数差」による費用分担でもめる
料理や引き出物などの費用は人数が増えるほど高くなるものです。
ゲスト数が少ない方は「私のほうが招待人数が圧倒的に少ないのに折半にしなくてはいけないの?」と感じてしまうかもしれません。
招待人数の差がもめるきっかけになることもあります。
[当てはまるのは こんなケース]
・新郎ゲストが70名、新婦ゲストが30名と極端に差がある場合
[対処法]
・話し合いをし、お二人の納得する形を見つける。
・料理やギフトなど招待人数によって費用が異なるアイテムは人数で割り、それ以外のアイテムは折半にする
招待するゲストに差があっても、結婚式はお二人で開催するものです。
なので、ゲストが多い方が多く払うと決めつけず、お二人の開催費用として話し合いをしてみましょう。
それでも納得できなかった場合、ゲスト関係の費用(料理・ギフト・ペーパーアイテム)は人数分で割り、それ以外の共通アイテム(ビデオ・装花)は折半にしましょう。
「両家の親からの援助額の差」による費用分担でもめる
それぞれの親からの援助も大事な結婚式費用の一つですよね。
ただ、両家の価値観や状況によっては援助がなかったり、援助額に差があったりします。
援助金額の違いから、「自分の親は援助してくれて相手の親からは援助がないのに、新郎新婦間は折半なんだ…」などの理由でもめてしまうことがあります。
[当てはまるのは こんなケース]
・新婦両親からは援助金があり、新郎両親からは援助金がない場合
・援助金額に大きな差がある場合
[対処法]
・援助金は全て共通口座に入れる
・親の援助金分をこだわりたかった部分のグレードアップ費用にあてる
費用の大小に関わらず親御様からの援助金はお二人のご結婚を祝して送られるものです。
「自分たちの結婚式」の費用と捉え、お二人の共通口座へ貯金しましょう。大きな差があったり、納得ができない場合はご両家からの援助金分として、片方がこだわりたかった部分のグレードアップをしてみたりするのはいかがでしょうか。お互いが納得する形を見つけてください。
② 「新郎新婦と両親との間」でもめる場合
結婚式は当人だけでなく、両親も関わってくる大きなイベントです。
「結婚式の費用で両親ともめてしまった…」という新郎新婦も多いです。
では、新郎新婦と両親の間でもめる原因と対処法をみていきましょう。
「やりたい結婚式の規模の相違」で生じる費用負担でもめる
結婚式はバブル時代の名残で、盛大にお金をかけて祝うものという風習が残っています。ご両親の中には世代的にそのイメージが強い場合もあります。
しかし、実際に費用を負担するのは新郎新婦ですし、近年では派手すぎないアットホームな結婚式が主流になってきているので、この点で新郎新婦とご両親の間でもめることもあるでしょう。
[当てはまるのは こんなケース]
・「少人数でアットホームな式を挙げたい新郎新婦」に対し「大人数で盛大に豪華に挙げるべきという両親」
・「レストランや専門式場を希望している新郎新婦」対し「ホテルや神社などネームバリュー重視な両親」
[対処法]
・結婚挨拶の時に新郎新婦の理想の結婚式のイメージを伝える
・両親の希望に従う場合はその分プラスされる費用を負担してもらえるか掛け合う
結婚式場がやっと決まり、親御様に報告をすると、「もっとこんな会場で挙げたら?」と言われることもあります。そんなことが起こらないようにするために事前に「自分たちのイメージを伝えておく」ことが必要です。「顔合わせ」や「結婚の挨拶に行くとき」に事前に結婚式のイメージを伝え、認識の相違が起きないようにしましょう。
③ 「両家間」でもめる場合
最後は、両家間でもめる場合です。
住む地域が違うと結婚式に対しての価値観の違いやご祝儀にも差があります。
では、その原因と対処法をみていきましょう。
「地域の慣習により‘’ご祝儀制‘’か‘’会費制‘’かでもめる」でもめる
本州ではご祝儀制が一般的ですが、沖縄や北海道では会費制が一般的で、親族もご祝儀は包まずお祝い金として渡す場合が多いです。
選択するスタイルによって集まる金額はかなり違ってきます(例:ご祝儀の場合は基本的に3万円~、会費は1万円~など)。
ご祝儀制にするか会費制にするか、また規模感はどうするかなど、地域の価値観によって話合いが必要です。
[当てはまるのは こんなケース]
・新郎新婦の出身地が違い地域の慣習が異なる場合(新婦は沖縄、新郎は本州)
[対処法]
結婚挨拶(両家顔合わせ)の時にご祝儀制にするか、会費制にするか話し合う
全員を一律でご祝儀(会費)制にすることも良いですが、ゲストの出身地によってご祝儀制・会費制と分けることも検討してみてください。
又、その場合はゲストにお渡しするギフトも送り分けすることをオススメします。
(例)
・ご祝儀制…引出物・引菓子・プチギフト(縁起物)
・会費制 …引菓子・プチギフト
2 そもそも もめない為の事前対策は「どのタイミング」で「誰」と「何を」話すかを決めること
ここまで、結婚式の費用についてもめるパターン、もめてしまった場合の解消法についてお話ししてきました。
では、「そもそももめない為にはどうすればいいの?」「費用についてパートナーとも、親とももめたくない!」という方のために「もめない為の話し合いのタイミング」をお伝えします。
最適な話し合いのタイミングは4回あります。
それぞれのタイミングと内容を見ていきましょう。
Timing① 式場決定前
