「とにかく心配事が多すぎるし、どうやって場所を決めたらいいのかわからない!」
結婚式の準備を始めたものの、地元が離れているお二人の場合、最初の段階の「場所選び」で悩んでしまうカップルは多いと思います。
どの式場で結婚式を挙げるかはもちろん、招待するゲストの交通アクセスや移動距離、交通費・宿泊費などのお車代など、一度悩み始めると考えなければいけないことが多すぎて困ってしまいますよね。
そんなあなたに、この記事では最高の結婚式を実現するための第一歩である「場所の決め方」から「式場の選び方」、そして知っておくと役立つ「式場選びにおける先輩カップルのトラブル事例」までを紹介します。
この記事を読めば、いままでモヤモヤしていた結婚式の”場所” と “式場選び” に関する悩みが解消し、結婚式の次の準備のステップに安心して進むことができます。それでは早速みていきましょう。
STEP1 エリアを決める
メリット | デメリット | こんな人におすすめ | |
今住んでいるところ | 準備を進めやすい | 地元が遠い場合、ゲストの移動が大変 | 忙しくてもしっかり準備を進めたい |
どちらかの地元 | 地元ゲストの負担が少ない | 現地に行かないと準備を進めにくい | ゲストの多くが地元にいる |
中間地点 | 負担において公平性がある | 知らない場所なのでトラブルが起きやすい | 様々な地方からゲストを招待したい |
思い出・憧れの場所 | 思い出が色濃く残る | 費用が特に多くかかる | 特別な結婚式にしたい |
リモート | 費用を抑えられる | 結婚式の空気感を味わいにくい | ゲストに健康面での心配をかけたくない |
どれがいいかわからない!という方は、こちらのフローチャートも参考にしてみてください。
それでは、それぞれのエリアについて詳しく説明していきます。
1-1 二人が今住んでいる場所
[メリット]
[デメリット]
・招待するゲストが多い場合、宿泊代や移動費などのお車代が多く発生する
[こんなカップルにおすすめ!]
・忙しくてもしっかり準備を進めたい人
・ゲストの多くが、今勤めている勤務先 もしくは 今住んでいるエリアの近辺の人
旦那も私も働いている中での準備だったので、打ち合わせや会場見学がしやすいように 今住んでいる場所 で挙げることを決めました。会場決定時の会場の下見なども、一日でまとめて複数会場見て回ることができ、気になった会場は全部巡って決めれたので満足しています。
プロデューサーの一言アドバイス
相談に来られるカップルの共働き率は徐々に増えています。仕事が忙しい中でも、できるだけ短い時間で、尚且つ しっかり会場を決められたいお二人にはこの開催地がよく選ばれています。
1-2 どちらかの地元で挙げる
[メリット]
[デメリット]
[こんなカップルにおすすめ!]
・高齢ゲストの移動が心配な人
・ゲストの多くが地元にいる人
・帰省ついでに挙げたい人
プロデューサーの一言アドバイス
親族に高齢ゲストがいらっしゃる場合も、地元開催だと安心して参加できるとの声もよく聞きます。
1-3 中間地点で挙式
[メリット]
[デメリット]
[こんなカップルにおすすめ!]
・全国各地に招待したいゲストが点在している人
・招待したいゲストの数が、各エリアにおいて半々ずついる人
プロデューサーの一言アドバイス
中間地点で開催する場合は、【ご祝儀制ではなく”会費制”】のスタイルを採用してもいいでしょう。自分達の費用負担がどうこうということではなく、ゲストにお車代について「申し訳ないな…」と思わせずに済みます。また、ギフトを準備する場合は 直接引出物をゲストの自宅に郵送する「ヒキタク」といったサービスを活用するのがオススメ。重い荷物をもって帰路についてもらう…なんてことを避けられますよ。
1-4 思い出の場所、憧れの場所で挙げる
人生で一度だけの結婚式。お二人の好きな場所、思い出の場所、憧れの場所での挙式は、他の選択肢とは段違いの特別感を演出することができます。
[メリット]
[デメリット]
[こんなカップルにおすすめ!]
・「結婚式の場所は昔から決めている」という人
・少人数になったとしても、憧れの場所での挙式を諦めたくない人
プロデューサーの一言アドバイス
リゾート地などでの結婚式は、費用面などの負担を考えると少人数での開催になってしまいがち。多くのゲストと交流したいなら、別日に会費制のカジュアルパーティーを開き、そこで挙式の映像などをお披露目するのがいいと思います。
1-5 リモートで結婚式
こちらは新型コロナウイルスの影響で新しく生まれた挙式の選択肢になります。リモートでの開催のため移動や健康面での不安もなく、なおかつ金額も他の選択肢に比べ圧倒的に抑えられるのが特徴です。
[メリット]
[デメリット]
[こんなカップルにおすすめ!]
