「結婚式費用の後払いはできるの?」
「結婚式費用の支払い方法ってどんなパターンがあるの?」
「やっぱり貯金がないと結婚式を挙げられないの?」
結婚式費用の支払いは、前払いが一般的。
そのため、「貯金がないので後払いできる会場を教えて欲しい」という相談もよく受けます。
また、契約時には貯金内で収まる見積もりだったけど、打ち合わせを重ねるごとに見積もりが上がり、最終の支払い金額に不安を抱いているカップルも少なくありません。
できれば式場を決定する前に支払い方法が明確になり、その上で気に入った会場で結婚式を挙げたいですよね。
そこでこの記事では、婚礼業界で10年以上働き続け 過去300組以上の結婚式プロデュースを担当してきた元プランナーが、「支払いの基礎知識」から「後払いの式場探しの手順」まで伝授いたします。
私はこれまで200以上の式場担当者と、提携会場開拓の為に交渉を重ねてきました。
その為、式場が前払いにこだわる理由も深く理解していますし、だからこそ後払いにしてもらう為の有効な交渉方法も知っているのです。
今回はそんな私が、「支払いの基礎知識」や「後払いの式場探しの手順」の他にも「後払いのメリット・デメリット」、「 後払いNGの式場への交渉ポイント」まで伝授いたします。
結婚式費用の前払いにより、結婚式を挙げたくても挙げれないカップルを少しでも無くしていきたい。
この記事を読んで、自分にピッタリの式場で支払いに不安なく当日を迎えていただければ幸いです。
1 式場決定前に知っておきたい結婚式費用「後払い」の基礎知識
まずはじめに、「支払いの基礎知識」から確認していきましょう。
この章では、「3パターンの支払いタイミング」についての解説に加えて、「先輩カップルの支払いタイミング」のデータを紹介いたします。
1-1 まずは「後払い」「当日払い」「前払い」の3パターンを把握しよう
まずは、支払いタイミングのパターンを把握しておきましょう。
支払いに関する不安は、支払いタイミングがわからないことが理由です。
タイミングがわかれば、自分たちに合った支払い方法を判断できるようになります。
支払いタイミングのパターン
パターン1. 後払い
結婚式の翌日以降に支払いを行う(支払期日は会場により異なる)
パターン2. 当日払い
結婚式当日の閉宴後に支払いを行う
パターン3. 前払い
結婚式当日の数週間前までに、最終見積りの金額を全額支払う
その他にも「結婚式前に総費用の一部を支払うパターン」等もあります。
(例:結婚式当日の数か月前までに半額を支払い、結婚式後に半額を支払う)
【支払におけるプロデューサーからのアドバイス】
①契約金
契約時には契約金を支払うことが一般的です。「後払い」が可能な式場でも「契約金」が発生してくるため、5~20万円程度事前に資金を用意しておく必要があります。(契約金は総額に充当されますので、契約金を差し引いた金額を「前払い」「後払い」「当日払い」で精算します)
②当日追加で発生した料金
「前払い」の場合でも当日追加で発生した料金は、当日又は後日に支払うことになります。ゲストの着付け、プラン外の追加ドリンク、追加機材など、追加料金が発生する可能性があることを認識しておきましょう。
1-2 結婚式費用は後払いが2.5割
続いては、実際に「先輩カップルが支払ったタイミング」についてのデータを見ていきましょう。
(出典:https://www.mwed.jp/articles/12219/)
アンケートの結果、約7割の新郎新婦が「前払い」という結果でした。
残り3割の内訳としては、「後払い」という方が多く、「当日払い」は一番少ない結果となりました。
前払いが主流な理由は、そもそも「当日払い」や「後払い」ができる式場が少ないことが要因です。
式場側からすると、”結婚式を行なった後に、やっぱり払えませんでした…” というリスクは出来る限り減らしたい。その為、前払いという支払方法しか選択できない会場が多いのです。
