結婚式の費用トラブルを防ぐ!負担方法がスムーズに決まる16のチェックリスト

結婚式 費用負担
いつか訪れる結婚式。あなたはいくら費用を支払う必要があるか知っていますか。
結婚式の平均額が300万を超えるのが当たり前となっている現在、
その内の何割を負担するのが一般的なのでしょう。

「あぁ、貯金しなきゃ…」
「全然将来のために貯金できてない!」

ずっとなんとなく感じてしまう費用の不安を軽減しいざ結婚式という人生の節目が来たときに費用のことであせらないために、今回、結婚式の相談窓口で1000件以上のお悩みに費用にコミットしてアドバイスをしてきたzero weddingのプランナーが結婚式費用の負担額について徹底的に解説します。

また、結婚式費用はお互いの貯金額や両親からの援助金など「だれがいくら負担するのか」話し合う必要が出てきます。

結婚式準備で以外に多い費用トラブルを未然に防ぎ、スムーズに負担割合を決める方法を16項目のチェックリストに落とし込みました。

結婚式 費用 負担

費用の悩みを数多く解消してきた実績と、株式会社スキナが実際にプロデュースした3000組以上の結婚式のデータをもとに手順を書きだしているので、結婚式の予算設定やご祝儀額のシミュレーションがとても現実に近い形で行えます。

また、費用負担について今後起こりうるトラブルパターンとその解消法も事前にお伝えしますので

パートナーや両親・親族とのトラブルを事前に回避できる可能がぐっと高まります。

結婚式費用の相場やおすすめの費用負担方法、パートナーや両親と負担割合を決める手順まで約5分で読めて実践できる内容になっています。

ぜひ結婚式費用の不安を解消し、いざ結婚式準備を進める時に活用していただければと思います。

1 結婚式費用を新郎新婦が全額負担する必要はない

結婚式費用の総額は平均362.3万円(ゼクシィ結婚トレンド調査 2020より)

3時間の結婚式にこんなに費用がかかるの!?と驚く方も多いと思います。

ただ、まずは安心してください。この総額を全てふたりの予算から支払う必要はありません。では結婚式費用は一般的にどうやって支払うのか具体的にお話します。

1-1 結婚式は「ご祝儀+援助金+自己負担」で支払うのが一般的

結婚式費用は一般的に

・ご祝儀
・両親からの援助金
・自己負担金


この3種類の費用で支払います。

結婚式の総額のうち約60%をご祝儀で支払い、残りの約40%を両親の援助金や自己負担金で支払う形が一般的です。

ふたりの自己負担金はご祝儀額と援助金がそれぞれいくら集まるかによって大きく前後し、一般的には 154.6万円支払っている新郎新婦が多いです。(ゼクシィ結婚トレンド調査 2020 P9)

 

 

 

1-2 ご祝儀で総額の半分を支払うことができる

ご祝儀額は、一般的に総額の約60%を賄う金額が集まります。

ゲスト1人あたりの平均ご祝儀額は「3万円」と言われており、招待するゲストが多くなるほど集まるご祝儀額は大きくなります。

ただ、実際のご祝儀額はゲストとの間柄によって金額が大きく変わるため、一律3万円でシミュレーションをすると後々大きな誤差が発生します。

実際にブライダルフェアなどで見積もりを作ってもらった方は、ゲスト1人当たり3万~3.2万円でシミュレーションをした方が多いのではないでしょうか。

この後第3章では、プランナー直伝のご祝儀シミュレーション方法をお伝えします。

1-3 70%以上の新郎新婦が親から援助してもらっている

これまでに結婚式を挙げた新郎新婦の半数以上が両親からの援助金を受け取っています。

実際の金額は家庭によって大きく差はでてくるものの、娘や息子の結婚式のために貯金をしている親は多いようです。

ちなみに援助額の平均額は172.1万円です。(※ゼクシィ結婚トレンド調査 2020 p10-11より)

このように結婚式には自分たちの負担金以外にも、ゲストや両親が大きく関わってきます。中には両親からの援助とご祝儀で結婚式費用を全て賄った方もいれば自分たちの貯金だけで挙げた方も。

69bfed75-a4b4-4aa2-b204-3c2f4623aa89-1.png 中島

誰がいくら負担するのか結婚式が決まったら早めの段階で決めて、計画的に準備を進めておきましょう。

▼自己負担額ついて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

結婚式費用まるわかり!自己負担を把握して予算を抑えた結婚式を実現

2 費用負担方法4つのパターン

第2章では、結婚式費用の負担方法について状況別に解説をします。
まずはどのような費用の負担方法があるのかみてみましょう。

1位…両家で折半(48.9%)
2位…共通貯金を使う(23.5%)