・費用を極力抑えたい
・ゲストに移動面・精神面での負担をかけたくない
プロデューサーの一言アドバイス
この時代だからこそ生まれたオンライン結婚式。今は食事の配達サービスなど、家でも結婚式を堪能できるようなサービスも登場してきました。大切なことはどこでやるかよりも何を伝えられるか…。おふたりの伝えたい思いをどうやって具現化するかのプランニングこそが一番大切だと思います。
さて、結婚式におけるエリアの選択肢について詳しく紹介してきましたがいかがでしたか?
続いては、「式場の探し方」についてお伝えしていきます。
STEP2 式場の種類を決める
メリット | デメリット | こんな人にオススメ | |
専門式場 | コンセプトが整っていて準備を進めやすい | 持込の制限がある | 華やかな空間が好き |
ゲストハウス | 会場を自由にアレンジできる | 早期の会場の予約が必要 | 異国気分を味わいたい |
レストラン | 美味しい料理でおもてなしができる | 設備面が心許ない | ゲストと近い距離で過ごしたい |
ホテル | 大人数でもゆったり快適に過ごしてもらえる | 他の新郎新婦とバッティングする可能性がある | 大人数をしっかりおもてなししたい |
料亭 | 日本らしさを堪能できる | 他の挙式スタイルより割高 | 上質な時間を過ごしたい |
2-1 専門式場
式場ごとにコンセプトがしっかりしていて “西洋風” から “リゾート風” などたくさんの種類があり、それに応じた演出、料理なども決まっているため0(ゼロ)からの打ち合わせが少なく準備を円滑に進めることができます。
しかし、専門式場であるが故にアイテムの持込制限が厳しい場合が多く、演出の面では お二人オリジナルの内容が組み込みにくい等、いわゆる「定番な結婚式」になってしまう可能性があります。
[メリット]
[デメリット]
[こんなカップルにおすすめ!]
・華やかな雰囲気の結婚式に憧れている人
・テーマなどはある程度決まっている中から選びたい人
・アイテムの持込にはこだわらない人
プロデューサーの一言アドバイス
ワンフロア貸し切りの会場が多いので、他の新郎新婦とバッティングすることがないのもメリットです。フロア全体を貸し切れるので、フロア一面を装飾しておふたりらしさを演出するのもいいかもしれません。
2-2 ゲストハウス
一軒家を丸ごと貸切るスタイルで、中にはプールや広い庭などが付属したゲストハウスもあります。まるで二人の家にいるかのような自由度の高さがウリで、ゲストと一緒に特別な時を過ごすことができます。しかし貸し切りのため、直近の日程では会場の予約が難しい場合もあります。
[メリット]
・お二人らしい空間を作れる
・他の結婚式とは違う時間を演出できる
[デメリット]
・直近の日程では 会場の予約が難しい
・準備に時間がかかる
[こんなカップルにおすすめ!]
・貸切の空間で、自由度の高い時間を過ごしたい人
・異国気分を味わいたい人
プロデューサーの一言アドバイス
まるで海外に迷い込んだような世界観は多くの人を魅了します。海外挙式をしにくい今だからこそ、国内で海外気分を味わってみてはいかがでしょうか。
2-3 レストラン
“美味しいごはん” と “カジュアルな雰囲気” の両方を楽しむことができるレストランでの結婚式。やっぱりおいしい料理は記憶に残りやすく、加えてお二人の演出があわさるとゲストの心に思い出が刻まれること間違いなしです。とはいえレストランには “チャペルが併設されている” ところは少く、控室なども他の式場と比べると少し心許ないです。またホテル等に比べるとカジュアルな印象をもたれがちですので、ルールやしきたりを大事にされているご両親の場合は自分達の意向を事前に伝えておく方がよいでしょう。
[メリット]
・美味しい料理でおもてなしができる
・格式ばっていないので、ゲストと近い距離で過ごせる
[デメリット]
・チャペルが併設されていない場合、挙式は別の場所を探す必要がある
・ゲストの着替室や親族控室など、設備面は若干心許ない
[こんなカップルにおすすめ!]
・ゲストと近い距離で過ごしたい人
・料理で最高級のおもてなしをしたい人
プロデューサーの一言アドバイス
一見カジュアルに見られがちなレストランウエディングですが、実は上質なおもてなしをしたい方にこそオススメの式場だったりします。有名な巨匠がいるレストランの料理でおもてなしをすれば、数々の結婚式に出席している”上司”や”親族の方々”も満足していただける結婚式になるはずです。
2-4 ホテル
たくさんの人を招待でき、加えて宿泊もできるホテルは結婚式会場として昔から根強い人気があります。設備が充実していることはもちろん、接客クオリティも安定しているので、高齢ゲストや遠方からお越しいただくゲストが多い等 配慮が必要な場合でも安心です。しかしこちらも専用式場同様、アイテムの持込などは自由度が限られている場合が多いです。
[メリット]
・設備面・接客面ともに安心できる
[デメリット]
・格式ばった雰囲気がある
・アイテムの持込に制限がある場合が多い
[こんなカップルにおすすめ!]
