プランナー直伝!結婚式の見積もりをグっと値引く、かんたん交渉トーク8選

「なんとか見積もりが予算内にならないかな?」
「結婚式で値引き交渉って出来るのかな?」
「あと数十万円見積もりが下がれば、理想の結婚式が挙げられるのに、どうしたらいいかわからない」

結婚式の見積もりについて、不安や悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?

そんな方でも大丈夫!
結婚式の見積もり交渉をたった5分でお伝えするので、これを読めば結婚式の交渉術が分かり、結婚式の費用を節約することができます。

婚礼業界で10年以上働き続け、過去500組以上の結婚式プロデュースを担当してきた私が、効果的な交渉方法を伝授いたします。

この記事では

・値引きのコツ
・すぐに使える交渉トーク
・交渉なしで費用を抑える方法

までご紹介いたしますので、見積もり交渉の悩みを解消し、希望の式場で安心して結婚式当日を迎えるための参考にしてください。

※費用を抑えて結婚式をされたい方はこちらもご覧ください

貯金なしで結婚した女性は約5割!結婚にかかる費用と節約方法を伝授

1章 結婚式の見積もり交渉は可能!値引き交渉7つのコツ

結婚式は、値引き交渉が当たり前のようにおこなわれるイベントです。

ここでは、値引き交渉するときの7つのコツからポイントまで解説しています。
「話が上手くないから、交渉は苦手」「今まで交渉の経験がない」という方でも安心してください。
あらかじめ7つのコツとポイントを押さえておくだけで、成功率は上がりますよ。

それでは、さっそく見ていきましょう。

1 プロデューサーを味方につける

プロデューサーに気持ちよく対応してもらえるよう、謙虚な気持ちで丁寧に交渉すること。

あくまでも式場側が提示した金額に対して、値下げをお願いしている立場。
お客さんだからといって横柄に接するのではなく、あくまでも低姿勢でお願いすることを忘れないようにしましょう。

そもそも、結婚式は契約してから納品までの期間が非常に長い商品です。
プロデューサーとしても長いお付き合いになる為「何とかこのお二人の為に全力で結婚式をつくりあげたい!」と思えるお客様に出会えると力が入るものです。
そういった意味でも、プロデューサーは味方につける方がいいでしょう。

郁美さん.jpg 中村

横柄な態度を取らず、無茶を言い過ぎない。
真摯に向き合って相談すれば「ぜひ、お二人の力になりたい」とプロデュサーが上司を説得してくれます。

2 値引きの目標額を明確にし予算の問題を伝える

値引きの金額を明確にし、プロデューサーに伝えること。

どれくらい値引きすれば契約してくれるかがわかると式場側は、値引きしやすくなります。
多少は無理な金額でもプロデューサーは上司に相談しやすくなりますので、話が早いです。
一方で「ただ安くして欲しい」「安いところで契約します」だとどこまで下げればいいかわからないし、ゴールがなくきりがありません。
また「収入がこれくらいだから、この金額だったら支払える」や「貯金額がこのくらいだから、ここまで引いてほしい」など、納得できる理由があると、プロデューサーも値引きしてあげたいという気持ちになります。

郁美さん.jpg 中村

ポイントは「希望する値引き額」と「なぜその金額なのか(理由)」を明確に決めておくことです。

3 「今日、契約する」とプロデューサーに伝える

「●●万円まで下げてくれたら今日、決める」という言い方をするのが有効です。

他の式場に行かれて、さらに値下げをされることは避けたいのがプロデューサーの心情。
今日決めてくれるという確証があると最大限の値引きをしやすくなります。
プロデューサーは「今日、決める」という言葉に弱いので、そこを突くのが交渉をうまく運ぶ秘訣です。

郁美さん.jpg 中村

最初は少し無理があるくらいの値引きを申し入れ、そこから双方の落としどころを探っていけば、ある程度限界に近いところまでの値下げが狙えるはずです。

4 他式場の見積もりと比較する

同じ内容で他式場に見積もってもらった見積もりを引き合いに出し、「この式場より1円でも安くなれば今日、決める」という言い方をするのが有効です。

金額だけで他の式場で決定されることは避けたいのがプロデューサーの心情。
具体的な金額が出ている分、プロデューサーは上司にも交渉がしやすいです。

郁美さん.jpg 中村

見積もりは同じ内容であることが大切です。
違う内容であれば比較ができないため交渉にならないので注意が必要です。

5 結婚式開催までの期間を半年以内にする

「予約した日」から「挙式の日」までの期間を半年以内にする。

結婚式までの日数が短ければ短いほど、値引き幅は大きくなります。

1年以上前で申し込みの場合、式場側は挙式日まで期間があるため値引きをしなくても挙式枠を販売できます。
一方、6ヶ月以内で申し込みの場合は挙式枠を早めに埋めたいため値引きしてでも販売した方がいいという判断になります。

