「結婚式と披露宴ってなにが違うの?」
「披露宴の費用とゲスト数の相場はどのくらいなんだろう?」
これまで友人や親族の結婚式に参加したことはあるけど、いざ自分たちが結婚式を挙げるとなるとわからないことだらけだと思います。
そもそも結婚式と披露宴は何が違うのか、披露宴にはどれだけの費用がかかってどれだけのゲストを招待すればいいのかなど気になることがたくさんあるのではないでしょうか?
今回、この記事では「披露宴」について解説していきます。
「結婚式と披露宴の違い」や、「披露宴の費用相場」、「披露宴の平均ゲスト数」など披露宴に関する基本的なことをご紹介しています。
結婚式準備を始めたばかりで何もわからないという方でも、ココを読んでいただくことで披露宴についてザックリと理解できるはずです。
さらに「披露宴に代わる3つの選択肢」も解説しています。
結婚式と聞くと披露宴をイメージする方が大多数だと思いますが、披露宴の代わりになるイベントもあります。必ずしも披露宴をしなければならないというわけではなく、お二人が希望するイベントを開催すればいいのです。その選択肢があることを知っていただくだけでも価値があると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事が結婚式準備を始める第一歩になれれば幸いです。
1章 結婚式と披露宴の違いとは?
「結婚式」と「披露宴」は一緒にやることが多いため、この二つの行事の違いが曖昧になっていませんか?
実はこの二つはまったく別の行事で、行う意味や目的が異なります。
この章では「結婚式」と「披露宴」それぞれの特徴を紹介していきます。
1-1 結婚式(挙式)はお二人が結婚を誓う儀式
結婚式は神様や参列者の前でお二人が結婚を誓う「儀式」です。
指輪の交換や誓いのキスを行うことで結婚の意思を示し、花婿・花嫁姿を親に見せることが結婚式を行う意味です。
ちなみに「結婚式」と「挙式」は違うことなのか聞かれますが、「結婚式」と「挙式」は同じことを指しています。
さらに結婚式には「教会式」「神前式」「人前式」の3つのスタイルがあります。この3つの中からお二人が希望する結婚式スタイルを選ぶことになります。
▼「神前式」と「人前式」は以下の記事でご紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください
1-2 披露宴は結婚のお披露目をするパーティー
披露宴は結婚したことを知人にお披露目するための「パーティー」です。
ゲストと一緒にお料理やお酒を楽しみ、演出や余興で盛り上がります。
お互いのパートナーを紹介し、今後も夫婦として変わらないお付き合いをお願いすることが披露宴を行う意味です。
ゲストをおもてなしすることを意識して、大いに楽しんでいきます。
1-3 結婚式(挙式)と披露宴の両方を行う方が大多数
これまで結婚式を挙げた85%の新郎新婦が、結婚式と披露宴の両方を実施しています。
(ゼクシィ結婚トレンド調査2021調べ)
やはり結婚式と披露宴はセットで実施するものというイメージが根付いていることがわかります。
一方で結婚式のみの実施が12%、披露宴のみの実施が3%とどちらも少数派になっています。
結婚式と披露宴をどうするかはお二人の自由ですが、別段事情がなければ結婚式と披露宴の両方を実施することをおすすめします。
先ほど説明したとおり、披露宴は今まで支えてくれた人たちに結婚の報告をする場であります。お二人をここまで育ててくれた家族を始め、友人や先生、上司など多くの方に結婚の報告をします。加えて披露宴は素直に感謝の気持ちを伝えられる絶好のチャンスでもあります。このような機会はそうなくて、お二人の今後の結婚生活にとって重要なシーンになるはずです。ぜひ挙式だけでなく、披露宴も実施してみましょう。
2章 披露宴の平均費用は292万円
披露宴の平均費用は292万円となっています。(ゼクシィ結婚トレンド調査2021調べ)
披露宴の平均費用は以前までは340万円前後で推移していました。
しかしコロナ禍に入って結婚式の規模を縮小するようになってから、平均費用が下がり300万円以内に収まっています。
結婚式、披露宴の費用はかなり高額ですが、すべてを新郎新婦が負担するわけではありません。ゲストからいただくご祝儀、両親からの援助金、自己負担金で費用を支払うことが一般的となっています。
さらにお二人の工夫次第で、結婚式費用を抑えることができます。
その方法は以下の5つです。
②オフシーズンに結婚式を開催する【節約金額:43.9万円】
