「両親にはたくさん迷惑をかけてきたから、結婚式で感謝の気持ちを伝えたい」
そう思ったきっかけは、友人の結婚式でした。両親に思いを伝えるシーンを見て、私もこんなふうに恩返しがしたいなと思ったんです。新郎に打ち明けたところ、私が結婚式を挙げたい気持ちは理解してくれましたが、なかなか前向きになれない様子もありました。正直、結婚式のための貯金はしていなかったし、今後の新生活のことを考えると費用面の不安が大きくなっていったんです。
そんなときにネットでゼロ婚を見つけました。「結婚式は高額な費用がかかる!」と思い込んでいた私たちにとって、ゼロ婚の価格帯は驚くほどリーズナブルでした。「本当に予算内でできるのかな?」と半信半疑ではありましたが、とりあえず話を聞いてみようと新郎を連れて相談会に足を運んでみたのを覚えています。
ゼロ婚で挙げようと思った決め手は何でしたか?
ゼロ婚にお願いしようと思った最大の決め手は、ずっと不安だった費用に心から安心できたことです。実は上司や友人から「結婚式の費用は結局いちばん最後までわからないよ」という話を聞いていました。そんな中相談会に参加し、自分たちのイメージしている結婚式がいくらなのか明確になったことで「私たちでも結婚式挙げられそう!」と現実味が沸いたことが大きかったです。
相談会ではまず初めに「私たちの場合はいくらご祝儀が集まりそうか」とても丁寧にシミュレートを行ってくれました。呼びたいゲストの内訳をひとつひとつ書き出して、細かくシミュレートをしていただいたので、すごく納得感もあり感動しました。これまでは「人数を多く呼ぶと費用がかかりそうだし、ゲストは親族のみかな」とぼんやり思っていたのですが、シミュレート結果を見て友人もたくさん呼べそうだというのがわかり嬉しかったです。
お二人の結婚式のこだわりは何でしたか?
私たちのこだわりは、ゲスト全員に心から楽しんでもらうことでした。結婚式は私たちにとって大切な人が集まる場なので、せっかくなら全員に感謝の気持ちを伝えたいと思っていたんです。だからこそ、肩肘張らずにみんなが笑顔になれるような時間をつくりたいなと考えていました。
結婚式の準備では、「どうやったらゲストみんなが楽しんでくれるか」をとにかく考えました。演出やアイテムも、インスタグラムでたくさん探しましたね。手作りが好きでペーパーアイテムやウェルカムグッズなどたくさん持ち込みをしたのですが、中でも1番こだわったのはプロフィールブックのクロスワードクイズです。ゲストはどうしても待ち時間が発生すると思うので、待ち時間までも飽きずに楽しんでもらいたいという気持ちから作成しました。
ご新郎さまはいかがでしたか?
実は僕たち小学生の頃からの仲なんですが、“僕は絶対にサプライズとかやらないタイプだ”と新婦に思われていたので、「新しい一面を見せてやろう!」という気持ちでサプライズを企んでいたんです。
プランナーの中谷さんに相談の電話をしたら、その1本の電話の中で「なんでやりたいのか」「どんな形にしたいのか」と親身になって一緒に考えてくれました。僕自身は新しい一面を見せる他に、「改めて今までの感謝と、これからも一緒に頑張っていこうね」という言葉を直接伝えたいという気持ちがありました。そこで、祝電の中に僕からのメッセージを混ぜるのがいいのではないか、と考えていたことを打ち明けました。
すると、中谷さんからは「素敵ですね!ただ、祝電は通常司会者さんが読むものなので、せっかくのメッセージがただ流れていくのはもったいないと思います。司会者さんには途中まで読んでもらい、その後は新郎さまから直接お手紙を読む形にしましょう!一緒に花束も渡すのはいかがですか?」とプランナーならではのアドバイスをしてくださりました。
中谷さんのアドバイスのおかげで想像以上のサプライズができました。
一番印象に残っているシーンは何ですか?
新婦:いちばんはお色直しのタイミングで兄を呼んで一緒に退場したことです。それを見た母が「あれは反則だよ」とボロ泣きしているのを見て、「やってやったぞ!大成功!」と兄と喜びました。母にはずっと心配をかけてきたので、少しは恩返しになったかなと思っています。
また父も「いい兄弟に育ったな」と話してたことを、後から母に聞きました。
それが私にとってもすごく嬉しくて、結婚式やってよかったなと心から思いました。
新郎:僕は挙式よりも披露宴の方が印象的でした。僕たちのファーストバイトの後に、僕の両親と新婦の祖父母にもサンクスバイトをやってもらったんです。それをみてすごくほっこりして、温かい気持ちになりました。改めてアットホームで気を遣わない式にできたなと実感した瞬間でしたね。
結婚式を終えていかがでしたか?
申込から式当日まで本当にトントン拍子で進んでいき、すごくあっという間でした。当日は緊張する暇もないくらいずっと楽しかったです。わたしたちのこだわりであったアットホームでお互いに気を遣わず、ゲストも心から楽しめる式というのが実現でき、大満足の式になりました。
結婚式が終わったあと、親族から「二人らしくてすごくいい式だった」「めちゃくちゃ楽しかった」と大絶賛の声をもらえたことが何より嬉しかったです。それを聞いて無事に終えられたなという安堵感もありましたね。
最後に、結婚式を考えている新郎新婦にメッセージをお願いします!
結婚式を挙げようと思うと、私たちのように費用面で悩む方が多いのではないかと思います。知識がない状態のまま二人でずっと悩んでいても、自分たちにぴったりの結婚式を挙げる準備は進まないと思うんです。私たちが実際に経験したからこそ、悩んでいるならまずは一度相談に行ってみてほしいなと思います。
式を挙げてからもう2ヶ月が経つのですが、今でも余韻が抜けないです。ふたりで毎週ビデオを見返していますし、ずっとあの日に戻りたいなと思っています。そんなかけがえのない大切な1日になる結婚式をたくさんのカップルに挙げていただきたいです。