「親族のみの結婚式っていくらかかるの…?」
「予算はないけど、親族にも満足してもらえる結婚式をしたい」
親族のみでの結婚式をしようと決めたものの、費用について不安はありませんか?
親族のみの結婚式費用の相場は「5万円~200万円」と言われていますが、大きな幅があるのが悩みどころ。親族のみといっても挙式のみ、フォトウェディングなど「6つの結婚式スタイル」があるため、選ぶものによって金額も大きく異なります。
「じゃあ自分たちにあった結婚式って、どう選べばいいの?」
心配になるかもしれませんが、ご安心ください。この記事では、これまで3,000組以上の結婚式をプロデュースしてきた株式会社スキナのプロデューサーが、スタイルごとの費用相場とメリット/デメリットを詳しくご紹介します。
さらに、
・予算の計算方法
・費用を賢く抑えるポイント
まで解説しますので、あなたの予算と希望に合わせた結婚式をイメージしやすくなります。
さらに、「ホントは友人も呼びたいけどかかる費用がネックであきらめてしまった…」という方のために、親族以外を招待した場合の費用総額と自己負担額もご紹介します。
結婚式は一生に一度の大切な場。情報をしっかりと集め納得のいく結婚式選びができないと、その後の人生においても心のどこかでずっと後悔が残ってしまいます。
予算も希望にもしっかり合った結婚式を挙げるために、費用の不安のすべてを解消してください。
あなたも、パートナーも、ゲストの皆様も「良い結婚式だった!」と思えるような1日にできることを祈っています。
1 親族のみ結婚式の費⽤相場は5万円〜200万円
⼀般的な結婚式費用の相場に⽐べると総額は安いですが、金額にかなり幅がありますよね。その理由は「スタイルによって⾦額が⼤きく変わるから」なんです。
一口に「親族のみの結婚式」といってもスタイルは様々で
・シンプルに挙式だけをしたい
・せっかくなら食事も楽しみたい
・家族への感謝を込めて旅行もプレゼントしてあげたい
など、希望に合った結婚式ができるよう、各スタイルの費用とメリット/デメリット、どんな人にオススメかをご紹介します。
1-1 6つのスタイル別費用相場リスト
結婚式を決めるうえでの判断基準のポイントは「費用・準備・ゲストへの負担」など、いくつもあります。
親族のみの結婚式といっても「会食の有無」や「実施場所」などによって6つのスタイルがあります。
費用相場(10名) | デメリット | デメリット | おすすめ | |
挙式のみ | 10~30万円 | ・シンプルで費用も安い | ・所要時間が短いため、ゲストへのおもてなしの機会があまりない | ・とにかくシンプルにしたい人 ・新郎新婦2人だけで結婚式をしたい人 |
会食のみ | 50万円~ | ・形式ばらずにアットホームな結婚式ができる | ・料理で満足していただける会場選びが大変かも | ・カジュアルな雰囲気で結婚式したい人 |
挙式+会食 | 100万~120万円 | ・一般的な結婚式の流れが楽しめる | ・費用はあまり抑えられない場合もある | ・やっぱり挙式も会食もやりたい!という人 |
国内リゾート | 100~150万円 | ・旅行も兼ねて結婚式ができる ・思い出の場所が増える | ・移動時間など、親族によっては負担になることもある | ・新婚旅行と結婚式を合わせてしたい人 ・映える写真を撮りたい人 |
海外リゾート | 150~200万円 | ・旅行も兼ねて結婚式ができる ・思い出の場所が増える | ・移動時間など、親族によっては負担になることもある ・渡航費や宿泊費など、結婚式以外にかかる費用が多い | ・新婚旅行と結婚式を合わせてしたい人 ・映える写真を撮りたい人 |
フォトウェディング ※結婚式の代わりに行う写真撮影のこと | 5~20万円 | ・選択肢のなかでは最も安い ・準備することはほとんどない | ・「結婚式しておけばよかった…」と後で思ってしまうことも | ・お仕事や子育て等で忙しい人 |
【アドバイス】
自分たちにあった結婚式ができるよう、重視する優先順位をパートナーとよく話し合っておくのがおすすめです。
1-2 親族のみ挙式の自己負担額は最大150万円(10名の場合)
スタイルを選ぶ上で最も重要なのが「予算に合ったものを選ぶ」ことです。
「親族のみにすれば、一般的な結婚式に比べて安いから安心!」
と思われるかもしれませんが「自己負担額」で見てみると割とかかってしまうこともあります。
なぜなら親族のみの場合、参加人数はどうしても少なくなります。その分頂ける「ご祝儀額」が低くなりやすく自己負担額は割高になるのです。
親族から頂けるご祝儀を一人あたり5万円で計算してみると、自己負担額は下記の表のようになります。
自己負担額も大きな差がありますよね。ここで注目していただきたいのが「挙式のみ」と「フォトウェディング」です。
総額は安いこの2つのスタイルですが、シンプルでゲストへのおもてなしする場面がないためご祝儀を頂かずに行う新郎新婦も多いのです。そのため、自己負担額は大きくなりがちです。
