「結婚式でのヘアメイクで失敗したくないな…。」
「式場へ、ヘアメイクを持ち込んでも良いのかな…。」
「ヘアメイクを持ち込むには、どうやって手配したらいいんだろう…。」
いざ結婚式の衣装が決まり、どんなヘアスタイルにしようかInstagramやネット検索で理想のスタイルを探していくなかで、イメージ通りのヘアメイクに仕上がるか不安を感じ始めたりしていませんか?
結婚式当日、花嫁へ自信を与えるのがヘアメイクです。
結婚式のヘアメイクに関する卒花のSNSコメントを見ていると「理想のイメージと違った」「ベテラン美容師にお願いすると古臭いメイクになった」など満足いかない感想もチラホラ…
一生に一度の結婚式だからこそ、自分自身を飾るヘアメイクには絶対に妥協をしたくないですよね?
この記事では、10年間ブライダル業界に身をおき様々な花嫁のヘアメイクを見てきた私が結婚式への、「ヘアメイク持ち込みのメリット・デメリット」や「持ち込み相場」、さらには「持ち込み注意事項」から「外注ヘアメイクの手配の流れ」まで詳しくご紹介します。ヘアメイクの持ち込みに必要な手順を理解し、満足のいくヘアメイクへ大きく一歩近づけるでしょう。
また「結婚式でヘアメイクを持ち込む際に絶対に後悔しないヘアメイクオーダーのコツ」も惜しみなくお伝えしますので、この記事をご覧いただくことできっと後悔のない理想のヘアメイクを叶える事ができるはずです。
外注ヘアメイクをご自身でちゃんと手配できるか、不安な部分もあるかと思いますが、安心してください。この記事を読むことで、式場への確認事項と持ち込みヘアメイクの手配手順を把握頂ければ、誰でも簡単にご自身で手配することができます。
一生に一度の結婚式、ヘアメイクは妥協せず、後悔のない理想の花嫁姿を叶えましょう。
1章 結婚式場にヘアメイクを持ち込むことはできる
結婚式場にヘアメイクの持ち込みを行う事は基本的に可能(一部会場は不可の場合も有)ですが、結婚式のプロデューサーとして「持ち込みがオススメかどうか」は新婦の重要視したいポイントにより異なります。
まずは「持ち込み」のメリット・デメリットから、どんな新婦に持ち込みをお勧めし、どんな新婦にはお勧めしないのか詳しくお伝えします。
1-1 ヘアメイク持ち込みのメリット・デメリット
■メリット
■好みのヘアメイクに仕上がりやすい
事前にInstagram等で、指名予定の美容師が実際に過去に仕上げた花嫁のヘアメイクを見れることが多いため、新婦が好みの美容師を指名出来るという点で、当日の仕上がりも新婦好みに仕上がりやすいです。
■比較的料金が安い
式場へのヘアメイクを発注する場合の相場が7.5万円に対し、持ち込みでヘアメイクを依頼する場合の相場は3~5万円程度のため、比較的料金は安く手配することができます。
■美容師の経験が豊富
持ち込みの場合、フリーランスで活躍されている美容師を指名される新婦様も多いです。元々は式場の美容師が独立してフリーランスで活躍しているケースが多く、経験豊富な美容師が多いため安心感もあります。
デメリット
■ヘアメイクに時間がかかり進行が押しやすい
婚礼慣れしている美容師でない場合、式場から定められた時間内にヘアメイクが完成せず、結婚式当日の進行に遅れが出ることもあります。
■式場・美容師 2社とのやり取りに手間がかかる
持ち込みヘアメイクの場合、式場と美容師の間を取り持つのは新婦の役目となります。スケジュールの共有や確認事項など両者からの要望や指示の伝言作業が必要となるため、新婦にとっては手間になります。
■ヘアメイク費用以外の金額が発生する可能性がある
式場へ支払う「持ち込み料」や、外注美容師へ支払う「出張料」など、ヘアメイク費用以外に料金がかかる可能性があります。
この様なメリット・デメリットがありますが、プロのプロデューサー目線から【持ち込みお勧め新婦】【持ち込まないがお勧め新婦】それぞれの特徴をご紹介します。
1-2 こだわりの強い新婦には「持ち込み」がお勧め
ヘアメイクへのこだわりが強い新婦には「持ち込み」がお勧めです。
結婚式場の美容師へ依頼をする場合、どんな美容師が担当になるか分からないため、事前に美容師の過去のヘアメイクを見ることは出来ません。
ヘアスタイルは感性の部分が大きく表現されるものですが、担当の美容師と新婦の感性が同じとは限らないため、SNS等で事前にヘアメイクのテイストを見れることで安心できます。
