結婚式でお日柄に悩んでいる人必見|2022年版カレンダー早見表付

結婚 式 日 柄

「お日柄って何?」
「六曜・六輝って何?」

結婚式の話を進めていく中で親御様や先輩花嫁から初めて聞いた言葉だという人も多いと思います。なぜなら今まで日常生活でお日柄を気にしている人は多くないからです。

初めて行ったブライダルフェアでお日柄がいい日は人気であったり、両親世代は結婚式のお日柄を重んじるため決めた日が反対されることもあります。

でも、お日柄なんて詳しくないからどうしようと悩んでいる方は必見です。

そしてこの記事を読めば自分たちが結婚式を挙げる日が決まる、もしくは候補日を複数準備することができる。また親御様や親族などにも自信を持って報告ができる日も分かります。

今回、200組近い結婚式をお手伝いさせていただきましたプランナーがお日柄について結婚式に焦点を当てて解説いたします。

ちなみにお日柄以外にも実は縁起がいい日も存在しますので、結婚式の日取りだけでなく入籍日やお引越しなどでも利用できる知識もございます。読み終える頃には迷っていた結婚式の日取りが決まり、親御様へのご報告も反対される心配なく進められるビジョンが見えるはずです。

「結婚式になって日取りを初めて気にしました」という話は多くの新郎新婦から聞いていますので、いま現時点で何も知らなくても大丈夫です。

お日柄や縁起のいいお日にちは知っておくだけで得になりますので、一緒に知識をつけていきましょう。

1章 お日柄というのは六曜と縁起のいい(悪い)日のことである

1-1 六曜(六輝)とは

「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つを「六曜」と呼び、現代の日本では、日にちの吉凶を占う指標として利用されています。六曜はもともと中国で「時間」を区切る際に使われていた考え方で、日本に伝承された当初も時間の吉凶を占う指標として用いられていました。

六曜はその日に「やってはいけないこと」を考えるための指標です。意識する場合は、それぞれの日のNG事項を特におさえておきましょう。

1-1-1 大安

大安は「やってはいけないことが何もない日」のこと。この日は大吉だと思われがちですが、「大いに安し」という意味をそのままとると「特に害のない日」となり、実は「小吉」のような日です。ただし、やってはいけないことや凶の時間帯がない分、結婚式などの長い時間帯で執り行われる行事はこの日にすると良いと考えられています。

1-1-2 友引

「友引」は「友人を引き込む」とされている日なので、結婚式の日としては良く、葬式をするのは特にNGとされています。朝は吉・昼は凶・夕方は吉です。

1-1-3 先勝

先勝は「なるべく先まわりして行動する」と良い日とされており、午前中が吉、午後は凶の時間帯となります。

1-1-4 先負

「先負」は午前中が凶で午後が小吉。先勝は午前中が吉と言われているので先負は午後が吉だと思われがちですが、先負の午後は小吉程度で特に良い時間というわけではありません。この日は「平常を装って吉」とされており、何事も起こらないよう無難に過ごすことがおすすめの日です。

1-1-5 仏滅

仏滅とは「物が終わる(滅する)日」です。悪い日だと思われがちですが、この日は仏事や別れたい人との別れには良い日と言われています。例えば悪縁を切り、改めて人生をスタートしたいときなどには適しています。お祝い事などはこの日を避けた方が良いでしょう。

1-1-6 赤口

赤口は、古来より魔物がいると考えられてきた「丑寅の刻(=午前2時~4時)」の時間帯の六曜で、日を占うものとなった今も不吉な日とされています。仏滅が「物が滅する日」であるのに対し、「赤口」は全てが消滅する日と言われており、この日もとても怖い日です。「大凶」とも言える日ですが、正午だけは吉となります。

1-2 縁起のいい・悪い日とは

そして六曜は中国から流入してきて私たちの生活になじんでおりますが日本にも縁起のいい日というものが存在しております。昔から結婚式や引越し、会社の設立などで利用されている縁起のいい日として知られておりますのでこちらも押さえておきましょう。