「新郎新婦間」で「費用負担の対象金額」について話し合う
結婚式の準備は式場決定から始まります。
その際、式場のプランナーから総額はいくらで、お二人の持出金額はいくら…という話があります。
このタイミングで新郎新婦間で分担する金額が「総額」なのか「持ち出し金」なのかを決めておきましょう。
結婚式全体の費用(お見積もりに書かれてある費用)
▼持ち出し金(以下数字は “例” )
「結婚式の総額(350万円)」ー「ご祝儀などのお祝い金(250万円)」=「持ち出し金(100万円)」
“共働き” や “招待するゲストの人数が同じ位” の場合は「総額」、逆に “収入や貯蓄の差” があったり ”親からの援助金に幅がある” 場合は「持ち出し金」を対象にするのがオススメです。
いずれにせよ費用に対してフラットに考えられるこのタイミングで話し合っておきましょう。
「両家間」で「結婚式の規模やイメージ」について話し合う
式場決定前には、必ずお互いの両親に自分たちのイメージしている結婚式について説明しておきましょう。
式場決定後に「もっと有名なホテルのほうが良い」・「親族を招待したいので場所は地元じゃなきゃ困る」などといった意見が出てくるケースも多いです。結婚式はお二人だけのものではありませんので、式場決定前には必ず「自分たちはこんな結婚式にしたいと思っているが、両親から見てなにか意見はあるか?」というように確認する場は設けておきましょう。
お二人で結婚式のイメージを固めてから「両家顔合わせ」の場に話をもっていくとスムーズです。希望のイメージを伝える際にお二人の予算のことも併せて伝えることで、費用負担の話もスムーズに進めることができるでしょう。
Timing② 衣装合わせ前
「新郎新婦間」で「ランクアップ」について話をする
衣装は もめがちなアイテムの一つで、特に新婦のドレスや和装は値上がりするポイントになっています。
衣装合わせの前に、新郎新婦同士で「気に入った衣装があればランクアップを検討してもよいか?」「その際の費用負担は折半か?」など話しておきましょう。
衣装では新婦のドレスが注目されがちですが、タキシードも小物が追加されたり、ランクアップされたりします。
新郎のタキシードについても話し合いをしておきましょう。
事前に話し合いをすることで、気兼ねなく衣装を選ぶことが出来ますよ。
Timing③ 料理の試食前
「新郎新婦間」で「ランクアップ」について話をする
料理もランクアップを巡って もめやすいアイテムの一つです。
打ち合わせの中で、試食がある式場も少なくありません。
“今決めている料理” と “一つ上のランクの料理” を食べ比べた場合、ランクアップしたくなるのは当然でしょう。
そうならない為にも、試食を行う場合は「必ず試食前」に予算と見積書をチェックした上で、新郎新婦間で話をしておきましょう。
コース料理全体をランクアップすると見積金額も大きくUPします。
予算は気になるけどどうしても料理をグレードアップしたい場合は、一品追加などが可能かどうか会場やプロデューサーに確認してみましょう。
Timing④ 最終見積が出たタイミング
「新郎新婦間(又は両親)」で、「最終の費用負担の対象金額・支払い方法」について話をする
最後のタイミングは「最終見積が出たタイミング」です。
式場決定前に決めたことと重複しますが、このタイミングで改めて新郎新婦間での費用負担の対象金額を「総額」or「持ち出し金」にするのかや、具体的な金額・支払い方法についても最終確認しておきましょう。
もし「費用が足りない…!」と気づいた時は、早急に見積もりを見直し、節約できるところがないか確認しましょう。
それでも支払いが難しい場合は、ご両親に援助していただけるように早めに相談しましょう。
3 費用に安心して、もめずに結婚式を挙げるには「zero wedding」へ
「結婚式の準備を始めてから費用のことで衝突することが増えてしまった…」
「今の貯金額で結婚式を挙げられるのかな、貯金が無いせいで費用の分担のところで もめたらどうしよう…」
結婚式に心配はつきものです。
ここまで結婚式の費用でもめた場合とその対処法についてお話させていただきましたが、弊社が提供している「zero wedding」では費用面での もめごと に関して安心して結婚式を挙げていただくことができます。
5000組以上の結婚式をプロデュースしてきた zero weddingでは、これまで費用に関する様々なお悩みをお伺いし解決してきました。
専属のプロデューサー達は、豊富な経験を元にもめてしまいがちなポイントもしっかり把握しています。
費用面で不安を抱えていらっしゃる方は、徹底的にサポートさせていただきますので、何でもお気軽にご相談ください。
4 まとめ
さて、結婚式でもめがちな費用についてお話させていいただきましたが解決法は見つかりましたか?
この記事の内容をまとめると…
▼もめてしまうパターンは、以下の3つ
・「新郎新婦間」でもめる
・「新郎新婦と両親間」でもめる
・「両家間」でもめる
▼もめないための事前対策は、以下の4つのタイミングで話し合うこと
・「式場決定前」に話し合う
・「衣装合わせ前」に話し合う
・「料理の試食前」に話し合う
・「最終見積が出たタイミング」で話し合う
今もめてしまってお困りの方も、今後もめないようにしたい方も、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。