その他
・ゲスト人数割
・新郎側が多く支払う
・アイテム別に負担する
・ご祝儀だけで賄う など…

※ハナユメアンケートより

一般的には、結婚式の費用を両家で折半する方法とふたりで貯金をして支払う方法が多いです。

ただ、費用の負担方法に正解はありません。

ふたりの収入差や現時点での貯金額、地域差による親族の考え方の違いによって、最適な負担方法が変わるからです。

自分たちはどの負担方法があっているのか、ふたりで話し合ってみましょう。

2-1 お互いが納得行く結婚式にしたいなら「両家で折半」

約半数の新郎新婦が選ぶ方法です。結婚式にかかる費用を両家で分け支払います。

ゲスト60名・総額300万の場合

新郎…150万円
新婦…150万円

実際には丁度半分の額になるように分ける方法もあれば、地域による考え方や「新郎側が多く払うべき」というしきたりなどにより新郎:6割、新婦:4割というような分け方をする場合もあります。

「両家で折半」のメリット/デメリット

<メリット>
・両家で公平に分担できるためトラブルが起きにくく、両親にも納得してもらいやすい

デメリット
・ゲスト人数の差が大きいと不満が生まれる可能性がある
・料理の追加やドレスの購入など、どちらかの希望で費用が高くなる場合に不満が生まれる可能性がある

 両家折半は納得するまで話し合うこと

  • 両家折半は互いがいかに納得できるかが大事。
  • 価値観を共有することが最高の結婚式の実現には不可欠。
  • 自分がしたいこと、パートナーがしたいことを柔軟に取り入れましょう!

2-2 ゲスト数に大きな差がある場合は「ゲスト人数割」

両家でゲスト人数に大きな差がある場合は、結婚式の総額をゲスト人数で割ってそれぞれが負担します。

ゲスト60名
新郎側40名/新婦側20名
総額300万の場合
 
新郎…200万円
新婦…100万円

ゲスト人数に大きな差があると、集まるご祝儀に大きな差が生まれるため 半分ずつ負担をしてしまうとゲスト人数が少ない方の費用負担が大きくなってしまうからです。

ゲスト人数割りのメリット/デメリット

<メリット>
・ご祝儀が少ない側の負担が軽減される

<デメリット>
・片方の希望で費用が上がる場合に、納得いかない可能性がある

 

人数によって個数が変わる部分を人数割にしてみる

  • ゲストの人数差が大きい場合、一部だけ人数割にすることもできます。
  • 計算は細かくなるが、公平な負担割合にしたい場合におすすめ!

2-3 両親の援助に頼らず「ふたりの共通貯金を使う」

結婚式の費用は両親からの援助は受けず、ふたりで全てを支払おうと考えている方も多くいらっしゃいます。

コツコツふたりで共通の貯金をためていたり、それぞれの貯金額を出し合ったり。最近ではブライダルローンなども一般的になっているので「両親に負担をかけたくない」「援助金がもらえない」という方でも結婚式を挙げることができます。

新郎ゲスト40名
新婦ゲスト20名
総額300万の場合
 
新郎新婦の共通預金…600万円

ふたりの共通貯金を使う メリット/デメリット
 

<メリット>
・両親に高額な費用負担をかけなくていい
・費用の負担割合を気にせず、自由なスタイルで結婚式の準備が進められる

<デメリット>

・高額な貯金をためるまで時間が必要になり、結婚式の時期が先延ばしになる
・貯金が十分でないと結婚式の内容を妥協しなければいけなくなるかも

二人貯金を使うなら、早めの計画が大事

  • 見積もりが出れば、そこに向けどのように貯金するかといった計画立てが大切。
  • 計画性がないと十分な資金を作れず、思い通りの結婚式が実現できないかもしれない。
  • 「いつまで」に「どのくらい」用意するかを早めに把握しておきましょう!

 

2-4 お互いにやりたいことが違う場合は「アイテムごとに分担」

正直なところ、私はこちらの分担方法はあまりお勧めとはいえません。

結婚式の演出や進行の内容でお互いの希望が違う場合、どうしても入れたい演出で使用するアイテムを言い出した本人が負担する方法ですが、結婚式はふたりで行うもの。

どちらかの希望だけを押し通した演出を「費用出すから好きにさせて!」というのはこれから家族を始めるふたりにとって最適とは言い難いからです。

今後、同じような場面に出くわした時のことも考え、ふたりの価値観を揃えるのがおすすめです。

 

