「どうしても着たいドレスがあるけど、式場に持ち込むことって出来るのかな?」
一生に一度の結婚式。
やっぱり本当に気に入ったドレスを着たいですよね。
そもそもドレスの持ち込みとは式場と提携している衣装店以外から、ドレスを探して持ち込むことを言います。
ですがドレスの持ち込み方法が分からなくて不安…。
そんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ドレスの持ち込みも推奨する約5,000組もの結婚式を手懸けてきた zero wedding の現役プランナーが「ドレスの持ち込み方法」をご説明します。
持ち込みの手順についても、分かりやすいようにステップに分けて詳しく説明しているので、手順に沿って準備して頂くだけで簡単にドレスの持ち込み準備が可能です。
またドレスを持ち込む際に見落としがちな持ち込み料の回避方法や、落とし穴についてもご説明いたします。
着たいドレスがなかったと諦めなくても大丈夫!
お気に入りのドレスを着て素敵な1日を過ごしましょう。
1 10人に1人が利用するドレスの持ち込み5つの理由
実は10人に1人の人が、式場と提携している衣装店ではなく、別の場所でドレスを用意して持ち込んでいます。
ドレスを持ち込むことを選択した理由は大きく分けて5つです。
このような理由でドレスを持ち込みしている人がいるんです。
ただし、ドレスの持ち込みにはメリット/デメリットそれぞれの面があります。
どちらの面も確認した上で、自分は持ち込みで用意すべきなのかどうかを確認していきましょう。
2ドレスを持ち込むメリット/デメリット
筆者が考えるドレスを持ち込むべき/持ち込まないべき人は以下の表の通りになります。
それではドレスを持ち込むメリット・デメリットを、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1ドレスを持ち込むメリット
ドレスを持ち込むメリットは、下記の3点になります。
①無数の衣装の中から好きなドレスを選べる
②品質の良いドレスも中古や格安ドレスとして5万円前後で探せる
③自分だけの1点物ドレスが着られる
①無数の衣装の中から好きなドレスを選べる
自分が本当に気に入るドレスを探すことが出来ます。
なぜならより多くの衣装店・衣装の中から気に入るドレスが見つかるまでお探し頂けるからです。
式場の提携先衣装店の場合では、提携衣装店自体が1~2店舗と制限があるため限られた中でしかドレスを探すことが出来ません。
そのため、妥協せずに自分が本当に気に入るドレスが見つかるまで探したいという方にオススメです。
②品質の良いドレスも中古や格安ドレスとして5万円前後で探せる
提携先の衣装店でレンタルするよりも費用を抑えて衣装を用意することも出来ます。
最近では、様々な理由で、品質は良いドレスが「格安ドレス」「中古ドレス」として 販売されています。
例えば中古のドレスでも、衣装店の店頭に飾られていただけで未着用のドレスや型落ちで一斉処分になっただけで中古とされているドレスがあります。
そのため、賢く費用を抑えて衣装を探したいという方にはオススメです。
③自分だけの1点物ドレスが着られる
自分のためだけのオーダータイプのドレスや、自分で一から作成したドレスを着用することも可能です。
例えば衣装にかなりこだわりがあり、服飾学校を卒業しているためドレスはデザインから自分で考えて
用意したいという方も、こだわりの1着を着ることが出来ます。
提携衣装店の場合、オーダータイプは取り扱っていなく、レンタルタイプのみの場合がほとんどになります。
そのためこだわりの1点物ドレスを着たいという方にはオススメです。
2ドレスを持ち込むデメリット
ドレスを持ち込むデメリットは下記の3点になります。
①衣装の搬入・搬出の段取りを自分で組むため手間がかかる
②挙式直前に衣装チェックをしてもらえないので、当日トラブルが発生する場合もある
③「持ち込み料」が追加でかかるため、後から予算を超えてしまうリスクがある
①衣装の搬入・搬出の段取りを自分で組むため手間がかかる
自分で衣装店と式場の間に入り、衣装を式場に搬入する時間や搬出する時間・場所などを確認して段取りを組む手間が発生します。
持ち込みの場合は、衣装店と式場が提携していないため殆どの場合直接やり取りはしてもらえません。
そのため、手間をかけずに簡単に準備をしたいという方にはオススメとは言えません。
<回避方法>
衣装店で衣装を探す場合は、事前に搬入・搬出の段取りを組んでもらえるか確認しておきましょう。
②挙式直前に衣装チェックをしてもらえないので、当日トラブルが発生する場合もある
ドレスを持ち込む場合は直前の衣装のチェックをしてもらえず、万が一のシミやほつれなどの衣装トラブルにも対応してもらえない場合もあります。
式場側がドレスの補正を行うことで、逆に繊細なドレスに傷をつけてしまう恐れもあるため、その責任を持つことが出来ないためになります。
したがって、挙式当日に衣装トラブルで焦ることなく安心して1日を過ごしたいという方にはオススメとは言えません。
<回避方法>
式場と出来るだけ近い衣装店を選んで、万が一の場合は式場にかけつけて頂く。もしくは事前に衣装店に対応方法を確認しておきましょう。
③「持ち込み料」が追加でかかるため、後から予算を超えてしまうリスクがある
見落としがちなのが、せっかく予算を抑えてドレスを持ち込んでも、持ち込むためだけに「持ち込み料」として追加で式場に払う費用が発生してしまうことです。
例えばせっかく5万円でドレスを探しても、持ち込み料として追加で5万円発生し、結果10万円ほどになってしまって結局予算を超えてしまった…。なんてことが起こりえます。
そのため、始めからかかる費用が全て明確な状態でドレスを探したいとう方にはオススメしません。
<回避方法>
3章にて持ち込み料を回避する方法について詳しくご説明させていただきます。
いかがでしたか?
