「家族婚には誰を呼べばよいのかな…」
「家族婚だと寂しい結婚式にならないかな…」
「どうやったら家族婚を成功させることができるの…!?」
結婚式は家族婚にしようと考え始めたはいいが、具体的なイメージが沸かずに尻込みされていませんか?
実は結婚の招待人数は平均42名と言われており(2021年ゼクシィトレンド調べ)、過去の参列経験から家族婚のイメージを膨らますことが難しいという新郎新婦様がほとんどなんです。友人もたくさん招待した結婚式と比べると、「寂しい結婚式にならないかな?」「演出は何をしたら良いの?」と不安になるのも当然です。
この記事では「家族婚のお披露目パターン」から「式場のパターン」「費用」についてまで詳しくご紹介します。
また約10年間、家族婚の結婚式をお手伝いしてきた私だからこそ伝えることが出来る、「家族婚を成功させるための準備方法」や「家族婚ならではの演出」もたっぷりとお伝えしますので、自分たちらしい家族婚のカタチを見つけていただき、安心して準備をスタートしていただけることでしょう。
初めてのことで不安なことも多いと思いますが、この記事が少しでもお役に立てると幸いです。
1章 家族婚とは親族で行うアットホームな結婚式
家族婚とは、両家の父母・祖父母・兄弟姉妹とその配偶者など「家族」と「親族」だけを招待して行う結婚式です。
一般的な結婚式に比べ人数は少なく、近しい間柄の人だけを招くため、ゲストへの気遣いや緊張も少なく、ゲスト全員とゆっくりコミュニケーションがとれるアットホームな結婚式になる事が家族婚の魅力です。
人数は、両家親御様だけを招待する6名程度から、伯父伯母(叔父叔母)や従兄弟(従姉妹)まで招待した30名規模まで様々です。人数別費用相場については3章でご紹介をします。
今、家族婚か大人数を招待した結婚式、どちらで開催しようか迷っている方は、この記事を読み進める前に下のチャートから、[自分達がやりたい結婚式はどんな結婚式か?]を整理してみてください。
▼人数別(規模別)の「結婚式費用~成功のコツまで」をまとめた記事はコチラ
2章 家族婚には3つのお披露目スタイルがある
さて、ひとえに家族婚といってもお披露目方法は大きく3つのスタイルがありますので、家族婚のお披露目スタイルからご紹介をいたします。
家族婚のお披露目スタイルは【挙式のみ】【挙式+披露宴(会食)【披露宴(会食)のみ】の大きく3つがあります。それぞれの特徴をみてみましょう。
2-1 挙式のみ
家族・親族だけで、挙式のみを執り行う方法で、最も費用を抑えることができ、準備も短い期間で行うことが可能なスタイルです。
挙式の場所は【チャペル】【神社】の2パターンあり、挙式のみ行う新郎新婦の中で約7割がチャペル、約3割が神社で挙式を行っています。
2-2 披露宴(会食)のみ
挙式は行わずに、披露宴(会食)のみを行う方法で、場合によってはドレスやタキシード等の婚礼衣装は着用せずに両家の顔合わせの様な形で行うケースもあります。
場所は専門結婚式場やホテルの他に、レストランや料亭の一室で行うこともあります。
2-3 挙式+披露宴(会食)
一般的な結婚式と同様に、挙式を行った後に披露宴(会食)を執り行う方法で、3つの中では一番費用がかり、準備も一番多いのがこのスタイルです。
ゲストと過ごせる時間が最も長く、”挙式”・”披露宴”で違った雰囲気の写真も撮ることが出来きます。
家族婚とはいえ、憧れの結婚式を叶えたい新郎新婦にオススメのスタイルです。家族婚の中でも特に15名以上の親族を招待する場合は、このスタイルを選ぶ新郎新婦が多いです。
費用を抑えたい方は「挙式のみ」がお勧めですが、挙式のみの場合せっかく集まって下さった親族と顔を合わせる時間は1時間程度のため、披露宴とまで豪勢な場で無くとも、[平服で会食]程度でも、全員での食事の場を設けられることをオススメします。
3章 家族婚にお勧めの4つの式場パターン
家族婚を開催する場合、次の4つの式場パターンがあります。
- レストラン
- ホテル
- 料亭
- 専門結婚式場
予算を抑えたい方にはレストランがお勧めですし、アクセス重視ならホテルがお勧めなど、それぞれのメリットデメリットからお勧め式場までこの章では紹介します。
3-1 レストラン
【メリット】
・料理にこだわっていて美味しい
・記念日に利用できる
・料金が抑えやすい
【デメリット】
・貸し切りでは無いので他のお客様がいる
・設備が整っていない(更衣室、控室)
・チャペルが無いケースが多いため、別場所で挙式をした後移動が発生する
【こんな人におすすめ】
・カジュアルな結婚式を好む方
・料理にこだわりがある方
【注意事項】
レストランには控室や更衣室がない場所が多いので事前に更衣室の有無の確認、ない場合にはレストラン付近の美容室などお着替え可能な場所を確認しておく必要があります。
3-2 ホテル