1-2-1 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

この日に蒔いた籾(もみ)は万倍にもなって実ることから、縁起がいい日として知られています。小さなものが大きく育つという意味が込められていて、新しいことをはじめるのにぴったりです。特に種まきや仕事はじめ、開店、出資などに吉日とされていますが、反対にお金を借りたり物を借りたりすると、後に大きく膨らみ苦労してしまうこともあります。

1-2-2 天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)

天赦日は世の中のすべての神様が天に昇り天が万物の罪を許すため、あらゆる障害が取り除かれる日とされています。このことから今まで躊躇していたこと、新しいことを始めるには最適の日とされているのです。そして、天がすべての罪を許すとされる天赦日は暦上最大の吉日といわれています。

年に5~6回しかない貴重な吉日です。天赦日に行うとよいとされるものには、結婚、開業、着工式、などがあります。

1-2-3 母倉日(ぼそうにち)

母という字が使われていることから「母が子を育てるように、天が人を慈しむ」という意味があり、さまざまな慶事を行うのによい吉日とされています。特に結婚式や入籍、引越しや家の新築などに関することは大吉とされています。

結婚は母になる準備段階、家の新築や修理、引越しは新しい家庭で子を育てる準備ともいえるため、母倉日に行うととても縁起がいいと言えるでしょう。

1-2-4 天恩日(てんおんにち)

天恩日とは暦に「天おん」と記載される日であり、「天の恩恵をすべての人が受ける日」という意味があります。

要するに「すべての人が天の恩恵を受けることで福が訪れる日」となります。

1-2-5 不成就日(ふじょうじゅび)

「不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうにちび)」は、十干十二支の組み合わせによって吉凶を判断する「選日(せんじつ)」のひとつとされております。

選日とは大吉や仏滅などの「六曜」とは別もので、縁起がいい日といわれている「一粒万倍日」や「天赦日」がこの選日の仲間です。 「不成就日」は選日のなかの凶日(きょうじつ/物事を行うのに縁起の悪い日の意味)とされ、その名の通り「何事も成就しない日」と言われています。

特に避けた方がいいとされているのが結婚や入籍などの婚姻ごと。また子どもの命名や願い事、移転、契約ごとなど新しいことを始めるのに、とにかく「凶」で向いていないとされている日です。

2章 2022年版、土日・祝日でオススメ、避けた方が良い日の早見表

六曜、お日柄のいい日をご説明いたしましたが、1年の中で考えると様々な日に存在します。
そのため結婚式を行うであろう土曜、日曜、そして祝日でピックアップいたしました。もちろん平日にも縁起のいい日、避けた方がいい日もございますので、下記一覧については土日でパッと見たい方向けの資料になっております。

2-1 オススメな日(大安・友引+縁起のいい日)

1月23日(日):友引、一粒万倍日
2月5日(土):大安、一粒万倍日
3月26日(土):先勝、一粒万倍日、天赦日
4月29日(金・祝):先勝、一粒万倍日、天恩日
5月14日(土):大安、一粒万倍日、天恩日、母倉日
7月16日(土):大安、一粒万倍日、母倉日
8月27日(土):友引、一粒万倍日、天恩日
9月11日(日):大安、一粒万倍日、天恩日
9月23日(金・祝):大安、一粒万倍日、天恩日
12月25日(日):友引、一粒万倍日、天恩日

2-2 避けた方がいい日(不成就日)

1月8日(土)
2月19日(土)27日(日)
3月12日(土)20日(日)
4月9日(土)17日(日)
5月28日(土)
6月11日(土)19日(日)
7月31日(日)
8月28日(日)
11月5日(土)

結婚式 日 柄

3章 結婚式で関わってくる場面別、お日柄ポイント

いつが良くて、いつを避けたほうがいいのか早見表も見て分かったところで、この記事を見てくださっている方は少なからず結婚式に関わるところでお日柄が出てきたのではないかと思います。

その上で場面ごとにお日柄が関わってくるポイントを紹介いたします。

3-1 顔合わせ・結納

オススメのお日柄:”大安””一粒万倍日”
避けたほうが良いお日柄:”仏滅”