ドレスの持ち込みにはメリット/デメリットどちらもあります。
そのため
「手間を掛けてもとことん衣装にこだわりたい」なら持ち込み衣装でのご用意が、「手間を掛けずにプロに任せたい」なら提携衣装店での衣装のご用意がオススメです。
またドレスを持ち込む上で特に注意が必要なのが、持ち込み料とドレスの品質・手間の発生の3点です。
次章ではこれらの注意点についても詳しくご説明いたします。
3ドレスを持ち込む際の要注意点は3つ!料金・品質・手間がかかるという点に注意しよう
1 見落としがちな持ち込み料に注意
ドレスを持ち込む際にほとんどの式場で追加でかかってくるのが「持ち込み料」になります。
一般的にドレスの価格には「式場側の利益」や「広告費」など、様々な上乗せ費用が含まれているため
その金額分を持ち込み料として回収する必要があります。
1 持ち込み料の価格相場は2万~10万円
持ち込み料の相場は式場により異なりますが、ドレス1着に付き平均2万~10万円になります。
そのため、例えばせっかく本来10万円の格安中古ドレスを5万円で用意しても後から式場に追加で持ち込み料がかかると言われ、結局総額15万円と本来の価格より高くなってしまう場合があるということになります。
せっかく安く用意しても、持ち込み料金で高くなってしまっては意味がないですよね。
持ち込み料を回避してドレスを持ち込む方法についても見ていきましょう。
2 持ち込み料の回避方法3選
持ち込み料を回避する方法は全部で3通りがあります。
①持ち込み料がかからないプロデュース会社を利用して式場を決める
②式場に交渉する
③衣装店に交渉する
①持ち込み料がかからないプロデュース会社を利用して式場を決める
プロデュース会社のほとんどは、持ち込み料をかけずに持ち込むことが可能です。
そもそもプロデュース会社とは、新郎新婦の2人と式場の間に入り最適な提案をしてくれます。
そのためプロデュース会社が式場に交渉し、持ち込み料を掛けないという約束を特別にしてもらっています。もし式場を探しはこれからという場合は、プロデュース会社を利用して式場を探してみましょう。
②式場に交渉する
式場と契約を交わす前に、持ち込み料について確認し相談してみましょう。
持ち込み料金を値下げしてもらえる場合や、フェアを利用して持ち込み料相当分のキャンペーンを適用してもらえる場合もあります。
ただし契約後では交渉はかなり難しくなってくるので、必ず契約前に交渉するようにしましょう。
③衣装店に交渉する
式場との交渉が難しい場合は、衣装店にも交渉してみましょう。
場合によっては衣装店側が持ち込み料を負担してくれる場合があります。
▼持ち込みに関してはこちらの記事に詳しく掲載しております。
2 費用だけでなくドレスの品質にも注意
ドレスを持ち込む場合は、ドレスの品質にも気をつけましょう
。
格安ドレスや中古のドレスの中には、ペラペラな素材の品質の悪いドレスもあります。
特にweb上で画像だけを見て購入する場合、当日届いたものを見てみると とても結婚式で着られるようなクオリティのものではなかった…といったケースもあります。
素敵な式場に美味しいお料理…と結婚式ならではの高クオリティな中で、普段着のような質の低いドレスを選んでしまうととても残念になってしまいますよね。
ドレスを選ぶ時は出来るだけ実物を見て決めるようにしましょう。
3 搬入・搬出の手間がかかるので注意
ドレスを持ち込み手配する場合は、提携先衣装店のドレスを利用する場合よりもお2人が確認する必要があるため手間が発生します。
なぜなら、式場にドレスを納品するための手配方法や、回収方法など自分で段取りを組む必要があるからです。
そのため、思っていたよりも自分で動く必要があって手間がかかるということにもなりかねないので、はじめにどんな手順で段取りを組むのかも確認しておきましょう。
次章ではドレスの持ち込み方法をステップに分けて詳しく説明します。
4ドレスを持ち込むための11ステップ
ドレスを持ち込む段取りはどう組めば良いの?