「後払い」または「当日払い」を希望する場合は、契約前に必ず式場に「支払いタイミングのパターン」を確認しておきましょう。
2 結婚式費用「後払い」のメリット・デメリット
続いては、支払いパターンごとのメリット・デメリットを比較してみましょう。
2-1 後払いのメリット・デメリット
メリット① ご祝儀で後払いができる
自己資金に余裕がない場合でも、全額事前に用意する必要がなく、ゲストからいただいたご祝儀で支払えることが最大のメリット。ご祝儀を確認した後あらためて支払いを行うことができるため、気持ち的にも安心です。また、支払いまでの時間が前払いよりも少しは長いため、ゆとりのある資金調達が可能です。
メリット② 予算を上げて式場や演出、衣装などを選べる
後払いができることで資金に余裕ができるので、希望の式場での結婚式が叶えられたり、演出や衣装のランクアップなど選択肢が増やせます。
デメリット①ご祝儀額の心配をしなくてはいけない
ご祝儀額の心配をしなくてはいけない予想していたよりもご祝儀の額が少なくて支払わなければならない金額に満たないことがあり得ます。予想よりもご祝儀が少なかった場合、支払い日までに急いで資金調達を行わなければいけません。また、期日までに払えなかった場合には、式場とトラブルに発展することもあります。
デメリット② 希望の式場が選べない可能性がある
一般的には前払いなため、希望の式場が後払い不可であれば、選べる式場の選択肢が狭まります。
2-2 当日払いのメリット・デメリット
メリット① ご祝儀で当日払いができる
自己資金に余裕がない場合でも、事前に全額を用事する必要がなく、当日ゲストからいただいたご祝儀で支払えることが最大のメリット。ご家族の支援や貯金がない方にとっては、まさにありがたい精算方法です。
メリット② 予算を上げて式場や演出、衣装などを選べる
ご祝儀をいただいた後に精算ができるので資金に余裕ができ、希望の式場での結婚式が叶えられたり、演出や衣装のランクアップなど選択肢が増やせます。
デメリット① ご祝儀額の心配をしなくてはいけない
予想していたよりもご祝儀の額が少なくて、支払わなければならない金額に満たないことがあり得ます。人によってはご祝儀の金額が気になり、肝心の結婚式に集中できず楽しめないこともあるかもしれません。また、事前の祝儀シミュレーションの結果によっては、予想よりもご祝儀が集まらないことが発覚し、最悪のことを想定して ある程度まとまった金額を自分たちで用意することになる場合もあります。
デメリット② 希望の式場が選べない可能性がある
一般的には前払いなため、希望の式場が当日払い不可であれば選べる式場の選択肢が狭まります。
デメリット③ すぐにご祝儀袋を開けなくてはならない
披露宴後にその場でご祝儀を開封して精算することになるので、多少現実に引き戻される感じがあります。また、二次会がある場合はスケジュールに余裕をもっておく必要があります。
2-3 前払いのメリット・デメリット
メリット① 安心して当日を迎えられる
当日払いや後払いの場合は、精算金額が足りるか心配したり、披露宴終了後にご祝儀を開封することで多少現実に引き戻される感じがあります。一方、前払いの場合はそういった手間や心理的負担はありませんので、当日は思う存分に結婚式を楽しみ余韻にひたることができます。
デメリット① 事前に大金を用意しなくてはならない
あらかじめ費用の全額を用意しておかなければなりません。
デメリット② 当日追加の支払いが発生する
「前払い」の場合でも当日追加で発生した料金は、”当日” 又は “後日” 支払わなければなりません。
【まとめ】
後払いは自己資金に余裕がある・ない関わらず、ゲストから頂いたご祝儀を結婚式費用に充てて支払うことができるため、自分たちにはムリだと思っていたような内容の結婚式を挙げられることが最大のメリットです。
「後払い」はこんなおふたりにオススメ!