結婚式までの期間が短ければ短いほど式場にとっては予約が埋まらないリスクが高くなるので、式場に空きがでるくらいなら多少割引をしても結婚式を挙げて欲しいのが会場の本音です。

郁美さん.jpg 中村

式場との打ち合わせが始まるのは約4ヶ月前なので、日取りや式場にこだわりがない場合は、半年以内での挙式を検討してみましょう。

6 人気のない日取り・季節・時間帯を利用する

さらに値引き額を引き上げるコツは、不人気な日取り・季節・時間帯を利用することです。
結婚式の予約が一件でも入れば式場にとってもプラスになるため、そこを突くことが値引き交渉を成功させる秘訣です。

■仏滅や赤口を利用する
六曜には、大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6つがあります。
この中で、一番「吉」だと言われているのが「大安」です。
昔から、結婚式には大安が良いと言われていることもあり、人気が集中します。「仏滅」などの縁起が悪いとされる日は人気がありません。

■冬(12~2月)や夏(7~8月)を利用する
[結婚式の人気の時期は春・秋]
・気候が良く過ごしやすい9月・10月・11月
・花や新緑がきれいな3月・4月・5月
・ジューンブライドの6月

[不人気の時期は冬・夏]
・暑さが厳しい8月
・寒さが厳しい1月・2月

■平日や夕方・夜の時間帯を利用する
一番人気は土曜の午後の時間帯。
日曜日の午後は翌日が仕事の人が多いので不人気な時間帯となります。

但し、結婚式が理由なら有給も取りやすく月曜を休みにしたり、サービス業の人が結婚式を挙げたりしますので、大幅な値引きは期待できません。
とはいえ、「夕方からのナイトウェディング」は選ぶ人が少ないため料金がリーズナブルになりやすいようです。

郁美さん.jpg 中村

一般的に結婚式は、ゲストが出席しやすい土日・祝日に行うイメージがあり、平日は予約数が少ないので、不人気の「平日」であれば値引きが期待できます。
ゲストのスケジュール調整ができる場合は候補にいれてみましょう。

▼値引き方法について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください

結婚式の見積額にビックリ!誰でも予算に収めるための値引きメソッド

7 オプション追加で値引きしてもらう

オプションをつけることで値引きを引き出すのも1つの方法。

追加予定のアイテムを『追加』という形にすることです。

ドレスや料理をランクアップしたり、追加オプションなどで最初の見積もりより上がることがほとんどです。そのため、値下げというよりは通常は料金がかかるフラワーシャワー、控え室、持込料などを無料でつけてくれるよう「追加するから安くしてくれませんか?」と交渉することでプロデューサーもOKしやすくなります。

(例)
・料理のランクをあげるから、引き出物の持ち込み料を無料にしてもらう
・二次会も同じ式場でやるから、挙式料を安くしてもらう
・エンドロールを追加するから、ドレスの持ち込み料を無料にしてもらう

おすすめの「値引き項目」

■会場料やサービス料
披露宴会場、新郎新婦控室、親族控室などがパックプランに含まれていなければ、値引きしてもらえる可能性があります。
挙式料も人件費以外は式場側にも負担はないため、挙式料半額までは値引きしやすい項目です。

■機材費
プロジェクター、スクリーン、カラオケ、音響・照明の機材にかかる費用は、式場側が機材の管理維持や新規購入のためにあてるものなので、式場側にとっても値引きしやすい項目です。

▼見積書の見方、後に必要になる「オプション追加アイテム」の金額設定や料金アップの仕組みについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

プロのチェックリスト公開!結婚式の見積もりアップを防ぐ25のノウハウ

2章 結婚式値引き交渉の必殺トーク8つ

ここでは、実際に使える契約前と契約後の値下げ交渉トーク8つをご紹介いたします。

その前に、【プロデューサーの心を動かす必殺ワード】について抑えておきましょう。

「この式場を気に入っていて是非とも契約したい」
「結婚式当日まで●●さんにお願いしたいと思っている」
「●●さんには本音でお話させて頂きます」
「ふたりで削れる項目も検討しました」
「●●さんのお力を貸していただけませんか?」

プロデューサーを信頼しているからこそ本音で話をし力を貸して欲しい思いや、自分達でも削減方法を考え努力していることを伝えることで、プロデューサーの心が動きお二人を応援したい気持ちになります。