一方で「会食のみ」の場合をみるとご祝儀額によっては自己負担額は0円になる可能性もあるのです。
【アドバイス】
結婚式の費用の不安をなくすには「総額と予算のバランス」が最も重要で、予算のカギとなるのは「ご祝儀」なのです。
2 あなたの自己負担額はいくら?ご祝儀シュミレーションで計算しよう
費用に安心して結婚式を挙げるためのポイントは、自分たちが結婚式にかけられる予算をしっかりと把握し、その上でかかる費用を賢く抑えることです。
そこで、予算をきちんと把握するためにおすすめなのが「ご祝儀シュミレーション」です。ここでは具体的な自己負担額の計算方法などを解説していきます。
2-1 ご祝儀シュミレーションの3ステップ
ご祝儀シミュレートは次の3つのステップを行うだけで約5分ほどで算出できます。
さっそく、紙とペンを用意して実践してみましょう。
【アドバイス】
ゲストの種類ごとにご祝儀平均が変わります。一人ひとり名前を書き出してみるのもポイントです
2-2 親族10名~30名の自己負担額シミュレート例
10名~30名で総額とご祝儀額を照らし合わせてみると、最も人数の少ない「10名挙式+会食」が最も自己負担額が高くなっています。
一方で総額の大きい「30名で会食のみ」のスタイルも30名分のご祝儀が集まれば、自己負担0円で結婚式が可能なことがわかります。
【アドバイス】
総額の大小だけでなく、招待したいゲストの人数と集まるご祝儀額をきちんと把握し、予算に合わせてベストな結婚式を選びましょう。
3 必⾒!親族のみの結婚式でも費用を賢くおさえる3つのポイント
自己負担額のイメージがついたら、次に費用を賢くおさえる方法を理解しましょう。ここでは3つのポイントをご紹介します。
【節約額 5~10万円】ケーキ入刀や鏡開きなど、お金のかかる定番演出をしない
結婚式の演出といえば、ケーキカットや鏡開きなどが定番ですが「お金がかかる」というイメージはありませんか?
ご安心ください。結婚式の演出はいくつかは必要ですが、「会場を盛り上げるための余興」などは絶対にやらなければいけないものではありません。
むしろ親族のみの結婚式では、派手な余興よりもおいしい料理と落ち着いた雰囲気でゲストをもてなすのがぴったりです。中でも私のおすすめは「会食中に親族紹介をする」という演出です。
一般的な結婚式の親族紹介は、挙式の直前に新郎新婦と親族だけが集まり、一人ずつ簡単に自己紹介をしますが、親族のみが集まる結婚式なら、ゆっくりご飯を食べながら行うことができます。
その人だけが知っている新郎新婦とのエピソードや幼いころの思い出話を交えながら自己紹介していただくだけで、和やかな雰囲気の中知らなかった一面を知ることもできますよ。
【節約額 20~30万円】お色直しを団らんの時間に変える
お色直しは結婚式の定番。「やらないと物足りないんじゃないか」といった心配があるかもしれませんが、これも必須ではありません。
親族のみの結婚式の場合、お色直しをなくすことはむしろメリットになります。ここでは2つのメリットをご紹介します。
メリット①お色直しをなくすと「団らんの時間」を30分増やせる
たとえばウェディングドレスからカラードレスへお色直しをする場合、新婦は30分ほど席を外すことになります。その間ゲストはお食事をしながら待ちますが、お色直しをあえて無くせば親族との団らんの時間がより長くとれます。
なかなか顔を合わせる機会の少ない親戚と話をしたり、相手の親族に改めてご挨拶したりでき、より濃い時間が過ごせますよ。
メリット②お母さんが着たドレスをリメイクして着れば親族が盛り上がる
成人式で購入した振袖やお母さんが結婚式で着たドレスをリメイクして着るのもおすすめ。親族だけだからこそ、当時のエピソードや思い出話でより盛り上がること間違いなしです。
【節約額 5~15万円】チャペル挙式ではなく「宴内人前式」を選ぶ
宴内人前式という挙式スタイルはご存知でしょうか?
耳なじみはあまりないかもしれませんが、親族のみの結婚式にぴったりでぜひおすすめしたいスタイルなんです!このスタイルの挙式会場は披露宴・会食会場なので、挙式会場にかかる費用がカットできます。
ゲストがそれぞれ着席している状態で、カジュアルな「人前式」を行います。人前式はその名の通り、集まった人たちの前で誓いを立てる挙式で、神様には誓いません。
そして誓いの言葉もオリジナルでOKなので、「家訓」や「夫婦生活でのルール」を作って読み上げたり、替え歌にして歌ったりするなど、笑いあり、涙ありのとっても温かい雰囲気になります。
また挙式の後そのまま食事ができるので移動がなく、高齢のゲストにも負担が少ないのもおすすめしたい理由の一つです。
4 友人を呼んだ方が自己負担額は安くなる!?費用例やゲストの声を紹介
大切な友人やお世話になっている職場の方にも伝えたい気持ちがあるなら、費用がネックで招待をあきらめてしまうのはもったいないです。
結婚式は自分たちの大切な人たちが一堂に会し、直接お礼が言える唯一の機会と言っても良い場所。せっかくなら招待したい人をすべて呼んで感謝の気持ちを直接伝え、後悔のないように結婚式を挙げませんか?