・80名を超えるような大人数の結婚式を検討している人
・宿泊が必要な遠方のゲストをたくさん招待したい人
プロデューサーの一言アドバイス
新郎新婦も前泊・後泊ができるので、結婚式前夜は それぞれの家族とゆったり過ごすといったスケジュールを組むのもいいかもしれません。
2-5 料亭
和と食でお二人とゲストを圧倒させる迫力を持つ料亭。この式場では和のおもてなしの精神が宿った和食を始め、料亭ならではの演出がゲストをもてなし、上品で慎ましい最高の一日を実現することができます。費用は他のスタイルより高めな設定ですが、これ以上ない上質な時間を過ごせるはずです。
[メリット]
・上質な時間を過ごすことができる
[デメリット]
[こんなカップルにおすすめ!]
・和の雰囲気に包まれたい人
・上質な時間を過ごしたい人
プロデューサーの一言アドバイス
料亭と聞くと”和装をイメージされる”方が多いですが、実は「ウエディングドレス」がすごく映えるんです。また、敷居が高そうに見えますが演出などは相談に応じていただけるところも多く、自由度の高い料亭も増えてきました。やりたいことがある場合は「敷居高そうだから…」とあきらめてしまわずに、一度プロデューサーの一言アドバイスに相談してみてください。
いかがでしたか?式場にも様々な種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。雰囲気や値段はもちろん、接客クオリティや設備面の充実度、また、演出の自由度に関わる”持込みの有無” なども明らかにした上で、あなたにピッタリの式場を総合的に判断していきましょう。
3 場所選び、式場選びで起きた先輩カップルのトラブル事例
Case1 二人よがりな準備で親とトラブルになってしまった
自分たちの都合だけで決めてしまいトラブルに発展してしまいました。
僕たちは準備する時点で「絶対今住んでいる家から近い会場で挙式する」と決めていました。というのも僕たちは共働きで、結婚式準備のために遠くに行くことができず、近場でサクッと挙げようと考えていました。早速の結婚式場を探し準備を進めたのですが「華やかで豪華な雰囲気の会場」を思い描いていた妻の両親と若干トラブルに…。キャンセルできなかったのでそのまま開催しましたが、結婚式は両親にとっても思い入れがあるものなので、事前に双方の両親の意見も聞いておけばよかったと、少し後悔しています。
結婚式準備は主にお二人が準備を進めますが、お二人だけの結婚式ではないことを忘れてはいけません。パートナーだけでなく、双方の両親の意見も事前にしっかり確認しておきましょう。
Case2 ゲストが道に迷ってしまい スケジュールが崩れた
ゲストが道に迷ってしまい、スケジュールが崩れてしまいました
色んな地方からゲストを招待することになったので、互いの地元の中間地点で開催することにしました。プロデューサーの一言アドバイスさんやスタッフさんのおかげで、当日まではしっかり準備を進めることができましたが、当日数名のゲストが道に迷ってしまい、開始時刻になっても到着できませんでした。また、その影響でスケジュールが押してしまい、いくつかの演出もすることができませんでした…。
中間地点に限らず、ゲストが道に迷って遅れてしまう事はよくあります。招待状に “少なくとも30分前には集合” していただけるよう記載したり、会場決めの段階から迷わないように駅の近くの会場で決定するなど、工夫次第でトラブルを回避することができるので最悪の事態を想定して準備していきましょう。
Case3 二次会の時間を考えずに準備を進めていた
結婚式の時間しか考えられておらず、二次会を開催することができませんでした
私達は、結婚式は少人数で行い 二次会でたくさんの友人を招待しようかなと考えていました。しかし、挙式希望時期が人気月だったこともあり、既に予約が埋まりはじめていることに焦ってしまい、反射的に “夕方開始” の時間を予約してしまいました。その後、いざ二次会について考えようとしたものの、「披露宴終了から二次会開始までにかかる所要時間」や「ゲストの終電時刻」を把握できていなかったので、二次会は断念することに。披露宴の時間を押さえる時から、二次会も含めたスケジュールを考えておくべきだったと後悔しています。
結婚式準備といわれると、「挙式・披露宴」の準備だけで頭をいっぱいにしがちです。しかし二次会も開催する場合はそちらの準備も並行して行わなければいけません。特に遠方のゲストが多い場合は、絶対に来てほしいゲストの終電時間は必ず押さえておきましょう。
4 全国150を超える会場からお二人だけの結婚式を実現
さらにzero weddingでは「家族を始める場としての結婚式」を大切にしています。
5 まとめ
ポイントをまとめると、
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■STEP1 エリアを決める
・二人が住んでいる場所
・どちらかの地元で挙げる
・中間地点での挙式
・思い出の場所、憧れの場所
・リモートで結婚式
■STEP2 式場の種類を決める
・専門式場
・ゲストハウス
・レストラン
・ホテル
・料亭
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