ご自身が「好みのタイプだ」と感じられたヘアメイクを仕上げる美容師を見つけた場合は、持ち込んでいただく事がお勧めです。
1-3 進行のスムーズさを重視する新婦には「持ち込まない」がお勧め
結婚式当日の進行を時間厳守でスムーズに勧めたいとお考えの新婦には「持ち込まない」がお勧めです。
結婚式のヘアメイクは時間との勝負です。特に披露宴中のお色直しのヘアメイクに充てることができる所要時間は、わずか「15分」です(着付けも含めると約20分)。
とてもタイトな時間で仕上げる必要がある為、経験値のある結婚式場の美容師へお任せすることが何より確実です。
2章 結婚式でヘアメイクを持ち込む場合の相場
ヘアメイクを持ち込む際には、外注の美容師へ支払うヘアメイク代以外にも、式場へ支払う「持ち込み料」も発生してきます。
この章では、費用を抑えるために持ち込みを検討されている方は特にチェックを頂きたい、必要な費用についてご紹介します。
【持ち込む=安くなる】とは限りませんので、「持ち込み料相場」「外注手配の費用相場」を参考に持ち込みを検討頂くのがベターです。
2-1 持ち込み料相場は3~5万円
結婚式場へヘアメイク(美容師)を持ち込む場合の相場は3~5万円です。
式場により異なりますので、持ち込みを決める前にご自身の式場へ確認をしましょう。
2-2 外注手配の相場は3~5万円
新婦のヘアメイクを外注した場合の相場3~5万円です。
しかし、結婚式当日の新郎新婦の美容着付けには他にも必要な項目があります。
着付け代や事前のリハーサル代など、次の表で「式場依頼」「持ち込み業者依頼」それぞれの金額相場をご紹介します。
3章 結婚式でヘアメイクを持ち込む際の2つの注意事項
結婚式でヘアメイクを持ち込む際は、【ヘアメイク代以外に発生する料金】と【支度の所要時間】に注意が必要です。
この章では、持ち込みを検討する際に把握が必要な内容についてお伝えします。
3-1 ヘアセット・メイク以外に必要な料金に注意
ヘアメイクを持ち込む際は、外注美容師へ支払う「ヘアメイク代」以外に【持ち込み料】【支度部屋料金】【出張料+交通費】が別途発生する可能性があります。
それぞれの詳細と目安の費用についてご説明します。
■持ち込み料
2章での紹介の通り、3~5万円の持ち込み料を式場へ支払う可能性があります。
■支度部屋料金
持ち込み美容師を利用の場合は、式場の支度部屋を使わせて貰えないケースや、支度部屋を利用することに別途料金(1~3万円)が発生する可能性があります。
■出張料+交通費(+駅から遠い式場はタクシー代)
納品可能エリア以外での結婚式場の場合、5,000円~20,000円の「出張料」や、美容サロンから式場までの「交通費」が別途かかる可能性もあります。
また、式場が駅から10分以上離れた場所の場合「タクシー代」も追加で発生する可能性があります。
3-2 支度所要時間に注意
結婚式は決められた時間の中で対応する事が特に求められます。
実は、ホテルやゲストハウス(専門結婚式場)では、多い日には1日10組様以上の結婚式を行う場合もあります。その場合、1組でも決められた時間から遅れてしまうと、他の新郎新婦様の結婚式も時間通りに進まなくなるため、時間厳守が必須の世界なのです。
そのため「挙式前の支度」や「お色直し」の支度所要時間を必ず守れる美容師である必要があります。
万が一、手配をしたい外注美容師が式場の指定する所要時間での仕上げが難しい場合、予め式場へ相談してみましょう。式場によっては、支度時間を長めに準備頂けることもあります。
▼平均的な支度所要時間(※ヘアメイク+着付けも含めた時間です)
4章 結婚式でヘアメイクを持ち込む際に式場に確認すべき3つのポイント
式場にヘアメイクを持ち込む際は、【持ち込み料】【支度部屋の使用可否】【介添えの手配】は必ず会場へ確認すべきポイントです。
確認をせずに外注手配をしてしまうと、後々対応が出来ない事が発覚し、無駄に費用が掛かることもあります。
ここでは、それぞれのポイントの詳細と式場への確認の仕方を解説します。
【ポイント①】持ち込み料の確認
式場へ「ヘアメイク持ち込み料」の確認を行いましょう。
2章で記載の通り、結婚式場へヘアメイク(美容師)を持ち込む場合、3~5万円の持ち込み料がかかることが一般的です。