値下げ交渉をしたことがない人や、値下げ交渉が成功しにくいと感じている人は、ぜひこの必殺ワードを盛り込んだトークを参考に交渉してみましょう。

それでは、【契約前】・【契約後】それぞれのプロセスにおいての値引き必殺トークをご紹介していきます。

■必殺トーク

【契約前】
① 見積もりの値引きをお願いする
② 他社の見積もりと比較して値引きをお願いする
③ 希望の条件を変えて値引きをお願いする
④ オプション追加で値引きをお願いする

【契約後】 
⑤  見積もりの値引きをお願いする
⑥  希望の条件を変えて値引きをお願いする
⑦  キャンペーン特典利用のお願いする
⑧  持ち込み料免除のお願いする

必殺トーク1 見積もりの値引きをお願いする(契約前)

[交渉タイミング]

契約直前(交渉材料が見つからない場合)

[シチュエーション]

契約直前まで交渉をしながら進めてきた。あと、▲▲円値引きして欲しいけど交渉材料がない場合

[トーク]

「私達はこの式場を気に入っていて是非契約し、結婚式当日まで●●さんにお願いしたいと思っているんですが・・・実は、この予算では難しくて契約するか悩んでいます。●●さんには本音でお話させて頂きますが、私達の貯金は▲▲円なので、見積りが▲▲円になるように●●さんのお力を貸していただけませんか?」

必殺トーク2 他社の見積もりと比較して値引きをお願いする(契約前)

[交渉タイミング]

契約直前(他式場と比較検討してきた場合)

[シチュエーション]

数件、式場に同じ見積り内容で見積もりを貰い比較検討した上で、決定したい式場は予算オーバー。この式場で結婚式を挙げたい意思があり、予算さえクリアになれば心置きなく契約できる場合

[トーク]

「私達はこの式場を気に入っていて是非契約し、結婚式当日まで●●さんにお願いしたいと思っているんですが・・・実は、他の式場(A社)では御社と同じ見積もり内容で、御社より安い見積もり額なのでどちらで契約するか悩んでいます。もし御社がA社より安くなれば今日、契約したいと思っています。是非、●●さんのお力を貸していただけませんか?」

必殺トーク3 希望の条件を変えて値引きをお願いする(契約前)

[交渉タイミング]

契約直前(値引き困難な式場の場合)(クオリティを落としたくない場合)

[シチュエーション]

値引き対応をしていない式場や、これ以上項目を削ったりクオリティを落としたくない場合

[トーク]

「見積もり金額が予算オーバーしているため、ふたりで削れる項目も検討しましたが、それでもオーバーしてしまいます。例えば、結婚式を▲月▲日▲時(3月大安の土曜日午後)で希望していましたが、▲月(7月仏滅の日曜日午後)に変更させていただくことで、▲▲円までお値引きいただくことは可能でしょうか?私達はこの式場を気に入っていて、結婚式当日まで●●さんにお願いしたいと思っています。是非、●●さんのお力を貸していただけませんか?」

必殺トーク4 オプション追加で値引きをお願いする(契約前)

[交渉タイミング]

契約直前

[シチュエーション]

最低限度の項目しか見積もりに含まれていない場合は、後から大幅な予算アップする可能性があります。契約後に追加が出る可能性が高く、後からの大幅な予算アップを防ぎたい場合

[トーク]

「私達はこの式場を気に入っていて是非契約し、結婚式当日まで●●さんにお願いしたいと思っているんですが・・・実は、この予算では難しくて契約するか悩んでいます。料理のランクをあげ、ウェルカムドリンク・エンドロールを追加をするので、挙式料の半額、引き出物やドレス等の持ち込み料・控室・プロジェクター&スクリーンを無料にしていただくことは可能でしょうか?是非、●●さんのお力を貸していただけませんか?」

必殺トーク5 見積もりの値引きをお願いする(契約後)

[交渉タイミング]

契約後

[シチュエーション]

予想以上に追加料金が発生し、予算オーバー。契約前に交渉してから契約に至ったため、契約後の交渉材料が見つからない場合

[トーク]

「契約前に、予算のことで●●さんのお力を貸していただいて契約しましたが、予想以上に追加料金が発生し、すでに▲▲円予算オーバーになっています。このままでは、お支払いができないので、何とか▲▲円削減できないかと思っています。見積もりが▲▲円になるように●●さんのお力を貸していただけませんか?」」

必殺トーク6 希望の条件を変えて値引きをお願いする(契約後)

[交渉タイミング]

契約後(クオリティを落としたくない場合)

[シチュエーション]

これ以上項目を削ったりクオリティを落としたくない場合(式場もメリットを感じてもらえるようにするとより良い)

[トーク]