・おめでた婚
・新生活に予算をかけたい
・費用に余裕を持って結婚式を挙げたい
3 後払いNGの式場も、プロデュース会社を通すことで後払いができる
後払いに対応している結婚式場はまだまだ少ないのが現状です。
ここまでお読みいただいた方の中には、「どうしても気に入った会場があるけど、前払いしかできない場合 諦めるしかないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
安心してください、諦めるのはまだ早いです。
後払いNGの式場も、プロデュース会社を通すことで後払いができるケースがあるんです。
後払い可能なプロデュース会社の中には、お二人が希望されている式場と提携している場合があります。
その場合は、プロデュース会社を通すことで後払いができるようになります。
何故こんなことが可能になるかというと、プロデュース会社がお二人の代わりに会場へ費用を前払いしているからです。プロデュース会社が支払い回収リスクをとることで、式場側のリスクがなくなるのであれば問題ないという考え方です。
また、プロデュース会社では支払い方法以外にも「持ち込みが無料」だったりと費用的に嬉しいポイントがある場合も多く、金銭的にはメリットが多いと言えます。
後払い表示の注意事項
プロデュース会社によっては「当日払い」を「後払い」と表示しているケースが多々あります。
(1章1-1で「当日払い」と「後払い」の違い、2章で【後払いのメリット・デメリット】を参照ください)
私のオススメの後払いのプロデュース会社は【zero wedding】です。
point1 完全後払い制
結婚式の過程も当日も、費用の不安を一切感じることなく大切な一日に胸を膨らませてほしい。
そんな想いから後日精算を可能に。
point2 原価開示システム
価格最適化の本質は、中間マージンを排除した原価開示。
本質を追求し、原価開示システムを導入。
point3 コンセプト提案
結婚式の本質を問い、カタチにとらわれないコンセプト提案。
後払い可能なのは勿論ですが、原価開示されているため、高品質且つ適正価格。
中間マージンが排除されている為、初回見積もりから大幅な費用UPを防ぐことができます。
また、貯蓄やご祝儀、お車代まで含む総予算にコミット最適な予算設計から提案してもらえます。
後払い且つ費用に安心したいなら【zero wedding】で式場探しをしてみましょう。
4 後払いができる式場の探し方3つを伝授
この章では、ご祝儀払い可能な結婚式場の探し方をご紹介します。
4-1 気になる式場へ直接問い合わせる
4-2 式場紹介サイトで検索
4-3 式場紹介デスクを利用
式場見学前に確認しておくことで、契約後に「後払いができない!」といったことを防止できます。
それでは順に見ていきましょう。
4-1 気になる式場へ直接問い合わせる
気になる式場がある場合は、メールや電話で支払い方法について問い合わせてみることができます。
ただし候補のすべての式場に連絡をする必要がありますから、問い合わせる手間や時間がかかってしまう方法です。
気になる式場が多い方は以下の2つの方法で効率的に探すことをオススメします。
4-2 式場紹介サイトで検索
多くの式場の中から自分にあった式場を効率よく探すためには、結婚式サイトを利用するのがオススメです。
通勤時間やお昼休みなどの隙間時間を使って、希望エリアをクリックするだけで、後払いに対応している結婚式場が簡単にピックアップできます。
・ハナユメ
・ウェディングパーク
・みんなのウェディング
・ゼクシィ
【注意】
・サイトによっては、「後払い」「当日払い」が一緒になっているケースもあります。式場見学の際に、「後払い」か「当日払い」か確認しましょう。
・条件で絞り込んではみたものの、多すぎて結局どれにしたらいいかわからない場合は、更に条件を絞るか 無料のサポートサービスを利用して結婚式のプロに相談してみましょう。
4-3 式場紹介デスクを利用
式場紹介デスクとは、第三者機関であるプロに相談することで、「結婚式のこと」や「式場探し」から自分たちにピッタリの式場を教えてくれます。
また、ブライダルフェアや見学会の日程調整、予約、キャンセル、お断り代行もお願いできます。
・ハナユメウェディングデスク
・ゼクシィ相談カウンター