③仏滅・平日に結婚式を開催する【節約金額:40万円】
④衣装を持ち込みにする【節約金額:35.2万円】
⑤装花は取捨選択、代用する【節約金額:10.3万円】
▼結婚式の費用が高い理由や節約術についてもっと詳しく知りたい方はコチラ
3章 披露宴の平均ゲスト数は43人
披露宴の平均ゲスト数は43人となっています。(ゼクシィ結婚トレンド調査2021調べ)
こちらも費用と同様、コロナ禍以前は60人前後の平均で推移していましたが、現在は40人規模で結婚式、披露宴を開催される方が多いです。
40人規模の場合、ゲスト構成は親族がメインになり、加えて親しい友人を数人招待するかたちになります。少人数であると感染症対策を万全に行えるだけでなく、披露宴の雰囲気をアットホームにすることができます。
絶対に40人規模で実施しなければならないというわけではないので、目安として把握しておきましょう。
4章 目安は2時間半!披露宴の流れ
4-1 披露宴の流れ
披露宴の所要時間は2時間半が目安になります。
披露宴は大きく分けると前半、お色直し、後半にわけることができます。
一般的な一連の流れと各項目の目安の時間はこのようになります。
・新郎新婦の入場
・開宴の言葉
・新郎新婦の紹介
・主賓の挨拶
・乾杯
・お食事
・ケーキ入刀
■お色直し
■後半
・テーブルラウンド
・余興、歓談タイム
・親への手紙、花束、記念品贈呈
・両家代表あいさつ
・新郎謝辞
・閉宴の言葉
・新郎新婦の退場
披露宴はこのような流れで行われ、2時間半前後かかることを想定しておいてください。
さらに披露宴後にゲストのお見送りの時間も入れると、3時間は確保しておくことをおすすめします。
4-2 披露宴を成功させる4つのポイント
披露宴は一見すると長丁場に見えますが、思いの外一瞬で時間が過ぎていきます。
ちょっとしたトラブルやハプニングが起きれば、その後のスケジュールが遅れてしまいます。
そこで披露宴をスムーズに進めるためのポイントをご紹介していきます。
①新郎新婦は堂々と入場する
新郎新婦は入場時にキャプテンや介添に頼りすぎずに堂々と歩きましょう。
入場時に新郎にはキャプテンが、新婦には介添が付き添えで歩いてくれます。ゲストは新郎新婦の華々しい姿を見たいのに、新郎新婦が付き添えの方に色々話しかけたりしていると、かっこ悪く映ってしまいます。
ぜひ新郎新婦は堂々と入場しましょう。
②余興は事前に打ち合わせをする
余興はやりたいこと、誰がやるのかを必ず事前に担当プロデューサーに共有しておきましょう。
結婚式当日にいきなり予定には入っていない余興があると、その後のスケジュールが大幅にズレてしまいます。余興は一つあたり10分を目安にして、事前にリハーサルをやっておくと当日スムーズに行えるで、入念な準備をしてきましょう。
③親への手紙は当日までに書き上げる
親への手紙は必ず当日まで完成させましょう。
まれに親への手紙を書いてきていなくて、当日の朝にお支度をしながら書き上げる場合があります。こうなるとお支度の時間が余計にかかってしまうので、当日までに書き上げておきましょう。
さらに手紙は便箋2枚を目安に作成しましょう。
絶対2枚に収めなければならないわけではありませんが、4、5枚あると親への手紙の時間がかなりのびることになります。
④ゲストのお見送りは軽く済ませる
ゲストのお見送りは軽く済ませるようにしましょう。
お見送りにかけられる時間は15分程度です。ゲスト一人ひとりとゆっくり話したい気持ちはわかりますが、その後に帰化替えや精算などやることが残っています。
結婚式に来てくれた感謝を示しながらも、軽い挨拶程度でゲストをお見送りしましょう。
5章 披露宴は結婚式場で行うのが一番人気
披露宴は一般の結婚式場で行うのが一番人気となっています。
その他、実施会場の割合は以下の通りです。
一般の結婚式場(44.6%)とホテル(27.8%)で披露宴を開催する方が多いことがわかります。
コロナ禍に入り、結婚式のゲスト人数や費用総額が縮小するといった大きな変化がありましたが、披露宴を開催する会場に大きな変化はありません。一般の結婚式場とホテルが圧倒的な人気を誇っています。
さらに9割方の新郎新婦が結婚式と披露宴を同じ会場で実施しています。
別会場で実施するとなると、その間のゲストの移動を手配するなどの手間が発生するので、準備にあまり手間を掛けられないという方は同会場で開催することを検討してみるのがいいかもしれません。
▼お二人にピッタリの式場探しの方法を以下の記事で解説しているので、気になる方はコチラ!