ゲスト60名
総額300万の場合
 
新郎:やりたいことなし
新婦:お色直し…約30万
親族のお車代・宿泊費…約20万
 
新郎…125万円
新婦…125万+50万=175万円

アイテムごとに負担する メリット/デメリット

<メリット>

・一般的に衣装代やヘアメイク代など新婦側にかかる費用が多く、こだわりも強い場合が多いため、新郎側の納得を得られやすい
・相手の負担額を気遣って叶えたいものを妥協する必要がない

<デメリット>
・結婚式後もモヤッとした気持ちが残る可能性が高い
・新婦側の負担が大きくなる場合が多い

何を分担するか、アイテムごとに判断する

  • 結婚式のアイテムは思っている以上に多いので、一つずつ慎重に判断する。
  • 共通しているアイテム、そうでないアイテムで分けて決めていきましょう!
自分たちに当てはまる負担方法はみつかりましたか?

次の章では誰がいくら負担をするのか把握し、パートナーや両親とスムーズに費用負担を決めるための手順をお伝えします。

3 【プランナー直伝】費用の負担割合をスムーズに決める5STEP

 
結婚式を考え始めたらなるべく早めに負担割合について話合いましょう。顔合わせなど両家が集まるタイミングで話せるのが理想です。

「どうやって話を切り出せばいいの?」
「何を聞いておけばいいの?」

など不安があるかと思うので、手順に沿って一つずつ解消しましょう。

結婚式 費用 負担

3-1 集まるご祝儀額をシミュレーションする

お互いに招待したいゲストを書き出す、集まるご祝儀を計算します。パートナーや両親と費用負担を決めていくためには、自己負担額がいくら必要なのか把握しておく必要があります。

実際にシミュレーションをしてみると、

「ご祝儀を計算してみると想像より多く集まることがわかり両親からの援助が必要なくなった」
「パートナーの友人が想像より少なく、ご祝儀額が大幅に少ないことがわかった」

という方がいるので、まずは結婚式当日に集まるであろうご祝儀額をできる限り明確に算出しておくことがとても重要です。

ここではプランナーが実際に使用しているシミュレーションデータを使い、リアルなご祝儀を算出する3ステップをお伝えします。

 
例えば、同じ50名の結婚式を開催する場合でそれぞれのパターンのシミュレーションを見てみましょう。
 

ゲスト構成

ご祝儀額

親族 30名
友人 20名

ご祝儀 210万円

親族 15名
上司 5名
友人 30名
ご祝儀 185万円
 
このようにご祝儀額は基本的に総額の約60%に及ぶ額が集まりますが、誰を招待するのか、何名招待するのかによってその費用は大きく変わってくることを把握しておきましょう。

<チェックリスト>
・招待したいゲストを全て洗い出せているか
・親族/上司/友人同僚の3カテゴリーに分けているか
・ゲスト人数に小学生以下のお子様を含んでいないか
  ※ご祝儀は基本的にフルコース料理を食べるゲストから頂くのが一般的だからです。
・夫婦で招待するゲストは1カウントで計算しているか
  ※夫婦や家族で招待する場合は、まとめてご祝儀を用意される方が多いためです。
・カテゴリーごとのご祝儀平均額を使用し、シミュレーションしているか

3-2 結婚式に使えるお互いの貯金額を確認する

ご祝儀額がわかったら、お互いの貯金額を確認し、それぞれ結婚式にいくら使えそうなのか上限金額を決めておきましょう。

結婚式以外にも指輪購入や新婚旅行、さらに引っ越しをする方も多いので、「何にいくら使うのか」貯金の配分がとても重要になります。

これから先、出費が必要な場面を想像してみてください。

既に引っ越しを終えている方、結婚指輪にはこだわりたい方、ふたりの状況によってさまざまなシチュエーションが予想されるかと思います。

もし「これから先どんな出費があるかわからない!」という方は

こちらを参考に話し合ってみてください。

<婚約>
引っ越し 80万円~121万円
結婚指輪購入 ふたりで25万円
顔合わせ 6~7万円
結納 50~150万円
  
<結婚式>
お車代 5,000円~2万円
宿泊費 1~2万円
 
<結婚式後>
新婚旅行 50~70万円
結婚式以外に必要なおおまかな出費を把握し、それぞれの貯金額の配分を決めておくことで、両親に援助いくらしてもらう必要があるのかを確認することで事前にきちんとお願いできる可能性が高まります。
さらにこれから式場に行き、実際に見積もりを出してもらう時に
自分たちの予算に合わせたプランを作ってもらえる可能性も高めることができます。