この章のステップに沿って準備を進めていただければ誰でも段取りが組めます!
11ステップは以下の通りです。
それでは、さっそくステップごとに準備方法を確認していきましょう。
1 式場にドレスの持ち込み可否を確認しよう
まずは式場に、ドレスの持ち込みが可能かどうかを確認してみましょう。
式場によってはそもそもドレスの持ち込みが出来ない場合もあります。
そのため、まずは持ち込みができるのかどうかから確認しておきましょう。
2 持ち込む衣装を決めよう
持ち込み出来るかの確認が取れたら、持ち込む衣装のタイプを決めましょう。
3 持ち込み衣装の用意方法を決めよう
用意方法によって、予算の幅も大きく異なってきます。
下記に記載した図表を参考に、予算に合わせて用意方法を選んでいきましょう。
4 自分が挙げる式場・披露宴の雰囲気が分かる写真を用意しよう
衣装点にドレスを見に行く前に、式場や披露宴会場の雰囲気や規模感などが分かる写真を用意しましょう。
衣装店のスタイリストさんに雰囲気を伝えておけば、雰囲気に合う衣装をご提案してくれます。
5 必要な小物が全て揃っているかチェックしよう
ドレスを持ち込む場合に、準備を忘れやすいのが小物です。
下記にチェックリストを用意しましたので、リストを活用しながら必要なものが全て揃っているか確認していきましょう。
6 衣装店に、ドレスを式場に配送出来るか確認しよう
衣装店で用意した衣装を持ち込む場合は、衣装店にて配送の対応が可能かどうかも確認しておきましょう。
衣装店にて配送してもらえない場合は、配送手配も自分で行う必要があります。
7 衣装店に衣装の返却方法を確認しよう
衣装店で衣装を用意している場合は、挙式後の返却方法も確認しておきましょう。
衣装店によってはクリーニングをしてから返却する必要がある場合や返却日はいつまでと制限がある場合もあります。
挙式終わりにに慌てないように、事前に確認しておきましょう。
8 式場に搬入・搬出方法を確認しよう
持ち込みする衣装と衣装店が決まったら、式場へ搬入・搬出する方法も確認しましょう。
衣装店にて配送手配をしてもらえる場合は、確認した方法の共有が必要です。
下記に確認して頂きたいポイントは下記の3つです。
②場所
③元払い発送/発払い発送
9 ドレスに汚れや傷などがないかを細かくチェックしよう
衣装を式場に送る前に、傷や汚れなどの最終チェックを細かく行ないましょう。
挙式前に自分で確認ができる最後のタイミングが配送時になります。
ぜひ下記のチェックポイントリストを活用してみてください。
10 配送手配をするために必要なものを準備しよう
自分で配送手配が必要な場合は、まず配送準備に必要な物を揃えることから始めましょう。
配送準備に必要なものは下記になります。
11 配送伝票に下記の詳細を必ず記載しよう
配送伝票には宛名に加えて、必ず挙式日/御両家名/中身も記載しましょう。
式場には常にたくさんのお客様からの荷物が届きます。
担当プランナーにすぐに到着確認をしてもらうために、すぐに誰の荷物なのかを分かるようにする必要があります。問題なければダンボールにも同じ内容を記載しておくと、より丁寧です。
5 式場も衣装も妥協したくない!という夢を叶えます
ここまで読んで頂き、いかがでしたでしょうか?
「ドレスは持ち込みたいけど、こんなに手間がかかるのか…。」と正直感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それでも結婚式は一生に一度。
手間や費用のためにドレスを妥協するのは心苦しいですし、何よりも後悔が残ってしまいます。
zero weddingでは結婚式でご提案する全てのアイテムを「原価」でご提供するため
持ち込みという考え方そのものが無く、提携先にとらわれない無限大の提案をしております。
そのため「本当は期待ドレスがあるけれど、提携衣装店にない…。」
「自分で用意したドレスを着ようとしたら、持ち込み料がかかった…。」という心配の必要もなくなります。
詳しくはこちらのサイトよりチェックしてください。
6 まとめ
いかがでしたでしょうか?
ぜひ心から気に入った運命の1着で素敵な1日をお過ごしください。
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