6章 披露宴でおすすめの演出5選
披露宴でおすすめの演出を5つご紹介していきます。
一口に演出といっても、ゲストに魅せるのか、ゲストも参加するのかなどテーマによって演出の内容が大きく変わってきます。
ここでは5つのテーマとそれぞれのおすすめの演出を1つずつご紹介します。
①ファーストバイト【定番系】
ケーキ入刀の後に新郎新婦でケーキを食べさせ合う演出です。
ファーストバイトには「一生食べるものには困らせません」「一生美味しい料理を作ります」という意味が込められています。お互いが相手を気遣いながら優しくスプーンを口に運んだり、口元をハンカチで拭ってあげる姿はとても微笑ましく、ぜひとも写真に収めたくなる素敵なシーンです。
【こんな新郎新婦におすすめ】
・男らしい新郎のカワイイ一面も見てもらいたい
・食べることが大好きな新婦さん
②キャンドルリレー【ゲスト参加型系】
幸せの灯火をつないでいく幻想的な演出です。
新郎新婦がキャンドルの火を持ち、会場を回りながらゲストが持つキャンドルに点灯していきます。火をもらったゲストは同じテーブルの隣のゲストにリレーのように火を灯していき、最後にそこに集う人達の幸せを願いながら全員でキャンドルの炎を吹き消す演出です。
キャンドルの火が会場の雰囲気暖かくしてくれ、全員で火を吹き消すことで心が一つになる感覚を味わえます。
【こんな新郎新婦におすすめ】
・ゲスト全員と一体感を感じたい
・楽しいだけでなく、幻想的な雰囲気も作りたい
③水合わせの儀【お二人で魅せる系】
水合わせの儀とは、新郎と新婦がお互いの実家の水を汲んできて、結婚式当日にひとつの杯に注ぎ合わせた水を飲む儀式のことです。
別々の環境で育ったお二人がお互いの環境に慣れ親しみ、新たな家庭を築いていけるようにという意味が込められていて、和装にピッタリです。
最近では、これをアレンジしてふたりが準備した植物(植木鉢)に水を注ぐ「植樹の儀」という演出もあります。中でもオリーブの木には「平和」という花言葉の上、昔から“夫婦の木“とも言われておりおすすめです。
【こんな新郎新婦におすすめ】
・決意表明のような場をもちたい
・お二人でひとつのものを作る演出をいれたい
④職場の制服で入場【趣味・特技を活かす系】
新郎が警察官、消防士、自衛隊などのお仕事をされている場合、職場の制服で登場することでとても盛り上がります。
幼少期から知っている親族からすると、立派な制服姿をみることで「責任ある仕事に就いて頑張っているんだな」と感動してもらえます。
入場の時だけでなく、お色直し退場や余興で同僚の方に「職場ならではの演出」をしてもらうのもありかもしれません。
【こんな新郎新婦におすすめ】
・仕事を活かした演出がしたい
・普段とは違う、しっかりしている新郎の姿を見てもらいたい
⑤両親から新婦(新郎)への手紙【感動・感謝系】
新郎から新婦へのサプライズとして「新婦父から新婦へメッセージを伝える」演出をおすすめします。
一般的な結婚式では、披露宴の終盤に新郎父からの謝辞があります。
一方で新婦父から子供へ言葉を伝える機会は少なく、ひょっとすると新郎父が寂しい思いをしているかもしれません。
新婦父からメッセージを伝える機会を用意することで、普段はなかなか照れで言いづらいことをしっかり伝えられます。普段は寡黙なお父さんであれば、なおさら感動的な場面になること違いありません。
【こんな新郎新婦におすすめ】
・普段は照れくさくてあまり父親と言葉を交わさない新婦
・普段は寡黙な新婦父がいる新郎新婦
ここまで5つの演出をご紹介してきましたが、ほんの一部に過ぎません。
さらに演出例を知りたいという方向けに以下の記事があります。演出例に加えて、各演出にかかる費用まで解説してあるので、気になった方はぜひ!
