新郎新婦とプランナーが二人三脚で作った結婚式コンセプト例3選

結婚式は決まったけど

「結婚式のコンセプトって何?」
「コンセプトって何を決めてるの?」
「他の人達のコンセプトって何にしているの?」

と、思う方も多いのではないのでしょうか。

いざ始まった結婚式の打ち合わせで「コンセプト」が必要だってプランナーさんから聞いたけども、何から考えたらいいか分からない。

ぼんやりしたいことだけは決まっているけど、コンセプトとは言えないし、周りの人に相談するにも自分の結婚式のことだから相談して解決するのかわからない、、、

実際にお打ち合わせをし始めてからプランナーにご相談する人もいらっしゃいますので、似たようなお話は私もよく聞きます。

そこで、11年で5000組以上の新郎新婦様をお手伝いしてきたゼロ婚のお客様の中から、実際にあった新郎新婦様のコンセプトのお話を交えてお伝えします。また「コンセプトの決め方」「結婚式をする意味」についても書いてありますので、結婚式について考え始めたばかりの方も、これから打ち合わせをしていく方も十分に読み応えがあるものとなっております。

結婚式を作り上げていく、決めていくというのは大変なことです。それでもこの記事を読み終えたときに自分たちが結婚式を挙げる意味や伝えたいことは何か、大切なコンセプトを見つけるきっかけになれば幸いです。

結婚式の準備や色々調べ始めたけど何がなんだか分からないのは当然です。ただ今回、せっかく見つけていただいた記事ですので、何か1つでもお2人の結婚式を作り上げていくなかのきっかけにでもなりましたらこれほど嬉しいことはありません。

1章 そもそもコンセプトとはなにか?

一般的にコンセプトというと、英語の「consept=概念、発想、構想」という意味で使われることがほとんどでしょう。平たく言うと、「ベースとする考え方・構想」のような意味で使われます。

まずはコンセプトの意味や目的を確認していきましょう。

1-1 結婚式においてコンセプトが大切な理由

結婚式においてもコンセプトはベースとなる考えです。

コンセプトがあることで、結婚式にテーマ・メッセージ性が生まれ、統一感が出てきます。
よくコンセプトの決め方で例に上がるのが

・二人の好きな物
・思い出
・季節
・色
・雰囲気

…等ありますが、それらを決めるにあたっての大前提、つまり二人が伝えたいこと・想いこそが一番重要な部分になります。

装飾や演出はそれらを表現する手段にすぎません。

1-2 創業11年で培ってきた私たちが考える結婚式のコンセプトとは

私たちは、創業以来11年間様々な新郎新婦様のお手伝いをしてきました。その中で変わらず言い続けていることがあります。それは結婚式は「家族というコミュニティをはじめる意思決定のプロセスであるべき」だということです。

家族としてふたりが⼀体となり⽣きていくことは決して楽しいことばかりではありません。⾟く苦しいことも乗り越えて初めてかけがえのない家族としての喜びを得ることができます。派⼿で豪華なだけではなく、ゲストに感謝しゲストから祝福される。

⼀⽣で最も素直になれる瞬間にどんな家族でありたいのかをしっかりと向き合い、二人で出した答えを表現するのが結婚式の本質だと考えています。

そのためには、「家族の在り方/なりたい姿」を言語化する必要があります。これを私たちは「家族コンセプト」と呼んでいます。

「コンセプト」をつくることによって、ただ何となく結婚式をするのではなく、二人だけの挙げる意味を見出して意味のある結婚式を作ることが出来るのです。

▼以下の記事では、コンセプトの決め方について紹介しています。

結婚式のコンセプトは想いの言語化が大切!決め方と事例を共に解説!

2章 私たちがお手伝いしてきた3つのコンセプト例

それでは私たちがお手伝いをさせていただいた実際のコンセプトの例をご紹介いたします。
今回は3組の新郎新婦様のコンセプトになります。

実際にご来店していただきまして、お打ち合わせをして当日を迎えた方たちになります。
新郎新婦のお気持ちだけでなく、プランナーがどのようにコンセプトを引き出したのかご覧ください。

2-1 Go Ahead

concept:「go ahead」

おふたりのコンセプトは「前進」から生まれた「go ahead」でした。

ヒアリングをしていく中でお二人の中から出てきたワードが「前へ進んでいくこと」であり、どんな時に「前へ進んでいくこと」を感じたのか、お伺いしたところ、

”お互いに、相手がいるから前向きになれた”
”お互いに出会ったことで、自分の人生が変わった”

と相手の存在が前に進むきっかけでした。

その決意表明を表現する上で「前進 = go ahead」をコンセプトとして結婚式を決めました。

あらためて自分ひとりだけではここまで来れなかった。

”これからは一人ではなく、二人という単位で、共に前を向いて歩んでいこう”