結婚式に関わるなかで初めに出てくるのは「顔合わせ・結納」になります。

現代では結納と顔合わせを合わせて行う方もいらっしゃいますし、顔合わせのみの場合もあるため、地域やご両親に事前に確認をして行うようにしましょう。またこの行う日についてお日柄(縁起のいい日)に行うことを習慣、気にされる場合もございます。昔は顔合わせ、結納という儀式は両家の門出として、両家の繁栄などを祈願してお日柄を重視したこともございました。

3-2 入籍日(結婚記念日)

オススメのお日柄:”大安” ”一粒万倍日”
避けたほうが良いお日柄:”不成就日”

入籍日とは役所に婚姻届を提出し、お2人が戸籍上夫婦になった日となります。「じゃあいつ行く?」となった場合、お2人のお仕事がお休みの日であったり、語呂合わせ(いい夫婦の日)で選ばれる方が多くいらっしゃいます。

語呂合わせで中々決まらないです。という場合、お2人が付き合った日がお日柄のいい日だったりして決める方もいらっしゃいます。もちろんお休みが土日だし、せっかくならお日柄のいい日に一緒に行こう。というのもいいと思います。

3-3 招待状の発送(消印)・お返事期日

オススメのお日柄:”大安” ”友引” 
避けたほうが良いお日柄:”大安・友引以外の日にち”

結婚式のお日にちが決まりましたら準備が始まります。結婚式の準備でお日柄が関わってくることがございます。
それが招待状です。招待状の発送は結婚式のお日にちの2か月前の大安友引、そして返信の期日を考えるのは1か月前の大安友引頃に設定をするようにいたします。

こちらは準備をするまで知らなかったという方は多いので間違えないようにいたしましょう。
また分からなかった場合、不安な場合は必ず担当のプランナーに確認をしていただけますと幸いです。

3-4 結婚式

オススメのお日柄:”大安” ”友引” ”母倉日”
避けたほうが良いお日柄:”不成就日”

一番気になるの結婚式のお日にちだと思います。その際に出てくるのはお日柄によって高くなる会場さんもあれば、仏滅などのお日にちでは「割引キャンペーン」などが存在しております。お2人にとってはお得であり魅力的なものになりますが、気をつけていただくことが親御様への日にちのご報告の仕方です。

仏滅に結婚式をあげたらあかん!と言われる風習は少なからずございますので、事前にご説明をしておくことがオススメです。そのため、お日にちを決める前に「金銭的にリーズナブルにできるから、今後のことを考えて選んだ」「仏滅は無駄なものが落ちて新しいものに生まれ変わるという日だから、新しい家族を始める日の一日として選んだんだ」など、説明の仕方に困りましたら、是非、プランナーに聞いてみてください。

3-5 お引越し・マイホーム購入

オススメのお日柄:”大安” ”一粒万倍日” ”天恩日” ”母倉日”
避けたほうが良いお日柄:”赤口”

お引越しや家を建てる日に「赤口」は「赤=燃える」イメージがつくため避けるようにしております。大きな買い物や長く続くものにこそ、お日柄や縁起のいい日を選ばれる傾向がございます。家だけでなく車なども同じように納車日に決める方もいらっしゃいますので、もし大切な1日を悩まれているときにはこの記事を思い出してみていただけますと幸いです。

4章 ゼロ婚ではお日柄に捉われることなく結婚式を挙げることが出来ます

結婚式では良いお日柄では費用が上がる式場もありますが、自社会場を持たずに提携させていただいております会場さんの空き状況にコミットさせていただくことで、ゼロ婚では費用が上がることなく良いお日柄で決めていただくことが可能となっております

そのため費用が不安で結婚式のお日取りを決めきれない新郎新婦様にも安心して希望の日程で結婚式をしていただいております。

また予算が気になる方につきましては会場によりますが仏滅や閑散期にはキャンペーン価格がございますので、費用が更に不安な方たちでも結婚式を諦めることなくご案内させていただいております。

ゼロ婚

5章 まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか。初めて聞くこともあれば、そういえば聞いたことあるなという内容もあったかも知れません。

私の方でお日柄や縁起のいい日について書いてきましたが、お日柄がすべてではございません。それに縛られてお日にちが決められない、行動することが出来ないとなっては本末転倒になります。

そのためあくまでも会場を選ぶ際の1つの知識、そして今後の人生にてご利用のできる情報を1つでも拾っていただけますと幸いです。

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