新郎新婦さまが大切な人と想いに
向き合うきっかけを、僕が提供する
結婚式は自分自身や大切な人と向き合うきっかけだと考えています。
僕自身が結婚式を挙げることを想像した時、真っ先に頭に浮かんだのは家族の姿でした。
これまで家族と共に歩んできた25年間。
楽しくて嬉しいこともあれば、悲しくてつらいと感じたこともたくさんありました。
その全ての感情を家族という運命共同体で、共有しながら歩んできたと考えています。
だから「家族」というコミュニティの始まりには「どんな家族で在りたいのか」という
強い想いが必要だと思うのです。
「結婚する」ということは大きな決断と責任がともなうもの。
これまで歩んできた人生を振り返り、この先の人生をどう歩んでいきたいのかを
考え共有することで、家族になる覚悟が出来るのではないかと思います。
僕は、結婚式という「きっかけ」を通して、新郎新婦さまに
自分自身や大切な人と向き合い素直な想いを伝える時間を届けます。
自分の過去と向き合ったからこそ
人と人生を共有する覚悟ができた。
僕自身が人と人生を共有する覚悟を持った経験は、就職活動のとき。
自分の人生を振り返り、自分がこれまで目を背けてきた暗い過去と向き合うということを経験しました。
なぜ目を背けてきたのか、その時どのような感情だったのか。
自分でも気づいてなかった気持ちがありました。
「自分の在りたい姿」がどんな姿で、何を成し遂げたいのか。
これから先ともに人生をすごす仲間たちに、自分の過去の経験や想いを表明しました。
僕はそのとき初めて、本当の意味でメンバーと人生を共有する「覚悟」を持てたと考えています。
そしてその覚悟を持てたから、今も自分の弱い部分さえさらけ出すことができ、相手へもまっすぐに想いを伝えることが出来ています。
僕は、結婚式も同じだと思っています。
自分の人生を振り返り、これから先どんな家族をつくっていきたいか。
その意思を大切なゲストへ表明する場であると思います。
だから僕は、結婚式というきっかけを通してこれまで向き合ってこなかったご自身や相手と向き合い、素直な気持ちを伝える場をご提供したいです。
そのために今日も、新郎新婦さまに「どんな想いを誰に伝えたいですか?」という問いかけをし続けます。
「料理を提供しない結婚式」その決断を応援したかった
僕には忘れられないお客様との思い出があります。
コロナ禍でのご結婚式を担当させていただいた、新郎新婦さまの結婚式です。
二年くらい前から結婚式の準備を進めてきたなか、2020年にはコロナ感染症が流行し、結婚式をやむを得なく諦めた新郎新婦さまも多かったかと思います。
当時、僕が担当していた新郎新婦のおふたりからも「結婚式は挙げたいけれど、もう諦めようと思っているんです。」という悩みをご相談いただきました。
率直な想いを伺ったとき、とても胸が締め付けられるような想いになり「本当におふたりにとって結婚式を諦めることが最適なんだろうか」と何か打開策がないかを考えました。
その結果「披露宴のお料理は絶対に食べていただく必要がありますか?」という問いにたどり着きました。
おふたりが結婚式で叶えたかったのは、おふたりが出会うきっかけとなった大学時代の友人たちへ「感謝の想いを伝え、一緒に遊ぶ時間」をもつことでした。
この想いを叶えるために必要なことは、結婚式のお料理ではなく「想いを伝える時間」だと考え、
その場で料理をご提供しない2時間30分のご披露宴と、お弁当というかたちで料理をプレゼントすることにしました。
当時にしてみれば、料理を出さないご披露宴は突拍子もない提案で、はじめはおふたりもかなり驚かれていました。
また僕にとっても初めての試み。本当に出来るかどうかは僕を含め誰一人分からない状況でした。
それでもこの決断をし、ご提案出来たのは「おふたりにとって結婚式で叶えたかったことは何なのか」という本質を突き詰めて考え続けたから。「結婚式は料理を出すもの」という既成概念を取り払い、本当におふたりにとって最適な選択を考えたからこそ叶った特別な一日でした。
隠れた想いを大切な人へ届けるため
想いをかたちに創造する場をつくります。
僕は「目に見えない想いを形に表現した、一生に残る写真」をご提供したいと考えています。
「理想の家族像」や「想い」というのは、目に見えないものだからこそ見失いやすいものなのではないかと考えています。だから僕は、その見えない想いを「形」に表現することで、いつまでも心の真髄に残るようなものとしてご提供したい。
結婚式は人生を振り返る大切な機会だと思います。
自分の人生を振り返るからこそ、気づくことが出来る「本音」や「なりたい姿」があると考えています。
だからこそ結婚式という機会を通しておふたりの想いを引き出し、その想いを写真という形に表現していきたい。
これからおふたりが築いていきたい「家族の姿」をお聞かせください。