・マイナビウェディングサロン
【注意】
・結婚式相談カウンターに行くと、約1時間30分~2時間はかかりますので、スケジュールにゆとりがある時に相談しましょう。
・詳しい見積もりは式場でしか貰えません。
・デスクによっては、割引やキャンペーン対象外になることもあります。
5 後払いNGの式場で結婚式を挙げる為の交渉のコツを大公開
理想の結婚式場を見つけたものの、後払いNGで申し込めない場合もあるでしょう。
この章では、そんな時に役立つ4つの交渉テクニックをご紹介します。
5-1 契約前に「後払いなら契約する」と意思を伝えましょう
5-2 一部前払いが可能か確認しましょう
5-3 クレジットカード払いが可能か確認しましょう
5-4 ブライダルローン払いが可能か確認しましょう
さっそく見ていきましょう。
5-1 契約前に「後払いなら契約する」と意思を伝えましょう
後払いNGの式場でも、交渉によっては後払いOKとなるケースもあります。契約する前に、後払いを対応してもらえるかを式場に相談してみましょう。
また、その際は「後払いに対応してもらえるなら、今すぐにでも契約したい」と伝え、式場側が後払いでも安心できるように以下の提案も併せて行うとよいでしょう。
提案1. 後払いの支払い期日を明確に提案する
提案2. 署名捺印をした文書を作成し、後払いを確約する証拠を残す
提案3. 保証人を立てる
5-2 一部前払いが可能か確認しましょう
全額の前払いが難しい場合に一部の費用を前払いにして、残額を後払いにする方法です。
一部でも費用を先に支払うことで、式場側も後払いよりリスクを軽減できるため、交渉のハードルは低くなります。
わずかでも貯金がある場合は、一部前払いで相談してみましょう。
【注意】
後述しますが、後払いでも結婚式当日迄に支払いが必要な項目もあります。いくらまでなら一部前払いが可能かは計画を立てて伝えるようにしましょう。
5-3 クレジットカード払いが可能か確認しましょう
クレジットカード払いは、カード会社から費用が支払われるので式場側としても未収金となるリスクを回避できて安心です。その為クレジットカード払いを対応しているところは多いです。
お二人としても翌月の引き落とし日までにお金を用意すればいいので、ご祝儀を返済に充てることもでき安心です。また、ポイントやマイルがたまるのも魅力的ですね。
【注意】
・分割払いやボーナス払い、リボ払いの場合、手数料や当面の資金状況を考えて、自分に合った方法を選びましょう。
・高額な支払いとなるため、事前にカード会社に連絡をして「限度額」をあげてもらうか、あるいは複数のカードで支払うなど対策が必要です。
5-4 ブライダルローン払いが可能か確認しましょう
式場によってはブライダルローン払いも対応しているところがあります。
ブライダルローンとは一言で言うと、「結婚のためにお金を借りられるサービス」のこと。
挙式・披露宴、婚礼衣装、結婚指輪、新婚旅行、家具・家電、住宅の入居など、使いみちを結婚資金に限定しているため、低い金利で借りられるのが特徴です。
ブライダルローンを提供しているのは、銀行やクレジットカードやローンを取り扱っている「信販会社」などです。実際に使った人は2%と少ないようですが、一般的なカードローンに比べれば金利が低めで、高額でも利用しやすいのは魅力的です。
【注意】
・ブライダルローンを利用するなら、審査のために「必要書類」を揃える時間も考えて、申し込みは早めに行いましょう。
・所得が不安定な場合は審査が通りにくいです。
・毎月返済ができる範囲ないなのか、無理のない返済計画をふたりで話し合っておきましょう。
6 プロが説く後払いの落とし穴3つの対策を伝授
ここでは、3つの落とし穴と対策を解説していきます。
落とし穴1 予想よりご祝儀が少ない
落とし穴2 後払いだからと油断し予算オーバー
落とし穴3 後払いだけど結婚式当日迄に支払いや現金の準備が発生
実際にあったケースや具体例などを基に対策を講じて、後悔のない結婚式準備を進めましょう。
落とし穴1 予想よりご祝儀が少ない
ご祝儀を開けてみると「予想より少なかった」といったこともよくあります。
よくあるケースとしては、以下の3つです。
1. 親族のご祝儀が少なかった
2. ご祝儀一人2万、1万円がいた
3. 若い夫婦や子供の参加が多かった