そんな思いを込めた結婚式は、パートナーだけでなく両親やゲストがいたから今の自分がいることを再認識できた瞬間でした。

だからこそ結婚式の準備だけでなく当日も”人と人”の繋がりを大切にした上で、これから先どんなことがあっても前を向いて進んでいくことを伝える結婚式として1日を迎えることが出来ました。

2-2 ひとりよりも、一緒がいい

concept:「ひとりよりも、一緒がいい」

お二人のコンセプトはご来店時に一緒に結婚式を考えるときに出てきたものでした。

「彼との出会いがなければ新しい人生の選択肢に気が付くことはなった。仕事一筋で生きてきた私にとって無縁だと思っていた結婚する人生を彼が気が付かせてくれました」

相手想いの新婦様の言葉から、”新たな選択肢をくれた彼との出会い”、という結婚式の輪郭が見えてきました。

この新婦様の言葉どおりに、新郎様が当日のお写真のように笑顔になったのが印象的でした。

嘘がつけず、なんでも率直に言ってしまう新婦様と、どんな時も優しい心で包みこんでくれる新郎様。

今までお互い一人だったけれども、一緒になって暮らしていくことの決意表明として結婚式の1日を作り上げたい。

そこからコンセプトは”ひとりよりも、一緒がいい”になりました。挙式はゲストに対してこれから家族になる決意表明をする人前式を行い、当日は見事にゲストの皆さまから2人の想像を超えるほどの盛大な祝福に包まれました。

披露宴でもお二人をお祝いするために集まったゲストの皆と、”一緒にいる時間” を大切にしました。

結婚式を1日過ごした結びに二人へお互いの印象をあらためて感想を聞かせていただきました。

「結婚なんて夢にも思っていなかった私に初めてずっと一緒にいたいと思わせてくれたひと」

これからは”ひとりではなく一緒”に過ごしていくパートナーを再認識できた心温まる結婚式でした。

 

2-3 flower market

concept:「flower market」

このコンセプトは、担当のプランナーがお2人のイメージをもとに提案をしたものになります。

ご来店時にお話を聞かせていただくと新郎様は記念日はもちろん、なんでもない日にでも新婦様に花をプレゼントしてあげる気さくな方だったのです。
お2人にとってお花というのは生活の一部でもあり、印象的な象徴でもあったことを聞き、そこからプランナーはフランスの文化を連想しました。

実はフランスの街中にはフラワーマーケットが並び、なんでもない日でも花を一輪買ってプレゼントをする風習があるんです。
新郎様が新婦様のことを思って送る花はまさにフランスの文化にあるフラワーマーケットの日常のようなものではないかと。

このお話をしたところお2人も自分たちの中で花のプレゼントというのは日常的なことでもあり、幸せを感じる瞬間でありました。
だからこそ、2人の日常の価値観を大切にすることで「flower market」決まりました。

そして当日、このコンセプトをもとに考えたのがウェルカムスペースにフラワーマーケット作成、そして一輪の花をテーブルまで持っていく演出をご提案いたしました。

コンセプトであったフラワーマーケット、そして新郎様が新婦様へ送ったお花に感じる幸せをゲストにも感じてほしい。

ゲストは一輪のお花を受付で選ぶと自分の座るテーブルに持っていき、それがゲスト同士の話題にも広がり一緒に楽しむことが出来る。

新郎新婦だけの結婚式ではなく、ゲストも参加することで幸せのお裾分けではなく彩りを一緒に作り上げることが出来た結婚式でした。

 

3章 コンセプトをゼロから一緒に作り上げるzero wedding

ここまでお読みいただきまして、いかがでしたでしょうか?

少しでも結婚式のコンセプトの意味、そしてコンセプトを決めるべき理由が理解でき、自分たちのイメージも持ってもらえたら幸いです。

これまで、5,000組以上のお手伝いをしてきたゼロ婚では、豊富なアイデア・経験があります。
その経験を活かし、お二人の想いを引き出すお手伝いをし、お二人ならではの想いを伝える場を作り上げることが可能です。

ぜひプロと一緒に自分たちのやりたいことを話し合い、固め、一緒に進めてみるのはいかがでしょうか?
zero weddingでは、そのお二人の大切な思いを形にするお手伝いを0から一緒にさせていただきます。
ご興味あられる方はぜひ、下記のURLから詳細をご確認ください。

4章 まとめ

実際に結婚式、家族をはじめる場として考えたときにゲストに対して何を決意表明するのか。そのために自分たちの中で何が大切だったのか、どんな風にそれを伝えたいのか。100組の新郎新婦、結婚式があれば100通りの決意表明の形があります。

一生に一度の結婚式、その場を通して今まで中々言えなかったことや、これから縁がある方たちに向けて決意表明をすることが出来ます。

家族をはじめる場、それを表現できるのはお2人の気持ち次第です。だからこそ結婚式というタイミングで話し合い、家族としてお互いが何が大切で何が嬉しかったのか、それをコンセプトとして作り上げていくことで最良の1日が迎えられると思っております。

今回の記事を読んでいただき、お2人の結婚式の参考に少しでもなれば幸いです。

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