【メリット】
・駅近やシャトルバス等、アクセスが良い
・駐車場、控室や着替え室の施設が充実
【デメリット】
・かしこまった雰囲気になりやすい
・選ぶホテルによっては費用が高くなる
【こんな人におすすめ】
・遠方親族の宿泊も手配が必要な方
・ホスピタリティの高いサービスを求めている方
【注意事項】
ホテルには披露宴(会食)が出来る部屋が数部屋あります。式場決定(申込時)の人数に合わせて部屋を決めることになるため、申込み時点から出来る限り正確な人数を伝えるようにしましょう。
3-3 料亭
【メリット】
・和の雰囲気を感じられる
・記念日に利用できる
【デメリット】
・バリアフリーに対応していない
・設備が整っていない(音響や映像の機材)
【こんな人におすすめ】
・和の雰囲気を感じたい方
・格式のある会場で行いたい方
【注意事項】
料亭には音響や映像の機材などの設備があるところが少ないので、食事会でムービーを流したい場合にはスクリーンやプロジェクターなどを持ち込まなくてはなりません。そのため、食事会でムービーを流したい方は会場選びの際に音響や映像の機材の有無の確認が必要です。
3-4 専門結婚式場
【メリット】
・非日常感を味わえる
・自由度が高い
【デメリット】
・最低収容人数が設けられている場合がある
・単価が高い
【こんな人におすすめ】
・自由度の高い結婚式を希望される方
・アットホームな雰囲気を好む方
【注意事項】
会場によっては最低収容人数が設けられている場合もあるので必ず確認しましょう。「気に入った会場を見つけたが人数が足りずにそこで食事会が行えない。」このようなことがないように事前に確認することが必要です。
4章 ゲスト人数別の費用相場
家族婚と一言で言っても、何人で開催するかは新郎新婦により異なります。新郎新婦と親だけの6名で行う家族婚から、祖父母や従兄弟(従姉妹)家族まで招待状し30名程度の規模感で行う結婚式まで、実は幅広い人数帯です。
この章では「6名」「10名」「20名」「30名」の人数別の費用相場を、2章で紹介した【式のみ】【挙式+披露宴】【披露宴のみ】の3つのパターンでご紹介します。
4-1 6名の家族婚費用は40万円~60万円
4-2 10名の家族婚費用は50万円~80万円
4-3 20名の家族婚費用は80万円~130万円
4-4 30名の家族婚費用は120万円~180万円
5章 家族婚を成功させるための準備方法
お披露目スタイルと式場スタイルを決めたら、ここからが家族婚を成功させるために必要な準備の開始です。
- 式場決定
- 招待状発送
- レイアウト決め
- 演出決め
- ギフト決め
上記の新郎新婦が必ず行う準備の流れを順追ってご説明します。
5-1 式場を決定する
結婚式予定時期の4ヶ月前迄には式場を決定し、申込みを行いましょう。
たとえば10月の結婚式希望の場合は遅くとも6月には式場決定が必要です。式場決定後は、早速招待状の作成を始めましょう。
5-2 招待状を発送する
招待状は結婚式の2ヶ月前発送を行いましょう。
発送までに「作成〜宛名書き〜梱包」といった作業も発生するため、4ヶ月前には招待状の作成準備を始める必要があります。招待状はできる限り新郎新婦からゲストへ手渡し頂くのがベストですが、遠方にお住まいのご親族など、手渡しが難しい場合は結婚式2ヶ月前の「大安もしくは友引」にあたる日に郵便局へ持参し発送しましょう。
招待しない友人や会社の方への報告は忘れずに行いましょう。
▼上司へ
「私事で恐縮ですが、この度◯月◯日に結婚式をいたします。○月に親族を中心に内輪で形ばかりの結婚式を行う予定でおります。何かとご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。」
▼近しい友人へ
「実は報告したいことがあって…。このたび、結婚することになりました!結婚式は○月にしようという話になっているけど、友人は呼ばずに身内のみで挙げようと思ってます。招待できずごめんね。結婚後も変わらず◯◯に住むからまた時間があったらご飯に行こうね。これからも宜しく。」
5-3 家族婚のレイアウト決める
晩餐会スタイル
新郎新婦も含めて1つのテーブルを囲むため、一体感が出やすく、20名までの人数の場合オススメです。
20名以上の場合は、テーブルが大きくなりすぎて逆にコミニュケーションが取りにくくなるため、オススメしません。
流しスタイル
両家1卓づつで、向かい合わせに座るスタイルです。
円卓スタイル
3つのスタイルをご紹介しましたが、対応可能なレイアウトは式場により異なります。お申込みされた式場スタッフへ、対応可能なテーブルレイアウトを確認してから、ご親族の配置を決めましょう。
5-4 披露宴(会食)で行う演出をきめる