7章 披露宴の代わりになる3つの選択肢
披露宴の代わりになる3つの選択肢をご紹介していきます。
結婚式は「挙式+披露宴」で実施するイメージがあると思いますが、そこに決まったルールはありません。
ぜひ披露宴に代わる3つのスタイルをみていきましょう。
7-1 披露宴と二次会の良いところどりの1.5次会
1.5次会とは、披露宴ほど格式ばらず、二次会ほどくだけすぎない近年人気を集める結婚のお披露目パーティーです。
披露宴のように決まった形式がないため、形式を自由に決めることができ、お二人のオリジナリティーに溢れるパーティーにすることができます。
1.5次会では「会費制」がよく採用されます。ゲストがお祝いの気持ちとして自分で金額を選んで包むご祝儀と違い、招待状が届いた時点で「会費15,000円」のように参加費として明確に記載されていることが特徴です。
さらに友人や同僚など親しい関係のゲストのみで実施することが多いのも1.5次会の特徴です。親しい友人とアットホームなパーティを叶えることができます。
1.5次回はこんな新郎新婦におすすめします。
・堅苦しい雰囲気は苦手な方
・形式を気にせず自分たちらしい自由な結婚式にしたい方
・授かり婚や転勤で結婚式をするタイミングを逃してしまった方
▼1.5次会についてもっと知りたい方はコチラ
7-2 招くゲストによってテイストを変えられる二部制ウェディング
二部制ウェディングとは、ゲストを1部と2部に分けて結婚のお披露目パーティーをするスタイルです。
例えば1部では家族や親族だけを招き、2部では友人や知人を招きます。招待するゲストによってパーティーの雰囲気や演出を変えることができます。
一般的な結婚式では親族や友人、会社関係などのゲストを一同に介して行うため、それぞれのゲストに対して希望するおもてなしができにくかったり、雰囲気づくりに苦心することがあります。
2回に分けることで、1部では家族の中で通じるプライベートな会話や手紙の演出ができたり、2部ではみんなの前でにぎやかな余興ができたりと、それぞれのゲストも新郎新婦も大満足できるプログラムを組むことができます。
二部制ウェディングはこんな新郎新婦におすすめします。
・親族とはフォーマルに、友人とはカジュアルな時間を過ごしたい方
・それぞれのゲストとやりたいことがたくさんある方
7-3 少人数でアットホームな会食
会食は家族や親族などの近しい人が集まって、レストランや料亭などで食事を楽しむ食事会のスタイルです。
会食は主に親族同士の関係性を深めることが目的としてあります。そのため少人数で結婚式を挙げた方が、結婚式とセットで会食を実施するパターンが多くなっています。少人数でアットホームな雰囲気で食事ができる個室を利用したり、披露宴で行うようなちょっとした演出を取り入れることも可能です。
会食と聞くとどうしても堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、工夫次第ではまったく堅苦しい雰囲気になることはありません。ちょっとした演出をしたり、感謝の手紙や花束贈呈をすることで家族同士の絆がグッと深まるはずです。
会食はこんな新郎新婦におすすめです。
・高砂に座って、大勢のゲストに注目されるのが恥ずかしい
・これからお世話になる親戚とゆっくり話したい
・アットホームな雰囲気にしたい
8章 理想の結婚式を叶えるゼロ婚
ゼロ婚はお二人の結婚式をより良いものにすべく、徹底的なサポートをお届けします。
一般的な結婚式は、当日までに担当のプロデューサーと3~4回の打ち合わせをします。
この数回の打ち合わせの中で、結婚式でやることやそれまでに準備すべきことを全て話し合って決めていきます。
ここで気をつけてほしいことが、打ち合わせの中で料理やドレスなどのランクアップを持ちかけられることがあり、本質的に結婚式の打ち合わせができる時間は限られていることです。
結婚式場側としては、利益を確保するためにどうしても追加営業を行う必要があり、そのため結婚式の中身を作っていくための話し合いの時間が多く取れないのが実情としてあります。
一方、ゼロ婚では新郎新婦との打ち合わせの中で追加営業をすることは一切なく、全ての時間をお二人の理想の結婚式を実現するために尽力します。
当社のプロデューサーは、お二人が大切にしている想いを丁寧にヒアリングすることから始まり、お二人の想いがゲストにしっかり届く結婚式を作るプロセスを徹底的にサポート致します。
9章 まとめ
ここまで「披露宴」についてみてきました。
ポイントをまとめると、
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■結婚式と披露宴の違い
・結婚式はお二人が結婚を誓う儀式
・披露宴は結婚のお披露目をするパーティー
・結婚式と披露宴の両方を行う方が大多数
■披露宴の平均費用は292万円
■披露宴の平均ゲスト数は43人
■披露宴の所要時間の目安は2時間半
■披露宴は結婚式場で行うのが一番人気
■披露宴でおすすめの演出5選
①ファーストバイト【定番系】
②キャンドルリレー【ゲスト参加型系】
③水合わせの儀【お二人で魅せる系】
④職場の制服で入場【趣味・特技を活かす系】
⑤両親から新婦(新郎)への手紙【感動・感謝系】
■披露宴の代わりになる3つの選択肢
・披露宴と二次会の良いところどりの1.5次会
・招くゲストによってテイストを変えられる二部制ウェディング
・少人数でアットホームな会食
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これから結婚式を挙げるという方は、ぜひこの記事を役立ててもらえたらと思います。
お二人が理想とする結婚式、そして披露宴ができることを願っています。
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