しかし、持ち込み料の金額については式場により異なりますので、総額把握のためにもまずは持ち込みを決める前にご自身の式場へ確認をしましょう。
「ヘアメイクを持ち込む場合、持ち込み料はいくらかかりますか?」と確認しましょう。
▼結婚式の持ち込み料についてさらに知りたい方はコチラ
【ポイント②】式場の支度部屋の使用が可能か確認
式場へ「支度部屋の使用可否」の確認を行いましょう。
通常、新郎新婦の支度部屋は見積もりプランに含まれております。しかし、美容サロンが式場へテナントとして入っている場合は、外注美容師の使用が不可なケースや、外注美容師が支度部屋を利用する場合は「支度部屋料金」というものが別途発生する可能性があります。
「外注美容師の場合も式場の支度部屋を追加料金なしで使用できますか?」と確認しましょう。
【ポイント③】花嫁の介添え(アテンド)は誰が行うか確認
式場へ「介添え手配の有無」の確認を行いましょう。
結婚式の美容とは、ヘアメイクのみにとどまらず、着付けや【介添え】という新婦のお世話を1日行う業務も含まれます。
挙式中は新婦のブーケやグローブを持ったり、ドレスの裾をさばいたり、披露宴中は新婦の椅子を引いたり等のサポートをしているのがこの介添えです。
ヘアメイクの美容師は持ち込みでも、介添えは式場に発注が必要なケースもあれば、持ち込みの場合は外注美容師が介添えまで行う必要がある式場もあります。
ただし、介添えについては当日の流れを把握し式場スタッフとも連携が取れている会場の介添えにお願いすることがお勧めです。
「外注美容師の場合も介添えは式場スタッフへお願いできますか?」と確認しましょう。
5章 外注ヘアメイクの手配の流れ
ヘアメイクの持ち込みが決まったら、新郎新婦ご自身で外注ヘアメイクの手配が必要となります。
この章では、外注ヘアメイクの手配の流れをお伝えします。
5-1 美容師を探す
まずはネットで美容師を探しましょう。
「ヘアメイク 外注 おすすめ」などで検索をすると、外注可能な美容サイトやヘアメイクアップアーティストの情報がたくさん出てきます。
「ヘアメイク 外注 関東 おすすめ」など地域名を入れると、更に式場近くの美容師を見つけやすいため、出張料(交通費)も抑えられお勧めです。
また、最近はInstagramで美容師を探すこともできます。
Instagramには、過去その美容師が担当をしたヘアメイクの写真が沢山掲載されているため、ご自身の好みに限りなくイメージが近いスタイルを得意とした美容師が見つかりやすいです。
5-2 美容師の空き状況確認を行う
希望の美容師(美容会社)が見つかれば、つぎは空き状況の確認をしましょう。
ご自身が予約している「挙式日・時間・洋装 or 和装」を伝え、美容師に空きがあるかを問い合わせます。
問い合わせは、HPの問い合わせフォームやInstagramのメッセージでも行えます。
空き状況確認の際に、「出張料・交通費等」ヘアメイク以外にかかる費用の有無についての確認も必ず行いましょう。
5-3 美容師の発注を行う
希望の美容師(美容会社)の空き状況が確認できれば正式な発注(依頼)をしましょう。
【着付け】【ヘアメイク】【介添え】【ヘアメイクリハーサル】【お色直し】etc…
美容師へ必要な内容を全て伝えましょう。
5-4 ヘアメイクリハーサルを行う
発注が完了すれば、美容師とのヘアメイクリハーサルの日時調整が始まりますので、挙式約1ヶ月程前にヘアメイクリハーサルをしましょう。
ヘアメイクリハーサル迄に「衣装・アクセサリー類」の決定は必ず済ませておいてください。
衣装やアクセサリーのイメージを見ながら、美容師からプロの目線でヘアメイクのご提案を行ってくれます。
5-5 結婚式当日を迎える
事前に設定をした段取りで進んできますので、当日はしっかり楽しむことに集中しましょう。
ただ、衣装を着た状態でヘアメイクを行うのは結婚式当日が初めてになります。
ヘアメイクリハーサル時に決めた髪形から「おくれ毛の量を増やしたい」等、細かい微調整を行う事は出来ますので最後まで妥協せずに美容師と相談しながら支度に臨むようにしてください。
6章 絶対に後悔しないヘアメイクオーダー4つのコツ
せっかくこだわって持ち込みを決めた「ヘアメイク」で後悔することは絶対に嫌ですよね?