支払い時点で慌てないように、リアル又は少なめにご祝儀のシュミュレーションをしておきましょう。
対策1 家族に確認して算出
(実際にあったケース)
・親族は一律1家族5万円で統一されていた
・親兄弟からご祝儀がもらえなかった
プロデューサーからのアドバイス
家や地域によってご祝儀のルールはさまざまです。
家族に「親族同士で決まりはあるのか?」「兄弟姉妹の結婚式ではいくらもらったのか?」「従兄弟姉妹にはいくら包んだのか?」を確認した上でシュミュレーションすることで、親族からもらえるご祝儀をリアルに予測ができます。
但し、親族同士ルールが決まっていないケースもありますので、その場合は次の「1人あたり3万円で算出」や「少なめに算出」でシュミュレーションをしてみましょう。
対策2 1人あたり3万円で算出
(実際にあったケース)
・自分はご祝儀3万円包んでいたけど、友人のご祝儀がまさかの1万円や2万円だった
・上司からの祝儀が一律3万円だった
プロデューサーからのアドバイス
上司や親族からのご祝儀相場は3万円よりも少し高めですが、ざっくり結婚式の予算を立てるには「ゲスト数×3万円程度」で考えておくと安心です。
上司からの祝儀は会社で決まりがある場合も多いので、結婚式を既に挙げた同僚がいる場合は聞いてみるとよいでしょう。
対策3 少なめに算出
(実際にあったケース)
・1家族10万円で予測したが、成長期の子供がいる家庭の場合、頂くご祝儀よりも費用が高くついた
・若い夫婦の参加が多かったので、ご祝儀額が想像よりも低かった
プロデューサーからのアドバイス
若い夫婦は夫婦で5万円、子供や学生などは1万円にも満たない可能性があると考えて、「ゲスト人数×3万円×80%~90%」で少なめに算出しておくと安心です。
▼自己負担金の計算方法はコチラ
「結婚式の総額」-「ご祝儀+親からの援助」=「自己負担金」
ご祝儀のシミュレート方法は下記の記事も参考にしてください。
【これでばっちり!ご祝儀払の4つのステップ】
落とし穴2 後払いだからと油断し予算オーバー
後払いの場合、費用に対して油断しランクアップや追加をしてしまいがちです。
以下、ランクアップ率が高いアイテムを把握して、予算オーバーにならないように気をつけましょう。
(出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2020 https://zexy.net/article/app002102023/)
対策1 【料理】メインを含めた、1、2品だけをグレードアップする
(具体例)
・料理のコースを1ランク上げたら、料金が大幅にUPしてしまった
(料理のランクアップは「単価の差額 ✕ 人数分」になるので、料金が大幅に変わります)
プロデューサーからのアドバイス
コース全体をランクアップするよりも1、2品だけをグレードアップした方が、費用を抑えられます。特に「メイン」は料理の印象を左右する大事な部分。これだけでもゲストからの評価は大きく変わります。できれば、試食をして確認しましょう。
式場によっては、料金アップ額がプランナーの営業成績となっているケースもあります。プランナーから「料理は大切ですよ」と言われるとついコース全体をランクアップしがちなので気をつけましょう。
対策2 【衣装】ドレスは外部から持ち込む
(具体例)
・プラン内で選べるドレスの種類が少ない
・ブライダルインナーやアクセサリーなどの小物は別料金
・着替えなどを手伝ってくれるスタッフさんへの料金、保証料金などが別途必要
プロデューサーからのアドバイス
同じクオリティでも、ドレスは外部から持ち込んだほうが「持ち込み料」を含んでも安いケースがあります。なぜなら、式場は提携しているショップから、いわゆる中間マージンというものを受け取っている為、アイテムそのものの品質で値段が決まっているわけではないのです。
但し、持込みOKにすることで式場の利益が少なくなるため、持ち込み禁止の規制をかける式場も多いです。持ち込みを検討する場合は注意しましょう。
▼ドレスの持ち込みに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
対策3 【写真・ビデオ】データのみ購入する
(具体例)
・撮影とアルバムをセットで購入したら20万円もかかった