「見積もり金額が予算オーバーしているため、ふたりで削れる項目も検討しましたが、それでもオーバーしてしまいます。例えば、結婚式を▲月▲日▲時(5月大安の土曜日午後)で契約しましたが、▲月(7月仏滅の日曜日午後)に変更させていただくことで、▲▲円までお値引きいただくことは可能でしょうか?日程変更の手数料も含め、●●さんのお力を貸していただけませんか?」

必殺トーク7 キャンペーン特典利用のお願いする(契約後)

[交渉タイミング]

契約後

[シチュエーション]

これ以上項目を削ったりクオリティを落としたくない場合(公になっている特典利用を交渉材料にしてみると良い)

[トーク]

「見積もり金額が予算オーバーしているため、ふたりで削れる項目も検討しましたが、それでもオーバーしてしまいます。今、ホームページで掲載されているケーキ無料特典を利用させてもらえれば予算内に収まります。新規のお客様対象の特典だとは理解していますが、何とか●●さんのお力を貸していただけませんか?」

必殺トーク8:持ち込み料免除のお願いする(契約後)

[交渉タイミング]

契約後

[シチュエーション]

これ以上項目を削ったりクオリティを落としたくない場合

[トーク]

「見積もり金額が予算オーバーしているため、ふたりで削れる項目も検討しましたが、それでもオーバーしてしまいます。外部から衣装の持ち込みを検討していますが、持ち込み料を免除していただくことは可能でしょうか?例えば、当日の衣装は、1着こちらでレンタルするので、その他衣装の持ち込み料は免除していただけないでしょうか?」

 

[ワンポイントアドバイス]

※上記のトークは、「衣装(ドレス等)」を例にしています。
その他のアイテム等に関しては以下のような内容がおすすめです。

■当日人が動く項目
例えば、美容師、ビデオ撮影、司会者等

トーク例:
「その方(美容師)の料飲代をお出しするので、持ち込み料を免除していただきたい。」

■当日人が動かない項目
例えば、装花、引出物等

装花のトーク例:
「メインテーブル装花、ゲストテーブル装花は式場で手配をさせていただくのでブーケ等その他は持ち込みを免除していただきたい。」

引出物のトーク例:
「引出物は式場で手配をさせていただくので引出物以外のその他は持ち込みを免除していただきたい。」
(引き宅であれば持ち込み料は不要)

3章 原価提供だから交渉不要な「zero wedding」

さてここまでは、交渉のテクニックやトークをご紹介してきました。

どの式場も「割引予算」を持っており、 交渉次第で割引予算を全部適用するのか、一部だけしか割引しないのかは、プロデューサー次第でもあります。お二人からすれば、交渉を頑張ったとしても、実際にはどのくらい割引が適用されているのか確かめようがないのが現実です。

アンケート調査では、「見積もりの割引率が人によって違うことに違和感を感じた」と回答した人々の割合が、全体の67.4%に上ることがわかりました。


https://www.sankei.com/economy/news/200213/prl2002130085-n1.html
出典 |『結婚式の規定への違和感調査』(調査対象:20-60代男女の既婚者/調査方法:インターネットリサーチ/調査期間:2019年12月12日〜18日/有効回答者数:625名)

zero weddingでは「原価提供」のため、そもそも交渉不要。
そのため、人によって見積もりの割引率が違うことはないサービスとなっています。

zero weddingの、メリット3つ。

メリット1 原価開示システム

価格最適化の本質は、中間マージンを排除した原価開示。
全商品の原価+プロデュースフィーで提供。

▼原価で挙げる結婚式についてはこちらでご説明しています。

結婚式の原価は妥当なの?婚礼業界の費用事情&原価で結婚式を挙げる方法を全公開

メリット2 追加営業なし

プロデュースフィーを事前に明示することで追加営業での利益確保が不要。
新郎新婦の理想の結婚式づくりだけを徹底してサポート。

メリット3 アイテムの選択肢制限なし

アイテム調達先に一切の制約を設ける必要がなく、世界中の選択肢から必要な提案のためだけに商品を選ぶ自由度。

また、貯蓄やご祝儀、お車代まで含む総予算にコミット最適な予算設計から提案してもらえます。
見積もり交渉不要の【zero wedding】で式場探しをしてみましょう。

4章 まとめ

結婚式の見積もり交渉のご不安は解消できましたでしょうか?
今回お伝えした交渉のポイントをまとめると…

・あらかじめコツとポイントを押さえておくだけで、成功率は上がる。
・心を動かす必殺トークでプロデューサーを味方につける。
・見積もり交渉不要な「zero wedding」から式場探しをする。

この記事を読んでいただき、自分にピッタリの式場で支払いに不安なく後悔することのない結婚式を迎えていただけると幸いです。

無料プレゼント「ゼロ婚の教科書」

コメント