ヘアメイクを持ち込む際に、これからお伝えする4つのコツを抑えておけば、絶対に後悔しないヘアメイクオーダーが叶います。
6-1 希望のヘアメイクの写真を準備する
希望のヘアメイクの写真や雑誌の切り抜きを準備しましょう。
ヘアメイクリハーサル当日に直接美容師へ見せるのも良いですが、ヘアメイクリハーサル前に美容師へ事前にメールで共有をすることで、美容師も事前準備を行うことが出来るため、リハーサル時に理想形に仕上がりやすいです。
絞りきれず、何枚もの写真を送ると希望が伝わりにくいので、出来る限り写真の枚数は絞りましょう。
6-2 結婚式当日に付けるヘッドアクセサリーをリハーサル時に持参する
結婚式当日に使用予定の髪飾り(ヘッドアクセサリー)はヘアメイクリハーサルの際に持参をしましょう。
髪飾りも付けた仕上がりをリハーサル時に見ておくことで、微妙なニュアンスの調整も行え、より結婚式当日に近い仕上がりを確認することができます。
衣装店で髪飾りをレンタルされている場合は、ヘアメイクリハーサル時に持参をすることはできないため、衣装合わせの際に必ず「髪飾りの写真」を撮っておきましょう。
美容室でもレンタルや販売のヘッドアクセサリーを取り扱っているケースもありますが、費用はお高めなのでオンラインサイトで購入する新婦が多いです。
6-3 こだわりや不安はハッキリ伝える
気になる部分やご自身のこだわりはハッキリと美容師へ伝えるようにしましょう。
結婚式でヘアメイクの持ち込みをされる方が何より勿体ないケースが、美容師に気を遣ってご自身の希望を伝えられない事です。
美容師側としても、気を遣って遠慮せずに、納得いかない部分はハッキリと伝えて欲しいというのが本音です。
気になる部分やご自身のこだわりは、出来る限りストレートにハッキリと伝えるようにしましょう。
どう変えたいかが伝えられない場合は、イメージ画像を美容師へ見せながら伝えると伝わりやすいです。
6-4 新婦以外にヘアメイクにこだわりがある人をリハーサルに連れて行く
ご自身以外に新婦のヘアメイクにこだわりがある人が居たらリハーサルに同席してもらいましょう。
ヘアメイクリハーサル後に「やっぱりもう一度リハーサルをやり直したい」と仰る新婦の半数以上が、リハーサル後のお写真を新郎や兄弟、親に見せた際に「変だ」と言われるケースです。
再度ヘアメイクリハーサルを行うと、料金も追加で発生し、更に自分の希望と周囲の声を踏まえて美容師に要望を伝えるのは難易度も高く、迷走しがちです。
新婦のヘアメイクに意見をしてこられそうな方が周りにいらっしゃる場合、その方にもヘリハーサルに同行していただき、リハーサルの場でご意見をもらうようにしましょう。
新婦はリハーサルのヘアメイクに満足していたのに、そのままのヘアメイクで実家に帰ると母から「メイク濃すぎない?」「もう少し前上は自然に巻いてもらったら?」など不服そうに言われ、母と話しているうちにどんどん気持ちも落ち込んでしまう…という新婦も沢山います。気持ちよく準備を進めるためにも、同行してもらうのが一番かもしれません。
7章 プロデューサーがコンセプトに合わせてヘアメイクをご提案
家族コンセプトから結婚式の中身を提案する「zero wedding」なら、プロデューサーが新婦の雰囲気とコンセプトに合わせたヘアメイクをご提案します。
zero weddingは「持ち込みOK(持ち込み料もかからない)」なので、プロデューサーは自社の商品に限らず、限りなく自由な選択肢の中から、新婦にとって最適なヘアメイクを追求します。
8章 まとめ
ヘアメイクの持ち込みをするか否か、判断できるヒントになりましたでしょうか?
この記事では以下の内容をご紹介しました。
・ヘアメイク持ち込みをオススメする人・しない人
・ヘアメイク持ち込み料の相場
・ヘアメイク持ち込みの際の注意点 や 式場に確認すべきポイント
・外注ヘアメイクの手配の流れ
・絶対に後悔しないヘアメイクオーダー4つのコツ
ヘアメイクは記憶にも記録にも残る大切な準備ポイントです。
妥協せずにとことん納得いくまで追求し、理想の結婚式を迎えてください。
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