・アルバムは自作できるのでデータのみの購入にしておけばよかった
プロデューサーからのアドバイス
アルバムを発注するのは当たり前とされていますが、本当に必要か検討しましょう。データのみであれば5〜10万円程度で購入できる場合が多く、アルバム代を浮かせることができます。式場でアルバムを作ると平均10~30万円位ですが、自作すれば1万円程度で同じくらい綺麗なアルバムを作れます。
対策4 【会場装花・装飾】花の種類 や 花器、飾りつけでアレンジする
(具体例)
・「ボリュームが少ないと淋しいですよ」と言われランクアップすると、値段が一気に上がった
プロデューサーからのアドバイス
会場内を華やかにするためにお花のボリュームアップが一番簡単ですが、花の種類や花器を変えてみたり飾りつけを工夫することで費用を抑えて華やかに変えることができます。詳しくは、以下も参考にしてみてください。
■「花の種類」を工夫する
・季節の花や、1年を通じて手に入りやすい花を使用する
・インパクトのある花を使用する
・ボリュームの出やすいグリーンを積極的に使用する
金額が高くなる最大の原因は花の種類。季節外れの花を使う場合は、価格が通常の2~5倍になることもあります。一方”季節の花” や “1年を通じて手に入りやすい花” は、価格も安定しているため費用を抑えられるのでオススメです。
また、バラやカサブランカなど、一輪でも存在感のあるような花を使用する場合やボリュームアップにグリーンを使うことで、華やかさをキープしながら費用を抑えることができます。グリーンは種類が豊富なので、アレンジ次第でナチュラルにもスタイリッシュにも仕上がりますよ。
■「花器」を工夫する
花を生ける花器を工夫すると、花のボリュームが少なくても存在感のある装花に仕上がります。
▼花器に水を入れ、花やキャンドルを生ける
▼花びらを散らせ華やかさを演出
▼小さめの花器を5個程度に小分けで花を生ける
▼花器に水をたっぷり注ぎ、花や花びらを入れる
▼さらに花を持ち込みにすることでバリエーションが広がります。
■「飾りつけ」をアレンジする
お花以外の小物を取り入れることで、華やかにまたオリジナリティを演出することができます。
ゲストの目につくゲストテーブルや高砂以外は必要最低限にしメリハリをつけることで、費用を節約でき かつ ゲストに良い印象を残せますよ。
▼秋らしいアイテム小物を使用
▼海をテーマに貝殻等を使用
対策5 【ドリンク】ウェルカムドリンクは必ず必要ではない
(具体例)
・受付~挙式開始までの時間がほとんどなかったので、ウェルカムドリンク代がもったいなかった
・お酒を飲まない人が多かったのに、プランにお酒が入っていてもったいなかった
プロデューサーからのアドバイス
披露宴が始まるまでの待ち時間に飲んでもらう「ウェルカムドリンク」は、暑い夏には特に喜ばれますが、必ず必要なわけではありません。待ち時間が短い場合も必要ないでしょう。
また、日本酒や焼酎等 一部のゲストしかお酒を飲まれない物は、式場外部で手配したものを「持ち込む」という選択肢もあります。例えば地元の銘酒を用意するとゲストにも喜んでもらえるでしょう。但し、飲み物の持ち込みができるかどうかは式場によって違うので、必ず事前に確認しましょう。
落とし穴3 後払いだけど結婚式当日迄に支払いや現金の準備が発生
後払いとはいえ、結婚式に関わる全てが後払いではありません。
後払いが可能になるのは、見積もりに記載されている項目のみが対象となります。
それ以外に必要なアイテム等は、ご祝儀をもらう前に支払いを求められる為、支払い時期を確認し計画的に準備を進めましょう。
以下に、時系列で必要になるであろう項目を表にまとめました。よろしければ印刷してチェックリストとして使用してください。
7 まとめ
結婚式の後払いのご不安は解消できましたでしょうか?
今回お伝えした結婚式の後払いのポイントをまとめると…
・後払い可能なプロデュース会社から式場探しをする
・後払いは見積もり書に記載されている項目のみ、その他はご祝儀をもらう前に支払いが必要
この記事を読んでいただき、自分にピッタリの式場で支払いに不安なく後悔することのない結婚式を迎えていただけると幸いです。
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