実は、友人も招待するほうが費用がおさえられることもあるんです!
結婚式費用のポイントは「自己負担額」で予算を把握し賢く費用をおさえれば、人数を増やしても予算内での結婚式が十分可能です。
むしろ人数が多い方がご祝儀の総額が増え、自己負担額をよりおさえられることもあります。一般的な費用例をもとに解説します。
4-1 友人や職場の人を招待した場合の見積もり例
パターン①
40名・挙式+披露宴の場合
総額:229万円
ご祝儀額:204万円
自己負担額 :25万円
▼ご祝儀シミュレート
パターン②
60名・挙式+披露宴の場合
総額:303万円
ご祝儀額:294万円
自己負担額:9万円
▼ご祝儀シミュレート
ご覧のとおり、友人や職場のゲストを招待し人数が増えた場合、ご祝儀が多く集まることで予算が増え自己負担額を10万円以内におさえることもできるのです!
「本当は親族以外も招待したいな…」と思っている方は、ぜひ予算のシミュレーションをしてみてくださいね。
4-2 友人を呼んで結婚式を挙げた方の感想
実際に、「親族以外も呼んだ場合の費用が不安で悩んでいる」というお悩みを相談してくださる方も多いのですが、最終的にご友人や職場関係の方々も招待して「やっぱり呼んでよかった!」と仰っていただくケースもたくさんあります。
実際に私たちのところに寄せられたご感想をご紹介します。
1日が本当にあっという間でしたが、家族や親戚に友人達と過ごせたのは本当に楽しかったです。結婚式じゃないと一斉に集まるなんて出来ないので諦めずに挙げれて良かったです。
自分たちがやりたかったことが全部できて達成感もあったし、和やかで楽しい式で最後は感動してすごく満足した式でした。プランナーさんに色々相談しながら自分達のしたいことを思いっ切りやり切ったらいいと思います!
当日は一瞬で時間が過ぎました。特に両親に日頃の感謝を伝えれた事が何よりよかったなと感じました。
5 zerokonなら、親族のみでも予算と希望に合わせた結婚式ができる
zerokonはおふたりの予算や「こんな結婚式がしたい!」という希望をとことんお伺いし、ぴったりの結婚式をご提案します。
5-1 費用に安心の3つの仕組み
zerokon は予算内で結婚式が挙げられる独自の仕組みを取り入れています。その仕組みを3つご紹介します。
①徹底的な予算シミュレーション
zerokon の予算シミュレーションは、いくつかのパターンでお出しします。なぜなら、ご祝儀額は新郎新婦との関係性や個別の事情などでゲストによって差があるからです。
例えば親族でも「20万円」下さる方もいれば「3万円」の方もいらっしゃいます。新郎新婦の予算の納得感を大事にし、非現実的なシミュレーションにならないよう、一般平均額だけでなくゲスト一人ひとりの金額を出した計算もしています。
さらに遠方からのゲストにかかる「お車代」や「宿泊費」なども含めた結婚式の総額をお出しすることで、「思いがけない費用が増えた…!」ということなく安心して当日を迎えられます。
②後払い制
万が一、「想定よりもご祝儀が集まらなかった…」という事態になってもご安心ください。結婚式の後日に精算することもできます。
また親族のみの結婚式の場合、なかなか会えない親族にお礼を伝えたりお見送りしたりと、当日は結婚式の後もバタバタしがち。後日落ち着いて精算したい!という方にはぜひご利用いただきたい仕組みです。
5-2 結婚式の意味から考えるから、一般的な型に当てはめる結婚式じゃない。
なぜ結婚式をするのか。新郎新婦が違えば、ゲストに伝えたい気持ちや結婚式をどんな場にしたいかは一組一組もちろん違います。
単にお金をかけるでも節約するでもなく、結婚式をする意味を問い、コンセプトを提案しそこに沿った結婚式をつくりあげていきます。
zerokon は自社で式場を持っていないので、決まったやり方に当てはめる考え方はしません。だからこそ、「宴内人前式」や「あえてお色直ししない」という選択もでき、親族のみなどのご希望にもしっかりと応えることができるのです。
ただ見た目が豪華な結婚式を目指すのではなく、二人にとって本当に意義のある結婚式にするために、必要なら生い立ちまで踏み込んでお伺いしていきます。
人生をも共有するプロデューサーとの3人4脚で、「家族をはじめる場」としての結婚式をカタチにしましょう。
6 まとめ
この記事で解説した内容は以下のとおりです。
親族のみの費用は5万円~200万円
大事なのは総額よりも自己負担額
費用を抑えるポイントは「演出、お色直し、宴内人前式」
友人を呼んでも自己負担10万円以内で結婚式できる
一生に一度の結婚式。大切な人に想いを伝える場として、最高の家族のスタートがきれる結婚式をお手伝いします。ぜひ zerokonにご相談ください。
コメント