<チェックリスト>
・今ある貯金額だけではなく、これから結婚式までに貯められそうな貯金額も計算しているか
・結婚式を開催するエリア外からのゲストは何名いるか
・それぞれの遠方ゲストの交通費片道分がいくらか調べ、お車代のシミュレーションを行っているか
・結婚式の前後で出費が必要なイベントを洗い出せているか
・どこにいくら使っていくか、貯金の配分を決定したか

3-3 実際に見積もりを出してもらう

ブライダルフェアや無料相談会に参加し気になる式場の見積もりを出してもらいましょう。結婚式の見積もりは、同じ式場であってもプランや使用するアイテム数によって大きな差額が発生します。

「どんなプランやキャンペーンがあるか」を確認するだけだと後々費用が大きく変動し、予算を超えてしまうなんてことがあるかもしれません。

見積もりは最低でも3つの式場からもらうのがおすすめです。

忙しい方は相談カウンターに行き1回の相談の中で3つ以上出してもらいましょう。 
<チェックリスト>
・それぞれの見積もりに含まれているアイテムは同じ内容になっているか
・料理やドリンクは後でランクアップしなくていいような内容になっているか
・見積もり額からご祝儀額をひき、自己負担額を確認できたか
・自己負担額が予算を大幅に超える非現実的な金額になっていないか

3-4 ふたりで負担割合を決定する

ふたりの負担額が明確になったら負担割合を話し合って決めましょう。決め方は第2章に詳しく書いているため、ぜひ参考にしてください。

ふたりの価値観を明確にし、このタイミングで負担割合を決めておくことで、今後の費用に関するトラブルが最小限に抑えられる可能性があります。

3-5 必要があれば両親に結婚式の話をし、援助金のお願いをする

 
両親に費用の援助をしてもらいたい場合は早めの段階できちんと時間を設けお願いしましょう。できれば顔合わせの場など両家がそろっている場で2人から話すと理解が得やすいです。

結婚式の費用は高額な分、準備をする時間や費用負担方法を話し合う時間が必要になる反面、親としてはちょっとでも負担を少なくしてあげたいと思う気持ちも大きいのです。

まずはここまでの手順をしっかりふたりで進み、負担方法を決めておきましょう。実際に見積もりを出してもらっている場合は詳しい見積もり詳細まで確認してもらうと よりスムーズに納得してもらえる可能性が高まります。

両親に援助の依頼をする前に負担額とその分担方法を話し合っておきましょう。

<チェックリスト>
・いくら援助してほしいか明確に伝えられるか
・ふたりからきちんとお願いする場を設けているか

4 先輩花嫁はどう乗り越えた!?もっとも多いトラブルの解決事例

とはいえ、実際に準備を進めると結婚式の費用トラブルはよく起こります。

費用の負担方法はパートナーだけではなく、両親や親族、パートナーの両親まで関わることなので「もめずに費用負担を決めたい」「これから先の関係性を壊したくない」と思いますよね。

ここでは結婚式の費用負担にまつわる、実際のトラブル事例をもとに詳しい回避策を解説します。

4-1 価値観が合わず、折半することに不満がつのるケース

<お悩み>
折半のはずなのに旦那が勝手に商品を追加してしまい負担金額が増えていきそうで心配です…(Aさん : 26歳)

結婚式はしっかり行いたいけど今後の生活も考えて費用を気にしています。

節約できるところはしたいと思っていたのですが、新郎が「ゲストにケチってるなと思われたくない」と料理や演出、引き出物のランクなど次々と追加をした結果、当初の見積もりより80万ほど値上がりしてしまいました…。

折半する予定のため、好き勝手にランクアップやアイテム追加をされると私が支払う金額も大幅に増えてしまうのに…と少しモヤモヤしています。

<解決策>
お互いの価値観をあわせ、節約できるポイントをうまく取り入れましょう。

費用負担方法を簡単に変更するのではなく、折半をするために価値観をすり合わせましょう。

まずはAさんから正直な気持ちを話し、必要なものとそうでないもの、節約できる部分とそうでない部分を明確にしていきます。

ここでポイントなのは「費用負担方法は変えない」ということ。

例えばAさんが「好き勝手にランクアップしたんだから、増えた分の費用はあなたが多く支払ってね」と伝えてしまうとさらにトラブルが発展してしまう可能性があります。

安易に費用負担の割合で調整をしてしまうのではなく、

・ゲストが気にしていないもの
・ゲストが気にするもの

下図を参考に、節約できるかどうかを把握したうえで見積もりを見直し、ふたりとゲストにとって本当に重要なものに費用をかけていくのが最適です。

69bfed75-a4b4-4aa2-b204-3c2f4623aa89-1.png 中島

このトラブルの原因は、ランクアップやアイテム追加をお互いの合意なしに進めてしまっていること。結婚式はふたりのお金が関わるので、見積もりの変更が必要な場合は1つずつ話し合うことが大切ですよ!