次に披露宴で行う演出を決めます。ご披露宴で司会者を付ける場合は司会者から演出のご提案がありますし、司会者無しの結婚先の場合は、プランナーから演出の提案もあります。
演出なしでも、もちろんOKですが約2〜3時間ある披露宴のため、間延しないか心配な新郎新婦は演出を準備しておきましょう。おすさめ演出については、この後6章でもご紹介します。
5-5 ギフトを準備する
最後に、ご親族へお渡しするギフトを決めましょう。
ギフトとは【引出物】【引菓子】を指します。地域によっては【縁起物】もお渡しされるケースや、例えば富山の結婚式では「蒲鉾(かまぼこ)」を入れるしきたりがある等、地域の特性がでるポイントのため、ギフトの中に必須で入れる物が無いか、念の為両家親御さまへ確認をしておきましょう。
6章 家族婚のおすすめ演出5選
家族婚でも演出を予め準備しておく事は必須です。
「家族婚だから披露宴(会食)も簡易で良いや!」と乾杯後の演出を何も準備していないと、結婚式当日にいざ披露宴が始まると想定外の”間延”に後悔する羽目に…。
ここからは家族婚におすすめの演出もご紹介しますので、是非ご参考ください。
また家族婚の場合も演出は準備をしておく事がお勧めです。ご披露宴(会食)は2〜2.5時間の食事時間があるため、演出無しで食事のみとなると間延してしまい、結果的に新郎新婦が気を使う羽目になりかねません。
ダンスや映像などのいわいる余興を準備する必要はありませんが、「ケーキ入刀」や「プロフィールDVD上映」などの演出を準備しておくことをお勧めします。
ただし、新郎新婦と両家親御様の6名程度で【顔合わせ】の様な場として披露宴(会食)の場を設ける場合のみ演出は無しで食事のみでOKです。
6-1 ケーキ入刀
婚礼料理のプランにはほぼ必ずウエディングケーキが付いています。折角なのでケーキ入刀をすることで、和やかな雰囲気を新郎新婦が作り出すことが出来ます。シャッターチャンスにもなるため、定番でお勧めの演出です。
6-2 プロフィールDVD上映
新郎新婦の生い立ちから、2人の出会い〜結婚に至るまでのヒストリーを写真で振り返る映像です。ご親族の皆さんは新郎新婦の幼い頃の写真を観て懐かしんでくださり、実はとっても盛り上がる演出です。
6-3 親族紹介
6-4 フォトラウンド
6-5 お色直し
家族婚の場合もお色直しはお勧めです。親御様も新郎新婦の晴れ姿を楽しみにされています。ウエディングドレスからカラードレスれのお色直しもOK。ウエディングドレスから和装へのお色直しも人気です。
また、ご自身の振袖をお持ちの場合は、振袖を着れるのはご自身の結婚式がラストチャンスとなるため、お色直しで成人式の際に着た振袖へチェンジするのも親御様に喜んでいただける演出です。
演出についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧下さい。
7章 安心して家族婚の準備をするならゼロ婚
ゼロ婚では準備や当日の進行に対する不安を抱くことなく、安心して結婚式を挙げていただけます。
結婚式は準備することがたくさんあるため、準備のための時間をたっぷり用意しなければならないと心配になるかもしれません。
とはいえ仕事もあるし、なかなか多くの時間を確保することは難しいものです。
ゼロ婚では限られた準備期間でもお二人が理想とする結婚式を挙げられるよう、専任のプロデューサーをはじめ、ドレスや介添など各分野のスペシャリストと一緒にサポートさせていただきます。ドレスやコース料理の選定演出、ムービーの作成など各種アイテムの決定や打ち合わせ等、当日に向けての準備をトータルコーディネートしていきます。
挙式披露宴当日も専任のプロデューサーがご一緒させていただき、万全のフォローをさせていただきます。テーブルセッティングやBGMといった会場設営の準備、引出物の確認など結婚式当日のあらゆる準備を責任を持ってサポートしていきます。
ゲストへのおもてなしはプロデューサーに任せていただき、お二人はゲストとの時間を存分にお楽しみいただけます。
8章 まとめ
では最後に家族婚についてまとめていきます。
家族婚とは親族のみの少人数(〜30名程度)で行う結婚式の事を指します。
・お披露目のスタイルは3つ
挙式のみ
挙式+披露宴
披露宴のみ
・家族婚を行う式場パターンは4つ
レストラン
ホテル
料亭
専門結婚式場
・家族婚を成功させるには5つの準備
式場へ申し込む
招待状を送る
先のレイアウトを決める
演出を決める
ギフトを準備する
特に、家族婚だから披露宴は簡易で良いと思っている新郎新婦は【演出】を考える事を怠らないようにしましょう。
この記事を読んでいただき、少しでも家族婚を考える新郎新婦さまのお役立ちになれていると幸いです。
是非、家族婚を成功させましょう。
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