4-2 親に援助金を頼みづらいケース

<お悩み>
パートナーの両親は援助する方針でいるのですが、自分は両親からの援助を頼まないつもりでした。貯金もないし、どうしたらいいですか?(Bさん:29歳)


先日、「援助金はいくらもらえそうなの?」とパートナーから聞かれました。

相手の両親はコツコツ結婚式の貯金をされていて100万円も援助してくれることになっています。

ただ私はそのような貯金もなく、両親に迷惑をかけたくないので援助は頼まないつもりでした。

「親に頼むつもりはないんだけど…」と話すと相手になんと思われるだろうか、相手の両親にも「非常識な両親ね」と思われないだろうか…。
今後の親族関係も良好に築いていきたいのでどうすればいいのか不安です。

<解決策>
どちらも親からの援助金をもらわずに、ふたりの予算で折半をおすすめします。

まずはパートナーに希望を伝え、ふたりの貯金とご祝儀を使って折半しようと伝えましょう。

片側の両親から援助金をもらって結婚式をあげることは、これからの関係性を考えるとあまりお勧めできません。
この先結婚式以外にも子育てなど大きな出費が必要な場面は多く出てくるため、できる限り両家で平等に納得できる形を選ぶことをお勧めします。かといってこの状況でBさんの両親に無理に援助金をお願いするのも難しいと思います。

両親から援助金を受け取らずに結婚式を開催できる方法はたくさんあります。きちんとパートナーに自分の考えを提案をしてみましょう。

また見積もりを出す際にふたりの予算をプランナーに伝え、予算内でできる結婚式を提案してもらうのもおすすめです。それぞれの貯金額を明確にし、ご祝儀額もシミュレーションをした上で予算を算出しおくことを忘れずに!

69bfed75-a4b4-4aa2-b204-3c2f4623aa89-1.png 中島

最近は両親からの援助金をもらわずに結婚式をあげる方も多いので、無理に頼む必要はないかと思います。

結婚式はふたりが家族を始めるけじめの場。援助金ありきで考えるのではなく、先に実際の見積もりをきちんと確認し、どうしても必要な分だけ伝えるようにしましょう。

5 費用の分担方法を決める2つの心得

zero weddingでは、ふたりの予算を超えない結婚式の提案を約束しています。

これまでお話ししてきたように結婚式の費用にはふたり以外に両親との関係性も大きく関わってきます。

これからふたりが築いていく家族の未来を一緒に考え、費用アドバイスをさせていただき、最幸の思い出を創るお手伝いをさせていただきます。

5-1 結婚式がゴールではない。長い人生を見通してマネープランを設計する

ふたりにとって、結婚式は決してゴールではありません。

むしろ、ふたりという関係を終え、家族を始める場、つまりスタート地点です。だからこそ結婚式だけではなく、長い人生を見通しマネープランを立てる必要があります。

zero weddingではふたりの貯金や状況を徹底的にヒアリングして予算のシミュレーションを行っています。

・新居の購入も検討中の方

・おめでた婚の方
・子育てで貯金が使えない方

などそれぞれの事情に加え、見落としてしまいがちなポイント

・出費タイミング

・お車代
・宿泊費

などをプロの目線でシミュレーションし、お二人にとって最高の結婚式を提案致します。

5-2 価値観を理解し合うためによく話し合う

様々な費用負担方法をご紹介してきましたが、一番大切なことは負担方法をきちんと決めることではなく、負担方法を決めるためにふたりでよく話し合い価値観を合わせていくことです。

結婚式は高額な出費が伴うものですので、価値観を合わせないまま進んでしまうと

「あなたの方が多く稼いでるんだから、多く支払ってよ」

「やりたいことがあるなら費用負担もするのは当然でしょ」

など分かり合えずにけんかにつながってしまうこともあります。

結婚式を通してふたりが費用に対する価値観や、家族に対する価値観を理解し合うことこそが大切です。

6 まとめ

ふたりにとって最適な費用の負担方法は見つかりましたか?

結婚式の費用は、ふたりだけの問題ではなく両親や親族まで関わってくる可能性が高いです。

そのため一歩間違えるとトラブルに発展してしまうことも少なくありません…。事前にしっかり話し合い、価値観を理解し合っておくことがなにより大切です。

それぞれの費用負担方法について、メリット/デメリットを正しく理解し、ふたりにぴったりの方法をみつけておきましょう。

無料プレゼント「ゼロ婚の教科書」